世界の移民政策、移住労働と日本

日本型移民政策とは何か?世界の移民政策に関するニュース、エッセイ、本の紹介など

外国人看護師・介護士: 国家試験と言葉の壁

2008年10月05日 | 日本の移民政策
経済連携協定(EPA)に基づいた看護師・介護士受け入れにあたり、最低賃金と並んで問題視されているのが、「語学力」。インドネシアからの来日組は現在6ヶ月の集中語学トレーニングを積んでいるが、研修の成果はいかがなものか、そしてこれから医療機関や介護機関で働く中で、国家資格に合格するような十分な日本語能力をつけることができるか?

受け入れ機関によっては、通常勤務に加えて、研修や語学トレーニングを提供するところもあるようだ。また就業時間を一定内に留めて、勉強時間を工面する取り計らいをするところもあるらしい。しかし、そうでない場合は、日常の業務に追われ、勉強どころではなくなるのではないか?日常業務で会話能力がついても、試験で問われる日本語での読解能力や論理的思考などは、習得には時間がかかるのではないか?

興味本位から、介護福祉士の試験問題を解いてみた。択一問題形式なのがうれしいところだが、それにしても専門用語を日本語で(しかも漢字で)覚えるだけでも大変だろうと思った。また、どの試験にも共通(世界共通です)「ひっかけ」問題の多いこと。これに翻弄されないためには、日本語を細かいところまで読みこめる能力が必要だ。現在の合格率が40-50%ぐらいというこのテスト、日本語を数年間勉強しただけで、パスできるか?

日本語がご専門の読者の方がいらっしゃいました。この点についてぜひコメントいただければと思います。




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