未定

日記とたまに詩

敵が減る

2017-06-07 09:50:16 | 日記
生きているといろんな人とすれ違う。
友人や家族でないその人に対しては、譲歩が少ない。
運転していて割り込まれた。
ニュースを見ていて「だから○○(国名)人はだめなんだ」と毒づく。
スレ違い様にぶつかったのに、気づかぬふりをされた。
そんな人たちには顔がない。
家族や友人は、一個人として認識しているが、ただすれ違うだけの人は物体に等しいほど顔がない。
物体は、自分の進路を遮れば、ただジャマなだけだ。自分の邪魔にならない場所に片付けたい。
だけどそれが、自分にとって顔を持った、人間だったらどうだろう。
ぶつかれば互いに謝るだろう。
今日、あるテレビ番組を見ていて、ある国に対して見直すことがあった。
そうしたら、心が暖まり、すっと楽になった。
敵を減らすのは自分のためなのだ。
敵がいると心が乱される。
これからは、出来るだけすれ違うだけの人の事情も鑑み、きちんと顔をつけていきたい。

裁く

2017-06-07 09:35:56 | 日記
自信の持てない今の私は、人を裁いてしまう。
心の中や、口に出したりして。
ニュースの出来事や身近な人の非を裁いてしまうのだ。
以前のような、気の毒にと思ったり、あの人にも都合があるのだから、と思ったりする余裕がない。
どんな人にも人を裁く権利はない。
それぞれのケースにそれぞれの事情があり、それを本当の意味で自分の物として捉えることはできないからだ。
その人の事情を真に知ることなど不可能だからだ。
当事者同士ですら、それは言える。相対する相手の事情であれ、真には知る術がないのだ。相対する相手を許した時こそ、限りなく相手の事情を自分の物として感じられた時ではないだろうか。
それでも、弱い私は、事情も全く知らない人を裁いてしまうのだ。