みどりの野原

野原の便り

9月20日 東熊野街道

2014年09月20日 | Weblog
東高野街道ウォーキングのツアーに参加 
長袖でも少しひんやりするが、歩くのにはちょうどよかった。

 
伯母谷トンネル近く ツタ紅葉 サクラの葉も色づいて秋らしい景色 

登り坂。
シバ栗やアケビ・トチの実などの皮や殻が落ちていたが実はシカなどが食べているらしい。

 
杉の植林の細い道をぐんぐん登って行く。

 
小さい石垣と大木のあるところに出た。 橘将監(たちばなしょうげん)の墓とのこと。
橘将監は伯母谷の土豪で南朝の忠臣。里人の尊敬を集め今も毎年祭礼がおこなわれているとか。どうしてこんな山の上にお墓を作ったのかな?

 
川上村で一番太いトチノキ 幹周5m   所有者の墨書きのある杉

途中の公民館で休憩時にあまり知られていない「川上村と天誅組」のお話を聞く。
幕府軍に追われた天誅組の志士を助けかくまうなどした歴史があるらしい。


神社でお弁当 こんな山の上の神社 お参りも大変だなあ。

下りまた上り、木の橋を渡り・・
少し広くなっている分岐点は茶屋跡だという。
 
この近くには「柏木まで24丁」「おおみねまで92丁」など書かれた石標も残り、この辺りに来ると、ここがただの山道ではなく、街道であったことを実感する。
今は便利に車で行ける奈良県から和歌山新宮への当時の最短ルートであり、大峰山への信仰の道でもあったのだ。
茶屋があるほど人が行きかったとは想像できない。

 
木の根が道を塞ぐ横をすり抜ける。 倒木の目立つところもあった。
下って

神社へ下りてきた。迎えのマイクロバスの待つ道路はもうすぐ。
降りたところは大峰山の登山口「大峰山本堂道116丁」の大きい石碑があった。

木の枝や杉の落ち葉の敷く道、崩れかかった道もあり一本道ではない山道。
案内していただいたから歩けた。


ベニバナヤマシャクヤクと思われる果実 疲れが飛んだ。
コメント
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