arteの画面には4/4まで配信と書かれているので、いつまで視聴できるか分かりませんが、
今のところまだarteでルグリ版の海賊の視聴ができています。
ただしジオブロックがかかっているので視聴するにはそれをはずさなければなりませんが。
それで毎日のようにルグリ版海賊を見ては、他の版と比べて見てるのですが
ルグリ版海賊は、とにかく振り付けが難しいです。
第一幕のギュリナーラとランケデムのPDDでは、これでもかと言うくらいリフトが入ります。
見てる方は面白いんですけどダンサーたちはさぞや大変だろうと思います。
あと、パとパの繋ぎが短いので、休む暇がないですね(笑)
ギュリナーラが男性2人に両腕を抱えられて持ち上げられるリフトでも、
ギュリナーラのパが決まったと同時にリフトなので、見ている方はスピード感があります。初演で観たとき、リュドがふわっと浮き上がって、そのまま空に舞い上がって行ってしまうんじゃないかと錯覚を起こしてしまったくらい、素晴らしいシーン。大好きで繰り返し何度も観てしまいます。
あとルグリ版は他の版よりもヴァリアシオンが多いので上演時間が長い。
第3幕のランケデムのヴァリアシオンも私は大好きなのですが、これまた難しそうです。
大技だけでなく、第3幕のオダリスクの細かい足捌きも見応えがあって、
これぞフランスバレエと言う振り付けで、何度も見てしまうんですよね。
派手な動きはないのですが、監督らしい振り付けだなあと思います。
ルグリ版の海賊を見れば、古典バレエのテクニックを全て知ることができるのでは?と思います。