みどりの野原

野原の便り

10月29日 野の花めぐり 秋の七草 キクの仲間 ひっつき虫 (追加記事)カマキリとハリガネムシ

2022年10月29日 | Weblog

イベント「心のふるさと飛鳥の野の花めぐり」本番
参加者が少なくて残念だったが、ゆっくり対応することができた。

*秋の七草 コースの道端で、芝生広場の花壇で観察

*この時期に多いキク科の花の構造などを観察。
セイタカアワダチソウやヒヨドリバナ。よく見れば小さい頭花の集まり。
小さいながら、舌状花や管状花(筒状花)がある。

*ひっつき虫も多い。どうやってひっつくのか。何のためにひっつくのか。

お弁当の後に、先日もらってきた「ゴボウ」の果実を見てもらい、ひっつき虫のおさらい。ひっつき虫をウェットティッシュで取る方法もお伝えした。
途中で見た植物やキク科のおさらいなど。

ワレモコウやイヌタデもよく見れば小さい花が残っている。
なじみのカラスウリやスズメウリ、クコの花と艶やかな実、クサギの実、ヤブマメやヤブツルアズキなどの豆果も見られ、春の華やかさはないが、たくさんの植物を観察でき、飛鳥の野山の秋の景色も楽しんでいただけたのではないかなと思う。

書き忘れていた「カマキリとハリガネムシ」のことを追加します。
高松塚芝生広場北側の遊歩道を歩いていた時のことです。

ハラビロカマキリが歩いていた。
参加者に見てもらおうと捕まえた。
近くに水場はないので、ペットボトルの水を道に垂らして水たまりを作ってもらい、カマキリのお尻を水に付けた。
みんなが注視の中・・変化は起こらず・・あかんか~と思った。
・・と、その時、スルスルとカマキリのお尻から出てきたのは「ハリガネムシ」
お腹の中で寄生していたのだ。

カマキリのお腹の中で育ったハリガネムシはカマキリを操って水辺に行かせるそうだ。
水の中でカマキリから出たハリガネムシは、水の中で産卵すると死ぬ。
水に落ちたカマキリは魚の餌となることで命の循環ができている。
そして、水の中のハリガネムシの卵は水生昆虫に食べられ、羽化した水生昆虫がカマキリに食べられることにより、カマキリの腹の中に入る。そして、お腹の中で成長するのだそうだ。
不思議がいっぱい。
植物ではないが、これも自然の一部なので、紹介できてよかった。

ただ、水辺ではないところで、カマキリから出てしまったハリガネムシさんには「ごめんなさい」

コメント
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