みどりの野原

野原の便り

5月12日 榛原 森野旧薬園~アニマルパーク

2013年05月12日 | Weblog
今日は担当なのにぶっつけ本番 下見も相棒さんにおまかせで申し訳ない。

森野旧薬園は久しぶりだが、早春のカタクリやハナノキはとっくに終わって端境期状態だった。
そんな中、ヤブレガサのような大きい葉が群生(もちろん植えられたもの)
花も残っていてわからないままに写真を撮って帰った。


友達が調べてくれ「ポドフィルム(別名アメリカハッカクレン)メギ科」と判明。
赤く熟した果実は食用となる。根茎をポドフィルム根とよび下剤として用いるらしい。

 
   セリバオウレン 果実   花はなかったがムラサキ(ムラサキ科)もあった。
もう20数年前になるか、橿原での観察会の時、通りかかった家の垣根の下にあったのを先生がこれが「ムラサキです」と言われたのを覚えている。だいぶ経ってこの辺りか?と探してみたがどの家だったのか・・方向音痴が災いしたのか、そのお家がなくなったのか・・
先生も亡くなられて確認のすべはないが、自生していたものか?庭に植えられていたのか?いまだに気にかかっている。

フタリシズカ・カタクリ・セリバオウレン・オドリコソウ・コンフリー・ナギナタコウジュ・チゴユリ・ボタン・・・などおなじみの植物
天然記念物カザグルマも薬効があるらしい。

 
     ヒレアザミ?             スズラン


天然記念物 カザグルマ 民家に植栽されていたもの。
テッセンに似るがカザグルマは花弁(ガク)が8枚が基本。 右)後で通った自生地は山に厳重に垣根がつくられて花は見ることはできない。

 
            宇陀の街並み

宇陀アニマルパークは初めて来た。広々していた。
木陰でお弁当を食べ、動物を見にいく。

 
ヤギの仲間やヒツジ クローバなどを取ってきてやると喜んで食べる。
柵の中の草は食べつくしている。


柵から首を出して届く範囲にくっきりと草の境界ができていた。


シチメンチョウ 鼻の前に邪魔そうなぶらぶらの赤い肉。
ところが時々上に立てることができるのが不思議。

帰りは宇陀川沿いに歩いて榛原駅へ。

 
宇陀川の向こうに大和富士・額井岳
川にダイサギ、田にアマサギがいた。背中と胸のあたりが薄茶に色づいていた。
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5月9日 飛鳥

2013年05月09日 | Weblog
イベントの下見を兼ねた会。

 
    フジが満開   
 
   棚田の畦、ジャンボカカシの周り・・野の花は美しい。 
  
 
   今を盛りのハルジオン        ギンラン 本番にも咲いているかな? 

 
    オオアリドオシ?花と実。 トゲは葉より短い。

本番も今日のようないい天気でありますように・・

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5月8日 家の庭 ホタルカズラ タツナミソウ チョウジソウ

2013年05月08日 | Weblog


4月22日に植えたゴーヤ 少し伸びてきた。

ベランダ
 
       多肉植物           休耕田に生えていたのを植えておいた カミツレの仲間?


       ヒメフウロ


 
    ホタルカズラ たくさん咲いた    チョウジソウ そろそろ終わり

 
         タツナミソウ           白花タツナミソウ
みんな元気者だ。   
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5月6日 マラッカ ④ -3 さよならマラッカ さよならババハウス

2013年05月06日 | Weblog
朝の散歩を終え、ババハウスに戻ってきた。


シンプルな朝食だが、今日はヤシの実のジャムが付いていた。
甘くておいしい。

いよいよ帰る準備をしないと。

ババハウスの内部

 
 
 
   フロント チェックアウト  

約束の11時にタクシーが来た。

空港への途中
大きいアリ塚・カエンボク(アフリカンチュウリップツリー)の花・オオゴチョウの花・ゴールデンシャワーの花などが見えた。

サーキット場を過ぎるともうすぐ空港。
「LCCターミナルでいいですね」と運転手は何回も念を押す。
なんでも友達のタクシー運転手がターミナルを間違えたことがあったのだとか。
そりゃちゃんと確かめた方が、確かめてもらわないと困る。

空港で余ったマレーシアリンギットを再換金しようとしたが、レートが悪いらしい。
「また来るから置いとくわ」と娘。

15時5分発のLCCにタラップで乗り込む。

夕食とスナックを機内で買った。
18:30ごろ 窓の外を覗くと夕日がまさに沈むところ。きれいな夕焼けだった。

帰りは偏西風の追い風で少し早いらしいが、関空についた時間が遅いので娘宅に1泊して朝帰宅。

「ブログ書くの大変ね」といわれるけれど、旅行の後、写真やメモを整理しながら書くのは嫌いではない。

ただ、いろいろすることもあってちょっと日にちがかかりすぎたが、やっと一通り書けた。

正確に書けたかどうかはちょっと自信がないけれど・・「楽しみにしてるよ」と言ってくださる人がいるのも励みになった。
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5月6日 マラッカ ④-2 朝の散歩 インド人街 スパイス・噛みタバコ

2013年05月06日 | Weblog
朝の散歩 続き

インド人街へ。
マラッカにはインド系の人も多い。

 
洋服屋さん。きれいなサリー。 花屋さん 切り花とともにお供え用に綴った花も売っている。


きれいな細かい飾りが売っていた。インド人の女性の眉間に付けるものらしい。
「ビンディ」という。 ヒンドゥーの宗教的な意味があるそうだが、今はファッションになっているようで、キラキラしたシールや色鮮やかなものがあった。
買ってみたらよかったなあと後になって思う。

食料品の店先

  
大きい袋に入ったものは何かな? 細い木か根を輪切りにして乾燥さしたような・・

我慢できずにインタビュー 「これは何ですか?」

 
すると、そばにあった「葉っぱ」をとって上に指で「白いもの」をちょっと塗り、その上に「輪切り」をひとつ乗せ口へ持っていく仕草。 
ああ「噛みタバコか・・」そういえば台湾でもあったなあ。
わかってすっきりした。
並べてあった香辛料を買おうと思ったら横の方へと案内された。


いろんな種類のコメ・穀物?

 
すごい種類の香辛料が箱型の枡の中に、袋や缶に入れて、棚に並べて・・すごい。
なんの植物の実か根か・・面白い形のスパイスもある。
そこで娘はコショウを、私はシナモンスティックを少し計ってもらって買った。

・・で、店を出ようと思ったが・・スパイスが気になる。
「すみません。ちょっといただいていいですか?」気になるスパイスを遠慮して2つ3つ。

そして、勇気を出してさっきのおじさんの所に戻り「この噛みタバコ2つほどください」
どちらも「ああいいよ」といただくことができ超幸せ。


通りかかったのはマレーシア最古のヒンドゥ寺院 
調べたところ 1781年に建設された「スリ ボヤタ ヴィナヤガール寺院」らしい。

 
表を見て何とも思わなかったが、中へ入れてもらってその中のタイルの美しいこと。

 
     神様    本当は寺院は時計周りに回るのだとか・・帰ってから知った。
反対回りしたかも。神様ごめんなさい。 噛みタバコがお供えしてあった。

インド人街 面白かったなあ。もう一度でも来たい。

9時半、さすがにおなかがすいてきた。朝食はまだ食べていない。

ホテルに帰って朝ごはんを食べるというのに、途中で飲茶をしてしまった。
エビ蒸し・肉蒸しなどおいしかった。

さあホテルに戻ろう。   続く。
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5月6日 マラッカ ④-1 朝の散歩 マラッカ川沿い 市場で買物

2013年05月06日 | Weblog
いよいよ最終日となった。お昼前には出発しないといけない。

最後の早朝散歩に出かける。

 
朝の街 片側は駐車帯になっている。一方通行のようだ。
              家の前に鉢や壺に植栽した通りもある。 
沈香専門店のらしい店もあったが開いていることがあるのかどうか。

マラッカ川のほとりへ。
 
川の中を見ると小魚がいっぱい。でも酸欠でアップアップしている。 これも前に見たゴミ回収船に回収されるのだろう。   最後に「トカちゃん」に会いたいなあ。
我が家ではトカゲのことを親愛の情をもって日ごろから「トカちゃん」と呼んでいる。
見ていると いたいた。大きいミズトカゲ・・あれだけ小魚がいるので食べ物には不自由しないのだろう。
しばらく見ていたら別のところにも少し小さいのが、また別のも現れた。
        

川を渡った木立には鳥が集まり、ハワオハワオと鳴く鳥の声も聞こえる。

スタダイスミュージアムあたりでは散水車(というのかどうか)からホースで水を出して道路のお掃除。

 
街中でもそうだったが、軒先が通路になっている建物。
 赤い建物群を抜けたあたりに「ワールド ヘリテージ シティ」と大きく書かれていた。
世界遺産の街。


建物跡が保存。マラッカはいろんな国の支配を受けて戦争もあり破壊されたものもある。残っているものもオランダの・ポルトガルの・イギリスの・・といろんな様式が混じっている。       そんなことは知らぬげに悠々とネコが歩いて行った。

 
川沿いの木にブドウのような実。マメ科のような葉。これは前に見たマヨム?(酸っぱい果物)


その横にはフトモモの仲間?白いオシベの目立つ花が咲いている木があった。
どんな実がなるのかな?

 
  昨日チェックしておいた市場 1953年と書かれていた。

 
   市場はいろんなものがあって面白い。    乾物もののコーナー

 
ヤシ砂糖を見つけたので購入 量り売り   これは何?タドンのような感じ。
市場のそばには新聞売りの人もいた。
朝の散歩 まだまだ続く。
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5月5日 マラッカ ③-3 ブキッチナ 丘はうれしい花盛り ハチ 

2013年05月05日 | Weblog
ブサール島からタクシーで戻り、スタダイス近くで降りる。

 
フランシスコ ザビエル教会 銅像の一人はヤジロウ 日本人で初めて洗礼を受けた人らしい。ザビエル像と一緒に並んでいた。
 
  教会の中のタイル・ステンドグラスも美しい。

 
        建物やタイルを見て歩く・・

1軒の小さい果物屋に珍しくドリアンが並んでいた。
大好きだけど1個は無理だし・・ そしてドリアンには「猫山王」の札が。
これでドリアンって読むのかな?帰って調べたらドリアンの種類のようだ。
季節が違うのか他ではドリアンは見かけなかった。

もう1軒の果物屋 
 
レンブがあるわ。食べたいな。「1個ずつ頂戴」
味は知っている通りのさっぱり味。「いくら?」と聞いたら秤ではかろうとする。秤売りなのだ。「わかっているけどたくさんいらん。これ1つずつでいいねん」
「えっ?1つずつ?」「そう。いくら?」「いらんがな2つやそこら・・」「えっお金いらんの?わあうれしいテレマカシ」ということでありがたく頂戴した。
(関西弁で応答してるわけではありません。そんな雰囲気で・・)


そこから国外では世界最大級といわれる中国墓地のある丘 ブキッチナへ登る。
いい散歩コースになっているらしく、時々人が登ってくる。

  
そこには私の大好きなホウオウボクの花が満開 すごい!
        青い豆果のぶら下がっている木もあり、枯れた鞘もたくさん落ちていた。
これはもう家いあるので拾っては帰らない。

喜んで写真を撮っていると、少し先を歩いていた娘のギャア~ギャーいう声が。
何事かと駆けつけると「ハチに刺された。ギャー まだいる~」手足をバタバタ。
一番悪いパターン。「暴れたらあかん」「そんでもまだいる。刺されるギャア~」
見ると小さい黒いハチ。1匹だけのよう。確かにまだ足元にまとわりついている。

「ちょっとじっとしとき」近くに寄った私の足元に移ってきたハチがズボンに止まったところをすかさずバチッとたたいた。
たたかれたハチはズボンに引っかかってぴくぴくしている。
何ていうハチやろ。日本にもいる種類かな?
写真を撮っておこうと思ってデジカメを取り出しているうちに、よろよろと飛び立って2mほど向うの草の上に着地。たたき足りなかったらしい。
でもきっと瀕死の重傷を負っているはず。写真を撮り損ねたのが残念。

とりあえず虫さされの薬を塗った。
幸いにも痛みも長引かなかった。
「ハチが近くに来たら騒いだらあかんのよ」と教えたが、集団で襲ってこなかったのが幸いだった。
「おかあさん頼りになるわー」「まあね」

キバナキョウチクトウも咲いていた。

 
ごろごろ落ちているのは懐かしい?オキナワキョウチクトウ 青い実もなっていた。
西表島?で落ちていた実をちょっとかじってみた後で「毒だから食べないように」って言われたのだった。食べたわけではなかったのでどうもなかったが、沖縄あたりではミフクラギといわれるものだ。そんな意味でなつかしい果実だ。

ふもとに下りて、ここからそう遠くないスルタンの井戸を探したが見つけられなかった。
跡で思うと「まさかあれがその井戸だったりして・・」と通り過ぎたのがそうだったのかも。
 
山裾にチョウマメが咲いていた。   落ちていたのは何の実? ちょっとジャカランダに似てる。上を見たが木が茂っていてわからない。


かき氷を食べる。フルーツ満載でうれしいが量が多くて寒くなった。

ババハウスのある裏通りはどうなってんの?裏へまわってみる。
ババハウスの裏口・・ツバメの館の裏口  裏通りは少しわびしい。

マラッカ川そばではまた「ハワウ ハワウ」と聞こえる鳥の声。正体不明だ。

そのまま夕食を食べに行く。
目星をつけていた「プラナカン」も「小姑」も閉まっている。どこへ行こう。

だいたい・・この辺の店は、レストランに限らず「何曜日が定休日なのか、何時から何時まで営業しているのか全く分からない。店の前に表示しておけばいいのに・・

ちょっとうろうろしたがいいところがなく、結局昨日昼に入った中庭のあるレストランに入った。
これが大当たりで、安くておいしくしかも生演奏付きだった。

帰りに道端で男性が見ている新聞を覗いたら、選挙結果が載っていて青の圧勝らしいことが分かった。やっぱり。

午後9時過ぎホテルに戻る。
もう明日は帰る日だ。
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5月5日 マラッカ ③-2 ブサール島

2013年05月05日 | Weblog
燕生態館の後・・

昨日案内所やホテルで「どこかお勧めの面白いところはないか」と尋ねたら答えは「他に面白いところはどこもない」
「この島は?」「行っても何もない。面白くない」と言う。

でも船が出ているらしいから行ってみることにしたのだった。

オランダ広場でタクシーを拾い港へ。
途中には1日目、来る時も見た青い旗がはためいていた。
「何なの?あれは」運転手に尋ねる。選挙の候補者のものらしい。

 
青の天秤のマークが圧倒的に多い。緑色のが少し、その他のはもっと少ない。
今日は投票日らしい。選挙事務所らしいところには大勢人が集まり、車の私たちにも旗を振る。
どこも同じような選挙風景。
青と緑が激戦。青陣営が金持ちらしい。今日6時に投票締め切りだと運転手さん。
さすがに世界遺産の街中に旗はないが、中心街を外れると旗が目立つ。

途中、マンゴーやランブータンやココヤシが実をつけていたがまだ青い。
庭にニワトリがいる家も1件見たし、コブ牛も1ヵ所見た。オオアリアケカズラのような黄色い花が見えた。


30分ぐらいで港に到着。船を待つ人たちがいた。

モモタマナの大木、サンタンカの花そしてなじみのベニバナトキワマンサクが咲いていた。

 
オレンジ色の小さい実がついていたヤシの仲間。落ちていた実    マメ科の雑草

12:00出港

 
乗り込んだと思ったらその船を通り抜け次の船その次の船も通り抜けて、やっと乗船。
先の3隻の船は通路として使われていたのだ。

海の色は濁っている。
15分で目的の島、ブサール島に上陸。

 
まず近くにあったミュージアムに入ってみたが大したことはなかった。右)ジオラマ
地図にはゴルフ場やホテルも書いてあるがどうやら使われていないよう。

海岸へ。
海岸にはサンゴや貝殻 ヤシの実が落ちていた。

 
     球果をつけたモクマオウ         種が出た後の殻


食べ物も何も持ってこなかったのでちょうどあったカフェ(オープンな海の家ぐらいなもの)でナシゴレン・ミーゴレンを食べた。
そばにはコテージが何軒か建っていた。泊まれるのかもしれない。

バケツの水を流すトイレを借りて、ふと上を見上げると・・
 
大木の高いところに蕾と花らしいものが見えた。  落ちていた花 ひょっとしてネジレフサマメ?

 
   灌木の黄色い花              カシアの仲間

山の方に行ってみることにした。
実をつけたクワ科の木はアコウ? バナナ・カシアの仲間などを見てまた海岸へ下りてきた。
浜には他にも小さい雑草の花が咲いていた。

そしてさっきと反対側の砂浜の近くに来た時、突然何かが走った。

ミズオオトカゲだ。陰で休んでいたらしい。
私たちの姿を見て慌てふためいて海へ・・走った。
あっと言う間のことで写真を撮る間もなかったが、かわいい~!
しばらく見ていたが、それきり姿を見せなかった。


後で見ると、走った跡らしい形が砂浜に残っていた。

15:30の船で島を出、ちょうど待っていたタクシーで街まで帰った。

「何もない?」「面白くない?」誰だそんなことを言ったのは。  
時間があれば島をぐるりと一回りしてみたかった。

後につづく。
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5月5日 マラッカ ③-1 ガラクタ市 ・ ツバメ生態館 ツバメ巣スープを・・  

2013年05月05日 | Weblog
 
夜市の入り口あたりで、朝、骨董市(ガラクタ市?)をやっていた。
時計やカメラ・ペットボトルに入ったリカちゃん人形のような人形、上に2つ、下に5つの玉の付いたそろばん。
瓦やタイルのカケラ等の他、ボロボロの皮の自転車のサドルもならんでいる。
買わないけれど覗いてみるのは面白い

昨日声をかけたら「明日9時15分においで」と言われた「ツバメ生態館」はホテルのすぐ近く。
歩いていたときに「永安燕子生態館」という看板を見て、何かな?と気になっていたところだ。
朝ツバメがたくさん飛んでいて「ツバメの多いところだな」と思ってもいた。

 
その家は中華料理の高級食材「燕の巣」を取るための「ツバメのお宿」だった。
空家になったところにツバメが入り込んだことから始められたようだ。

去年バリ島に行ったときにバスの中から「あれはツバメのマンション」と言われたところがあったのだが、ここもそうらしい。
こんな世界遺産の街中に、ツバメのお宿があるとは驚き。
中を見学できるのはうれしい。楽しみだ。

燕の巣を取っているお家は他にもあるらしいが、公開しているのはここだけという。

 
 燕の巣の展示 大きさ・形はいろいろ。個性がある。卵の入った展示もあった。     
            案内のおばさんが説明してくれる。 英語かマレー語
マレー語はインドネシア語に近いのでマレー語も混ぜて案内してくださる。
娘は忘れかけているインドネシア語だが、なんとか対応。
私は娘に通訳をしてもらう。
昔中国の鄭和という人が遭難した時、食べ物がなく、村人にもらったツバメの巣を食べて生き延びた。
その間に力もつき肌もきれいになったので、宝物と交換してツバメの巣を国に持ち帰り、貿易が始まったという。

ツバメはburung walit という種類らしい(アナツバメの仲間?)
1年に2・3回卵を産み、15日~20日で孵る。巣立ちまで45日~50日。寿命は15年~18年。
巣は古いものは使わず、新しい巣をつくるか、古い巣の上に重ねて新しい巣をつくる。
ヒナが孵り、餌が足りない時は巣を食べるそうだ。
ツバメは1夫1婦制で生涯連れ添い、もし途中でどちらかが死んだら片方はヒナが育つまで世話をして、ヒナが巣立った後、後を追って死んでしまうと言われたが本当かな~??
黒ツバメと白ツバメがいるらしい。黒いツバメの巣は羽が混じり黒っぽく、白いツバメの巣は唾液でできているので白い。
等のお話を聞く。

放棄した巣を取るのだから大丈夫ね。

暗い部屋へ。

懐中電灯に照らされ天井の横桟が見えた。その桟に巣をつくるらしい。とまっているのが見えた。
ツバメは入り口に近い部屋よりも奥の暗い部屋を好むそうだ。


山洞の燕の巣再現 
前にボルネオに行った時、洞窟で竹製の長い長い梯子を見たことがある。
あんな危険を冒してツバメの巣を取っているのかと思ったが、家の中なら取りやすそうだ。

2階へ
 
取ったツバメの巣から羽やごみなどの遺物を取り除く作業を見学。
ピンセット・ナイフ・ハブラシ・歯医者さんで使うような削る機械など使って遺物を取り除く。
細かく切れ切れになった巣は型に入れて成型する。
手間がかかるのは確か。

 
ツバメはこの天窓から入ってくる。天窓の縁も美しいタイル張り。            
                           右)古い井戸のある中庭

9時半に入ってきた団体客ともう一回りして、最後は販売所へ。

 
「窩燕真純百之分百」 と書いてあった。「正真正銘混じり気なし」ということ。 
(「窩」ではなく下に内の字 手書き入力で出ない)

箱に入った燕の巣がずらりと並んでいた。買って帰る人もいるんだろうな。
せめて1つでも買って帰りたい・・と思ったが、巣1個でも3000円以上もするので断念


燕の巣スープがあるというので1つ頼んでみた。
スープとは言っても味は付いてなくて黒蜜をかけて食べるデザートのようなものだった。
これで1500円ぐらいする。ツバメの巣の代わりにゼリーが入っていても私にはわかりそうにもないが、ものは試しで・・
健康と美容にいいそうだ。ちょっときれいになったかな??

 
2階から古い様式の瓦が見えた。ババハウスやお向かいにもあるが、高くて見えないので気になっていたのがよく見えた。
                         展示も見ることができた。

次に続く
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5月4日 マラッカ ②-3 町歩き・回教寺院など・夜市・・ プラナカン ババ ニョニャ

2013年05月04日 | Weblog
リバークルーズから町に戻る。

マラッカ中心街は歴史的町並みが評価されて2008年世界文化遺産に登録された。
建築年数が店の名前のように書かれている建物もある。

ランチはチェックしておいた中庭が涼しげで雰囲気のよさそうな1673(ビストロ・・店の名不明)で。
中庭は大きい扇風機のサービス付き。
「ゆっくり どうぞ」いかついお兄さんが日本語で言った。

 
修理中の回教寺院「カンポン クリン モスク」 入ってもよいとのこと。 
たいていの所は言えば中に入れてくれるし、カメラもOK 旅を通してどことも鷹揚だった。
床には建築材料が積まれ、天井までハシゴが掛かっていた。天井がきれいだった。

 
トラ地蔵のある仏教寺院 青雲亭(チェンフーテン)にも行った。  
     閻魔さまの下のトラ地蔵(黄色い服)は夫婦喧嘩の仲裁役とか。
お供えを置いてお参りしている人がいた。

回教(イスラム教)モスク・仏教寺院・ヒンドゥ寺院がすぐ近所にある。このごちゃ混ぜ文化がマラッカの特徴のように思う。


土産物屋を覗いてみた。・・商品の上に伸びきったネコ そばを通っても目も開けなかった。


ババ・ニョニャヘリテージ博物館に入る。 写真は玄関
内部の造作・ボードや棚・婚礼衣装・タイル・・すばらしかったが、ここは内部の撮影は禁止で残念だった。 

「プラナカン」「ババ ニョニャ とは」  
数百年前に移り住んだ中国人男性が地元マレー人女性と結婚。 
その子孫を「プラナカン(海峡華人)」、そのうち男性を「ババ」・女性を「ニョニャ」という。
商工業で成功したものも多く、華麗な邸宅に住み、贅の限りを尽くした生活をしていたらしい。
マレー語を話し、食文化や衣服はマレースタイルを取り入れる一方、イスラム教徒にはならず、中国古来の風習を守る。
マレーと中国の文化が融合したライフスタイルに西洋文化も取り入れた独特の文化を持つ。
15~19世紀にプラナカン文化が栄えた。

 
娘はそんな文化の入り混ざった建築・特にタイルに興味森々。今回の旅になったわけだ。
隣の1511カフェで一服。マンゴジュースは濃くておいしかった。

街角に「ドリアン専門店」と書いた店があった。
ドリアン大好きの私だが、季節が違うのかほとんど見かけなかったので入ってみた。

 
ドリアン入りのお菓子がいろいろ売っていた。「ドリアンだいふく」を2つ買ってみた。
娘はドリアンが好きではない。結局私の口へ。あんこがドリアンだった。
本当は生ドリアンが良かったがこれもおいしかった。 

いったんホテルに戻り、夕食を食べに出る。

 
 
雰囲気のいいタイルのきれいな「レストラン プラナカン」で、先日誕生日を迎えた娘の誕生祝い。
「好きなものを食べや」   
  右)かき氷 豆入りとトコロテン入り 小さい器 緑色のヒジキのような形のゼリーが入っていた。黒蜜入り。
 
 
            タイルがすばらしい。
(12年前もここで食事したのだった。中華料理の店というぐらいしか記憶がなかった)

今日も夜市へ。
さっきもかき氷を食べたのにまた食べたくなった。
 
         マンゴーかき氷      ジャックフルーツかき氷(生ではなく缶詰?)
今度はどんぶり鉢ほどの大きさ。食べれるかな・・結局完食

 
切り紙細工がきれいだった。  
  ポテトを機械でぐるぐる切っておいて串にさし広げると・・あら不思議・・ぐるぐるねじれたポテト
ポテトフライはよく売れていた。1本お買い上げ。

 
電飾で飾り立てた夜のトライショー ど派手。(後ろから)

 
     夜のマラッカ川            ライトアップした街並み

今日(2日目の夜)は少し早目に就寝
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