みどりの野原

野原の便り

3月25日 枚岡神社周辺 トラフシジミ クロツヤミノガ オサムシの仲間 コクワガタ越冬 イヌガシ

2019年03月25日 | Weblog

ウメの名所だった枚岡公園
梅林のウメの木はh28年ウメ輪紋ウィルスの感染ですべて伐採された。

 
カンザキハナナが満開 春の香り
花の香りに集まるハエやハナアブの仲間 ツリアブやヒラタアブなどが飛び回っていた。
よく見ようとするがすぐに次の花へと移るのでなかなかしっかり見ることができない。
 右)トラフシジミを見せてもらった。縞模様とオレンジ色の斑 尾状突起がよく見えた。きれい!
表翅は青い。さっき飛び回っていた青い翅はこれだったのか。

 
クワゴマダラヒトリ いろんな植物についていた。
 右)ギシギシの葉裏のコガタルリハムシの卵 まだ新しいものから日の経ったものまで3段階の卵
大きいお腹の雌成虫・それに雄成虫もたくさんいる。

 
もうすぐ咲きそうなソメイヨシノのツボミ よく見ると可愛いシャクガの幼虫がいた。

 
灯籠の傘の下のミノムシ クロツヤミノがらしい。名前を初めて聞いた。
ウォーキングの人が「ツヅミミノムシがいますよ」と教えてくださった。
一瞬??と思ったが、マダラマルバヒロズコガのことだと気が付く。
                右)この幼虫はひょうたん型の巣を背負って歩く。
何回も見ているが、動いている姿を見たことがない。見たいなあ。後でもう一度見たが全く動かず。

 
オサムシの仲間 翅の点刻をよく見ようと捕まえて観察 点刻は3筋あった。臭い!

 
はがれかけの木の皮をめくったらエサキモンキツノカメムシが越冬していた。
    右)木の皮に擬態しているのか?マダラガガンボ わかるかな?

 
メンバーの一人が朽ち木を割ったら、コクワガタの幼虫がゴロゴロ出てきた。
左の写真で5匹見える。右)別の朽ち木には成虫の雄と雌がいてみんなで盛り上がる。

 
    イヌガシ 雄花        マルバコンロンソウらしいもの

帰りの電車で途中まで一緒に帰った人が「ソトシロオビナミエダシャクの幼虫はヒサカキの雌花を食べると死ぬ」という話を教えてくださった。大学の講座で聞かれたとか。
同じヒサカキなのに?雄のツボミはOKなのに雌のツボミでは死ぬ?へえ~~。信じられないような話。
帰ってさっそく調べたら・・ほんと。すごい。

ヒサカキは雌雄異株だが雄木・雌木・両性の木(いろいろな組み合わせあり)があり、雌木で幼虫が見つからないことがわかり、研究された結果、雌の花蕾を食べさせるとほぼすべての幼虫が死ぬことが分かった。
さらなる研究で雌花のガクに防御物質があることがわかったそうだ。
ヒサカキの生育する地域ではエダシャクの成虫は雄株を選んで産卵するという。
不思議ですねえ。詳しくは「むしコラ」でネット検索してください。

コメント
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