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アラフは扇動者、教育を知らない

泥人論(どろじんろん)(霊とかの側の話)

2018-05-20 22:02:27 | Weblog
泥人、と書く。 どろじんと読む。 造語である。 造語のつもり。
霊とかそっちの方の概念で、今日の世界、人々が現実だと思っている実社会における人間の多くが、生物学的にはまったく人間なのだが霊的には実は人ではない、といった発想。 危険思想である。 突き詰めて考えると狂人と化す発想であり、突き詰めなくとも「彼らは価値に乏しいのだ」といった考えにつながりかねない代物。

危険思想。 でも泥人。 古典的な単語を使うなら妖怪変化だが「地面から人が生えてくる」という情景を、ファンタジー系ゲームのモンスターなどのイメージでとらえて泥人とした。
「霊的に人ではない」というのはどういうものなのか。 これは「霊的に人である」とはどういうものなのか、とった問いの反対側である。 対偶ってヤツだな。

過去に使ったネタ、出した結論を思い出して並べてみる。
・魂とは「自分のままで居たい」と願い続ける心の事である
・人は意思の束である
・霊には意志と雰囲気の二種類がある
・霊には自己規定があったりなかったりする
 (継続的な霊は自己規定を持つ)
・内省的な自己規定の変化の仕方に自我の有無を見る事が出来る
 (定められた計算を繰り返すロボットには自己規定の変化はなく、またスイッチのオン/オフが切り替わるような自己規定の変化も自我の作用によるものではない。 連続的、継続的でありまったく同じ状態に回帰する事のない自己規定の変化は自我の作用によるものである)

これらが縦糸。 対する横糸は社会に見る、犯罪行為を当然とするまるで妖怪のような人間たち、となる。

考えの起点となったのは、「どうしたら人の社会は戦争にならないか」であり、「戦争へと至る秩序とはどのようなものか」、遡って「秩序と犯罪の関係」、「人は何故犯罪行為をするのか」、犯罪から遡って「法律、ルール構築以前の段階での犯罪様行為」、「迷惑行為全般と悪意の関係」、「悪意の行為を避ける理由と他人の価値」、「他人の価値を量るにあたっての自身の価値」、「自身の価値と照らし合わせての迷惑行為を避ける理由と敢えて為す理由」などなど。
戦争や戦争のような状態、暴力略奪が横行する無秩序な状態の理由として個々人の行動、意思決定に見ていくと、実は「悪い事をする」方が自然であり、富や名声のような直接の利益を理由としたものではなく、他人に自身と同等の価値を見てそれを尊重する事に架空の利益を見出す行動の方が経験的選択的な行動様式なのだとなるのだと。
要するに、「自分に大した価値はなく、他人もまた同様よって盗めるときは盗む」といった、その場その場の好き嫌い思い付きだけで行動を決める、刹那的な人の形をした何かが地面から生えてきていて、それらが今現在の社会の形となっている、というのが泥人説。

さて一歩踏み込もう。
日本だとDQNと在日朝鮮人たちの側が、中国だと農村戸籍の側、韓国だと中国朝鮮族、アメリカの伝統的白人文化圏だとブラックが、アメリカのリベラルだと称する側の文化圏では南部のプア・ホワイトが、イスラエルだと出稼ぎなのかゴロツキなのかよくわからないし近隣アラブ人の側が、ここで言う「泥人たちの側」に該当する。
実際の割合ってどのくらいなんだろうか? 日本の場合で、民主党、古くは社会党あたりを積極支持した層、最近ならフジテレビやインスタバエを刹那的に喜び歓迎する層がそれだ、とすると、少なく見て1割、多く見て3割強。 一方の、「確たる価値あり、よって考え選ぶ」とする側は1割あるかどうか。 とするとその間はどちらでもなくなんとなく雰囲気で生きている層、となる。 他も似たような状況なのかなと考える。

泥人は人になるのだろうか。 理論上は、是である。 生物学的にも社会統計上も人間として扱われているが霊的真実としては人としてあったりなかったりする彼らを「人にする」事は、技術的な話として可能なのだろうか。 そもそも「現実世界を構築する人であるかのように動く人型をした何ものか」全員が「人である」といった状態が実現しうるのだろうか。
まあここら辺は「狂人の領域」だが、実際には神様のリソースの問題であり唯我論とか唯神論の派生であり、哲学的には必ずしも狂人の領域ではなかったりすると。
考えの起点に戻ろう。 「犯罪をする人は何故犯罪をしようとするのか」の理由が「その人が他人の生活継続に価値を見出していないから」である。 泥人論は彼らの表面に、裏返しの無価値さを見ているんだな。 私は彼らは他人を無価値としていると捉え、そんな彼らを私は、被造物として人の内実を伴っていないと見ている、と、そんな話。
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