見晴台学園トピックス

 1990年、学習障害や発達障害の中学生・高校生が学ぶ全国にも珍しい父母立の学園です。

学園親のハナシ 34

2017年06月29日 | 父母の声

   娘は高等部本科2年生になりました。学園に入って2度目の夏がやってきます。

 

 先日、講師の先生が学園まで大きな笹を運んでくださった、とのこと。今年も、七夕の笹飾りが学園の初夏を彩っています。

 学園の生徒一人ひとりが願いごとを短冊に書いて、思い思いに飾り付けるのですが、わが娘の今年の願いごとの一つは……。

 

            「これからも友達と過ごせますように……」

 

 友達…。この言葉は、私たち親子にとって格別の響きをもって聞こえます。

 娘は小学校時代を普通学級で過ごしました。身体が小さく成長がゆっくりな娘にとって、

 クラスメイトはいろんなことを手伝ってくれる優しい存在でしたが、対等な友達、というよりは、

 お姉さん・お兄さん的な位置づけだったように思います。


 中学校は支援学級を選択しましたが、その年度に支援級に入学したのは娘ひとり。

 以後、後輩には恵まれたものの全員男子生徒で、中学生らしい女子トークをかわすことなく3年間が過ぎました。

 なので、学園に入学する際の面接で、友達とのやりとりなど友人関係についての質問があっても、

 正直、具体的なエピソードが思い浮かばず……、 「これから学んでいくことになると思います。」とお答えした記憶があります。

 

  あれから、一年と少し……。

  娘は、七夕飾りの短冊に〝友達″という文字をしっかりと書いています。

 

  学園のみんな、ありがとう。

  みなさんの願いごとが、かないますように……。

 

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