しばらく前に読んでいてすっかり忘れていたが、読後があまりに爽やかすぎて
残っていなかった。
江戸のベルエポック的な時代、暦の選定競争、和算の成り立ち、囲碁の歴史的背景、
主人公の恋模様等いろいろなものを含ませて楽しく読めるのだが、主人公ののんき
なキャラクターや、表現力なのか文章の単純な流れに邪魔されて、なかなかすんなりと
納得できないところが、少々イライラする。
もう少し一つ一つのエピソードをふくらませていたら、長くはなるだろうが、もう少し
壮大な人物史になり、全体の流れがとぎれなくてよかったのではないだろうか?
ベストセラーだからとすぐに映画化するのも、読者のイメージを固定化してしまう
ので、あまりしてほしくない。
特に文庫化にあたって帯に映画の写真を張るのは、観客動員数や本の売れ行きが上がると思うが、
NGでしょう・・・
まあ色々と知らないことを知ったようなつもりになって、おもしろかったのは事実だけど。
残っていなかった。
江戸のベルエポック的な時代、暦の選定競争、和算の成り立ち、囲碁の歴史的背景、
主人公の恋模様等いろいろなものを含ませて楽しく読めるのだが、主人公ののんき
なキャラクターや、表現力なのか文章の単純な流れに邪魔されて、なかなかすんなりと
納得できないところが、少々イライラする。
もう少し一つ一つのエピソードをふくらませていたら、長くはなるだろうが、もう少し
壮大な人物史になり、全体の流れがとぎれなくてよかったのではないだろうか?
ベストセラーだからとすぐに映画化するのも、読者のイメージを固定化してしまう
ので、あまりしてほしくない。
特に文庫化にあたって帯に映画の写真を張るのは、観客動員数や本の売れ行きが上がると思うが、
NGでしょう・・・
まあ色々と知らないことを知ったようなつもりになって、おもしろかったのは事実だけど。