懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

昭和の遺物たち 古い店 その2

2016年05月04日 | 昭和の遺物たち写真展
倉敷市下津井の古い民家の店屋
なまこ壁、漆喰に本瓦の重厚な民家である。
民家で本瓦の地区は大阪から広島の瀬戸内沿岸、四国香川、徳島に限られている。
岡山も南部が中心である。
雪国は雪掻きでずれるのと重さで本瓦は使われなかった。
日用品を扱う店屋だった。
お婆さんが店番にいてアイスキャンディを食べながら昔の話をしてくれた。
蔵にある昔の燭台などを見せてくれた。
引き出しから昔のはがき手紙を見せてくれた。
宛名が備前国下津井で来ていた。字は候文でまるで古文書であった。明治から大正にかけてのはがきがまだ江戸時代とかわらない。
そこで一歩踏み込み昔の道具や古文書を見せてもらい勉強すればもっと違った趣味の展開になっていたと思う。民俗学会などにに入会しておけばいろいろ勉強になったと思う。

店を撮影していたら氷の配達のおっちゃんが通りかかった。
冷蔵庫が家庭に普及したのはいつ頃か写真を撮ったころ昭和48年には家庭にあったと思う。
子供の頃は氷を使った冷蔵庫だった。
この氷は飲み屋か掻き氷に使うちめに配達していたのか
冷蔵庫は必要性が高くクーラーより早かった。3Cのカラーテレビ、クーラー、カーが言われ出したのはこの頃か 通勤電車にクーラーが山手線にはいったのが昭和47年

冷蔵庫のない時代はどこの町にも製氷所があった。冷媒にアンモニアを使っていた。
これがフロンになってから冷蔵庫もクーラーも飛躍的に伸びた。
フロンは炭素、水素、フッ素、臭素の化合物で日本だけの名称です。正式名称からフロンを造語している。
正式名称は化合物により違うがクロロフィルオロカーボンやハイドロクロロカーボンです。
小難しい名前ですかが原料のガスや化合物を並べただけです。クロロは塩素 フィルオロはフッ素化合物、カーボンは炭素