土屋美恵子の子育て応援活動日記

武蔵野市議会議員として子育て支援など生活密着型の地域福祉を中心に4世代が安心して暮らせる武蔵野にと奔走しています

佐々木正美先生講座

2008-07-27 02:12:25 | Weblog
7月26日
杉並区役所で、すぎなみ地域大学の子育て支援講座の公開講座に行ってきました。

子どもの社会的人格(人間性)の発達と成熟
コミュニケーションへの希望を求めて

第1回は乳児期 幼児期を中心に学びました。
胎内にいる時から聞き続けている母親の声に、前頭葉は活発に動き、心の安定にもつながる実験結果。
乳幼児期に、母親もしくはそれに代わる人との基本的な信頼関係が原点となり、他の人への信頼関係作りにすすんでいく。
決して飛び級的なことにはなりえない。

人間は社会的人間関係が運命付けられているもの、動物はそれぞれの本能で関係性ができているものですが。
大人になり、子を持とうとするときに、自分の親との人間関係ができなくては子どもは育てられないのでは・・との言葉に妙に納得しました。

「根拠のある自信」
「根拠の無い自信」
こんな言葉に、ちなみにあなたはどちらを求めますか?
たぶん大半の人は、(根拠が)ある方が良いに決まっていると思うでしょう。
実はこんな落とし穴があるのです。

根拠のある自信・・学力、体力、資格、有名大学、一流企業などなどありますね。できるから自信→優越感。しかしもっと優れたものに出会うと(必ず人間はそれ以上の人に出会うものだそうです)、劣等感にもなるのです。そして孤立へもつながるのです。

根拠のない自信・・人を信じる、自分を信じる→自信。自信があれば努力し克服できる感情が生まれるものです。原信頼(げんしんらい)がどれくらい大切なものか、昨今の殺傷事件に潜まれていることからもお解かりかと思いますが。

殺傷事件に対して、若者が生活しにくい社会、格差とかいろいろご意見をコメントしていますが、他に転嫁するそれも思わないわけでもないですが、本質の人間関係づくりのことをコメントする人を、報道機関はとりあげないのかなと残念に思う次第です。
事件報道は、悪質なことは、手口など詳細にせず淡々と、良質なことは大々的に詳細にしたら住み良い社会になるのでは・・なんて私は思いますが。

まだまだ先生の講義には示唆内容がありますが、最後に子育て支援に対してのメッセージ 
「親が、我が子から信じられるようなことにつながることが子育て支援」
この言葉に感動!!
そして、私がすすめてきた子育て支援の根底に流れるものと違っていないことを再認識させていただけたことにも、感謝と力をいただきました。