懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

懐かしい物 消えた集落

2018年03月13日 | 懐かしい物
撮影場所 岡山県津山市加茂町

かってこの集落全体には300人が暮していた。
昭和30年代には集落の人口もピークであったと思う。
高度成長期になり田舎から工場地帯や都会に人が移動した。
人手不足を田舎の若者が補なった。

次男三男は田舎の収入では限界があった。
車や家を持てる生活を求めて都会に移動した。

そのうち年収の高い都市部の生活を求めて長男も都市部に流出した。
田舎に子供が消えた。
それから20年高齢者だけになり高齢者も一人二人と亡くなっていく。
集落に空き家が増え茅葺きは痛み解体される。

今は茅葺き民家は更地になりそこには雑草が生え人々の暮らしの痕跡も残っていない。

こんな時間の流れを人の暮しのあった時代から40年間は撮り続ければ立派なドキュメントになっていた。悲しいかな私は25年間しか撮っていない。