アンニョン from ソウル~続き

「涙と笑いのソウル生活」のその後

オンドル

2006-11-22 | おもしろ韓国人
朝晩冷え込む日もあれば、そうでない日もあり。良くわからない天気が続いています。11月下旬からは本格的に冬になると聞いていたのに、今年は夏が長かったためか、秋がずれてしまったようです。よって最近になって真っ赤な楓が登場し始めました。

さて、韓国の家に必ずあるもの。それは「オンドル」です。日本で言う床暖房です。昔は台所のかまどで火を焚くと、床下に作られてトンネルを煙が通って、反対側の煙突から出る仕組みになっていたようです。なのでかまどに近い方の部屋は暖かいけど、離れれば離れるほど寒いなんてこともあったと学校の本に出てきました。

では、現代ではどのような仕組みになっているのか?「床にプラスティックや銅でできたパイプを通し、ボイラーを利用して熱湯を循環させる。パイプも一部分だけ敷くのではなく、家全体にくまなく通すので、家のどこにいても暖かい。」と説明されています。私の住んでいる家にももちろんオンドルがあります。床下を通る熱湯の温度を変えることで、部屋の温度を調整します。最高は80度になっています。残念ながら私の住んでいるところは、トイレの床下まではパイプがないみたいで、トイレへ行くとちょっと寒い。。。 

日本に住んでいる韓国人が、家があまりに寒いのでびっくりすると言う話は良く聞きます。オンドルに慣れている韓国人には、家の中が外と同じぐらい寒い日本の家はつらいでしょうね。

朝鮮半島から日本へたくさんのものが伝わったのに、どうしてオンドルのような便利なものが伝わらなかったのか、常々不思議に思っています。

それでは~


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