みどりの野原

野原の便り

4月1日 天理から桜井 山の辺の道

2012年04月01日 | Weblog
山の辺の道本番 今日は私の担当だ。
参加者32人 お天気もまず大丈夫そうで一安心。 

天理本通り ゆっくりお店を見たそうなメンバーを促して・・

街路樹のソメイヨシノは丸い蕾がピンクに染まってもう間もなく咲きそう。
 
列が長くなりがちなのを時々調整しながら石上神宮へ

石上神宮(いそのかみじんぐう)


神官と巫女さんが社殿の方へ歩いて行かれた。

 
       楼門(重文)        拝殿(国宝)現存する最古の拝殿

本殿は大正時代の建造 それまでは本殿はなく禁足地を遙拝していた。

ここでは野性的な鶏が見られることでも有名。
元は捨てられたものだそうだが、今は「神鶏」として大事にされている。

 
樹上の東天紅鶏 東天紅鶏は日本3大長鳴き鶏の1つ。時々良い声で鳴いた。
                        右)チャボ 尾を立てた姿がきれい。

黒い顔がおなじみの烏骨鶏。今回調べていろんなことがわかった。
羽色は白の他、黒もあるらしい。 羽根とほっぺた以外は皮膚・内臓・骨・舌まで黒いそうだ。
成鳥でも絹毛がありふわふわ。足指は普通の鶏(後ろ指は1本)に比べ多く、前向きが3本・後ろ向きが2~3本ある。蹴爪も鋭い(写真右)
美容食と言われる卵は1個数百円もするらしい。
なんとなく黒っぽい卵を思い描いていたが、色は薄茶の赤玉らしい。ここでも卵を産むんだろうな。


休憩所の横にお米の入った餌箱が。

3種類の鶏を紹介した後「鶏クイズ」を出した。
「木の上に東天紅鶏が6羽いました。猟師が鉄砲で1羽打ち落としました。残りは何羽残ったでしょう?引き算が出来たらわかりますよね。」
参加の小学生が考えている間にお隣の大人参加者が答えを・・あっさりと当ててしまった。

鏡池のワタカ(馬魚)はどんなものかと思っていたが、特に変わったことのない普通の形のコイ科の魚だ。

ナショナルトラスト奈良県発祥地から内山永久寺跡へ。
看板によると石上神宮の神宮寺としてずいぶん広い寺域であったようだが明治の廃仏毀釈で今は跡かたもない。今ある池はその当時もあったようだ。

 
果樹園を通りながら刀根早生のことを話したり、下見で見つけたウグイスカグラや道端の植物もちょっと紹介したり・・
避けては通れない古墳や神社など歴史的なことは簡単に。

弁当を食べた頃から小雨が降ってきた。降ったりやんだり・・まあたいしたことはなかったが。

夜都伎神社(やとぎじんじゃ) 


    珍しい藁葺屋根の拝殿

竹之内環濠集落・萱生(かよう)環濠集落・西山塚古墳から・・・

中山大塚古墳の麓にある大和神社(おおやまとじんじゃ)お旅所へ。
ちょうど今日はチャンチャン祭りの日 「祭りはじめはチャンチャン祭り、祭り治めはおん祭り」と言われる。
大和神社から出発した行列がここに立ち寄ることになっている。

途中でお旅所に向かう笙や龍笛などの楽器を持った人に出会う。  
お旅所では敷物が敷かれ膳の準備もされていた。

きっと祭りには間にあわないだろうと思っていたのが、順調に来れて、かえって時間がありすぎて・・まだ1時間ほどかかるというので、祭りを見たい人を残してちょっと気を引かれながら帰り組を引率して長岳寺~柳本駅へ。

ところが、JRの待ち時間が長くてチャンチャン祭りを見た人達と一緒になってしまい、ちょっと悔しい思い。

ほぼ計画通りの観察会ができたが、せっかくチャンチャン祭りの日だったのに見ずに帰ったことが心残りた。
コメント
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