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懐かしい昭和の情景を追って

過去に撮影したネガをフィルムスキャナーで電子化しています。蒸気機関車、古い町並み、茅葺民家を投稿します。

懐かしの蒸気機関車写真展 その49 「走行」 室蘭本線

2013年11月26日 | 懐かしの蒸気機関車写真展
撮影場所  室蘭本線沼ノ端

今回からは走行についてお送りします。
蒸気機関車の走行と言っても色々な風景、季節の中、列車の編成の違いいろんな角度から撮れたと思うが最終作品を考えて撮ったわけでなかった。
走行写真を撮るにしてもいろんなシーンをリストアップしておいてそれに沿って撮影しシナリオを作り上げた方が内容が深いようにおもう。
撮影にしても行きあたりバッタリだったように思う。
もう一度若い頃の、あり時代の人生がやり直せるならいつも反省ばかりだ。

室蘭本線が勇払平原の中を走る。湿地帯で冬には白鳥なとの鳥が飛来する。
初夏には水芭蕉がさく未開の原野を石炭列車が走る。石炭運搬の専用貨物列車である。
1500馬力の蒸気機関車が1500トンの石炭を運搬した。一馬力一トンの荷物を運ぶのは鉄道ならではである。トラックの10倍運べる。摩擦係数の差であろう。
まだ辛うじて炭鉱では石炭の採掘がおこなわれていた。
この沿線には美唄、夕張の炭鉱を有していた。
炭鉱、石炭列車、蒸気機関車、昭和の風景そのものであった。