みどりの野原

野原の便り

7月10日 桜井 ヒメドコロ シオデの花 ニガキ ハナミョウガ ショウブ

2016年07月10日 | Weblog
桜井市の山手、よく見る植物も普段は何となく見ているなあと感じる。


ヒメドコロ 葉だけではオニドコロと紛らわしいものがある。     右)雄花
花が咲けば花の付き方や花被片の形で見分けはつきやすいが、パッと見ただけではややこしいなあ。

 
     トキリマメが咲きだした。       シオデの雄花序 花被片は反り返る。


民家の庭先のヤマユリ 花が1個2個3個・・・つぼみも合わせて16個ぐらいあった。豪華

最初に低い木(幼木)を見た。何?センダン?ちょっと違うような。

後でもう少し大きい木があった。齧ってみた。苦い。後口がだんだん苦くなる。
わかった。ニガキだ。
なじみが薄くあまり特徴がないので覚えにくい。今回は茶色の冬芽が目立った。 

 
           ノダケ                     シシウド
写真を並べると一目瞭然だが、わかりやすいのもあれば中間のような葉もある。

 
  教えてもらったジョウゴゴケ・・なるほど・・        コンテリクラマゴケ
コンテリクラマゴケはコケと名はつくがシダ植物。園芸種由来の帰化植物らしい。独特の青緑色。
胞子嚢穂は枝先に付く。四角柱形。(写真では見づらいが、中央部に付いている)

小さいため池 
 
ショウブの葉はいい香り。花があった。葉の途中から突き出した棒状の肉穂花序そこにたくさんついているのが花。端午の節句にしょうぶ湯にしたり、軒に吊るして邪気を払うという。そんな風雅な経験はない。
                    右)奥の水面に咲いているのは「オオカナダモの花です」

 
斜面にハナミョウガの果実 うちにもハナミョウガはあるがなかなか実はつかない。
        右)ヤブカンゾウ ちょっと暑苦しいオレンジも草の中で見るとさわやか。
庭に植えてあるヤブカンゾウの花を「おつゆに入れて食べてますよ」という方も。
葉は酢味噌和えで食べたことはあるが、花は食べたことはない。
山の方の店で売っている「ユリの花」という乾燥したものはヤブカンゾウの花だと聞いたことがある。
金針菜というのもつぼみを乾燥させたものらしい。
     
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7月9日 京都府立植物園 ハナショウブのお話

2016年07月09日 | Weblog
朝から雨ふりで長靴姿。駅まで送ってもらって助かった。

幸いにも植物園に着いた頃には雨はやんでいて、入り口近くの花壇から針葉樹林を通って奥へと進む。

 
         アルストロメリア                ムラサキバレンギク

 
    キカノコユリやオリエンタルリリー        シナアブラギリ 果実がついていた。  

トウキササゲ 葉の裏を見ていたら側脈の脈液にダニ部屋のように見えるものがあった。
帰ってから調べたがそれらしい記述は見つからない。
近くにはコバノキササゲやアメリカキササゲなどが植えられている。

 
左)ナツツバキと右)ヒメシャラが近くに植えてある。ナツツバキは「夜明け前」という品種らしい。
葉や果実の大きさの比較ができた。

トビカズラも中国産と熊本県の相良産のものがある。花はなし。


初めて名を聞く「ナナコバナ」オータムライラック(ネット)ともいうスイカズラ科の木らしい。
果実があった。

 
バクチノキ 身ぐるみはがれて赤裸・・というが、はがれた樹皮が下にいっぱい落ちていた。

  
水辺には    シラサギガヤツリ              タコノアシ

ドームには瓜の仲間がツルを伸ばす。

   
       ペポカボチャと書かれたもの。             トカドヘチマ

「ペポカボチャ」って何?
ネットによると、ウリ科カボチャ属には①二ホンカボチャ②セイヨウカボチャ③ペポカボチャがあるようで、
ペポカボチャは観賞用のオモチャカボチャなどを言うが、ズッキーニやソウメンカボチャもこれに含まれるとのこと。
・・納得。


パパイア 雌花が咲いていた。木のようでもあり、草のようでもある植物。

 
シリブカガシ いっぱい果実が出来ている。 今年は成り年なのかな?  
                     右)ポーポーも若い実がいっぱいできていた。
家の畑にも種から育てたポーポーが植えてあったが、畑作放棄で草刈り機で刈られてしまった。
大好きなポーポー。食べたいなあ。売ってないからなあ。


ヒマラヤスギの球果も鈴なり。

午後からはハナショウブのお話を聞いた。
講師先生は自ら栽培もされ、研究しておられる方。
園芸植物など研究され、外国で発表していた時「自分の国の植物」の研究の大事さに気づかれたのがハナショウブに取り組んだきっかけだとおっしゃった。
「ハナショウブは日本に自生するノハナショウブを元に日本人が作り出した日本の園芸植物だ」と。

江戸時代というのは園芸ブームといわれ、アサガオやキク・ナデシコなども変わり咲きなどの品種が作り出されたというのは聞いたことがある。
ハナショウブも江戸時代、個人や藩が力を入れていろんな品種が作り出された。
ノハナショウブの種子を集めて花形や花色の変化のあるものを選抜して形状の安定したものを品種として育成された。
肥後・伊勢でもそれぞれ特徴のある品種が育成され、アメリカでも品種改良が行われたというが、普及しなかったらしい。
太平洋戦争による品種喪失、バブルの頃の盛り上がり、今は好みの多様化もあって栽培家は減っているらしい。

万葉集に「はなかつみ」と歌われた植物は何か、はっきりわかってはいないそうだが、ノハナショウブもその候補の1つだという。(デンジソウ・マコモ・ヒメシャガ・ノハナショウブなどの説があるらしい)
江戸時代の「花勝美考」という書にハナカツミの絵と記述があるという。
「アヤメ科の姿で花被が4枚で薄紫の花」

花被が4枚のノハナショウブ(花色は白)が発見され、20年後に東北地方のノハナショウブの種を蒔いて出た株から花被が4枚で花色も記述と同じ薄紫のものが発見され、ノハナショウブが「ハナカツミ」であった可能性が高まったとのこと。

ノハナショウブは何か所かで見たことがあるが、ノハナショウブにも自生地により花の形状は様々な変異があるというのは初めて知った。
とにかく、ハナショウブの品種の元となるのは「原種のノハナショウブ」 
環境の変化や自生地の減少や遺伝子攪乱などで激減しているという。

ノハナショウブの自生地内で、栽培種のハナショウブの品種を植えたり、外来種のキショウブを植えることは遺伝子が混ざってしまうので避けないといけない。
原種ノハナショウブの保全・保護が大切といわれた。

帰り道、竹園でキヌガサダケを見る。園路がドロドロで長靴が役に立った。
 
     3時半ごろなのによく残っていた。            右)双子?
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7月7日 家の庭 イチビ オグルマ

2016年07月07日 | Weblog
庭に出てみると、いつの間に伸びたのか石敷きのあいだに1本のアオイ科の草

 
       イチビのようだ。いつか持って帰った種が落ちたのだろう。
       面白い果実できるかな?


 ベランダの植木鉢のオグルマも咲きだした。

ちょこちょこっと草ひきをした。庭の木もずいぶん繁ってきた。
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7月6日 芝川ビル ベトナム料理

2016年07月06日 | Weblog
芝川ビルは初めて行ったが、私でも名をしっている近代名建築 
昭和2年(1927)木造建築の多い時代、防火を考えて建てられた鉄筋コンクリート造り。
国の登録有形文化財に指定されている。

 
       芝川ビル 外観  今はテナントビルとして活用されている。

今日は地下1階のリブ・ゴーシュでベトナム料理のお食事会

 
時間が少し早かったのでまだ人のいないお店の内部   横の窓の外扉はまるで金庫の扉のようだ。
こんな素敵なところでお食事ができてうれしい。

ベトナムビール・ベトナム料理・ベトナムコーヒーまで・・・おいしかった。
ふと気が付くと、店内は満席になっていた。





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7月5日 鳥見山 キツリフネ キカラスウリ チコリ

2016年07月05日 | Weblog
鳥見山へ。

  
  左)ヒメシラスゲ 中)ミヤマシラスゲ 右)シラスゲ 3つ勢ぞろい。う~んむつかしい。

 
お昼前というのにキカラスウリがきれいに咲いていた。雄花    右)キツリフネ 今年初見


これが思い出せないなあ。何だったけ?

 
    池にはジュンサイとスイレン  735m 展望台からは連なる山々と宇陀の町が見えた。

 
道路沿いに青いキク科  え~~っと。思い出した。チコリだ。別名キクニガナと言うのは知らなかった。
誰かが種でも蒔いたか?             右)チコリの葉 

 
       クマノミズキ 果実              マタタビも果実が出来ていた。


  イヌザンショウもところどころにあった。
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7月4日 童心にかえって工作

2016年07月04日 | Weblog
午前中、工作をして遊んできた。

型紙の線通りに切ってください。角をきっちりとね。  ハイハイ。
次にセロテープで張り付けて・・
両面テープのところを貼って・・   ハイハイ。
言われるとおりにして「やじろべえ」と「バランスとんぼ」「皿回しの皿」が完成。

色はマジックで好きなように塗る。


      やじろべえができた。ゆらゆら・・


バランスとんぼ お腹か胸でバランスをとるのかと思いきや、口の先を竹ひごに乗せるとは。
お~~。乗った。エアコンの空気の流れでゆっくりと回る。そしてポトッと落ちるのもご愛敬。


丸い皿が皿回し用のもの。  長い竹ヒゴを皿に張り付けたペットボトルのフタに紙を貼ったところに合わせて回す。
くるくるとうまく回れば面白い。
家へ帰ってからもやってみました。

半日、童心にかえって遊ばせてもらいました。 
準備万端してくださってありがとうございました。
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7月3日 南大東島の記事 移動しました。

2016年07月03日 | Weblog
南大東島の記事 所定の日に移動しました。

ご覧になる方は、左のカレンダーで 5月13日~5月17日を見てください。
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7月1日 葛城山 22度の別世界 ナツツバキ ヤマアジサイ ササユリ 

2016年07月01日 | Weblog
滋賀県の山へ行く計画だったが、メンバーの1人が都合が悪くなったのでそこは後日に廻し、今日は葛城山へ行くことにした。
「ケーブルで登って、歩いて降りる」私の提案は楽々コースになってしまう。

御所駅そばのバス停でバスを待っていたら、窓口の人が「ロープウェイで行かれるのだったら今動いてませんよ」
「ええ~っ。今日から運航してるんじゃないんですか~? 今日は7月1日ですけど」 確かめてきたつもり。
どうやら勘違いされたようで・・びっくりした~。それだけバスの乗客もないということか。
バスの乗客は私たち以外に1人。その人も途中で降り、2人だけになった。

ロープウェイ乗り場で「朝からたくさん登られましたか?」と聞くと「ぜ~んぜん」とのこと。
メンテナンス期間が終わってどっと詰めかけるかと思ったがシーズンオフのせいか登る人は少ないようだ。

 
貸し切りのロープウェイから下界の景色。
              右)機械室が開いていた。動かすための、安全のための機械が並んでいた。

山上駅の温度計は22度 下界とは風が違うわ~。(山頂は959m)


高い所にナツツバキ(シャラノキ)の花が見えた。

 
       オカトラノオは見ごろ          ホタルブクロ まだつぼみもある。

自然研究路は時間がないので今日はパス。

山頂付近 こちらの木陰に1人、向こうに2人・・ぽつぽつと・・ちょうどお昼時だ。
歩いて登ってこられたのだろう。

 
ツマグロヒョウモン雄 雌ともつれ合って飛ぶ姿もあった。 ノアザミにクマバチ ノアザミは多い。
もう少しすれば秋の花が咲き始める。今は花は少ない。

 
      ササユリが数本あった。             私たちも木陰でお弁当

涼しい風。気持ちがいい。
こんな涼しい所にいつまでもいたいところだが・・帰りは歩いて下る。

階段の多い下り。安全第一で・・

 
頂上付近のアジサイもきれいだったが、下り道の主役はヤマアジサイ     
                   右)ムラサキニガナも準主役に入れたい。(うまく写ったので)
アカショウマらしい花・ギボウシの花・サワギクの花もあった。

 
        ニガイチゴは完熟           エビガライチゴはまだつぼみ

 
         マタタビ 雄花            虫こぶの付いた木もあった。
虫こぶを生薬(木天蓼)とするなど誰が思いついたのか?(虫こぶの方が薬効が高いらしい) 
枝の白い葉はだいぶ薄くなっていた。

 
 マルミノヤマゴボウ 色づきはこれから。      植林の中 土が流れて木の根が露わ。

 
わお~! 崩れて壊れた木橋 大石が引っ掛かっていた。     ロープウェイの下を通る。

 
石畳の道 上は通行止めになっていた。たぶん昔はこの道を通っていたと思われる。
                             右)櫛羅の滝 

階段の多い急な山道、下りも大変だったが、これを登るのははしんどそう。でも友達は登りの方がいいという。 
1時間40分ぐらいでバス乗り場に着いた。

早く帰れた分、「一仕事できる」と思ったが・・結局ダラダラしてしまった・・。
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