みどりの野原

野原の便り

(18) マダガスカル 11月27日⑩-2 ペリネ~アンタナナリボに戻る

2009年03月06日 | Weblog
ペリネで昼食後、出発して、国道2号線をアンタナナリボへ向かう。

来る時はほとんど途中で停まらず目的地に急いだので、帰りは見た
いところで停まってもらい、降りた。

 
 道路沿いにある炭屋さん   運転手さんが自分の家用に1袋買った

1袋5,000MA だという。アンタナナリボで買えば倍ぐらいするらしい。
仕事の途中に個人の買い物・・のんびりしていていいな。

国道2号線と付いたり離れたりしながら走っている線路は
アンタナナリボ~東海岸までの貨物を運ぶ貨車用だという。

昔は東の港から汽車で荷物をアンタナナリボまで輸送した。
その汽車の燃料にするのにユーカリの炭が使われたらしい。

その名残のユーカリ並木などが残っているわけだ。
炭は今は生活用に使われる。

  
        赤米               子供が米を搗いていた

 
写真を撮らせてもらった。子守? いやこの子の子供かも
                  横で女の人が魚を焼いていた

   
       藁葺きの民家            炭焼き窯      

炭焼き窯の周りははげ山になっていた。乾燥化が進まないか?

ゴロゴロと雷がなり降り出した雨もそのうちに止んだ。  

 
賑やかな町も通る  人力車は町の人の足だ
時々「HOTERY」の看板があるのはホテルではなく食堂のことらしい。

 
       マンゴロ駅         まるで庭の1部のような線路
                      貨車はめったに通らない
      
この列車もっと人も運べばいいんじゃないかと思うが・・

国道はあるけれど。故障車が多すぎる。道は整備されていても、車が
これでは・・

来る時(26日)あまり故障車をたくさん見かけたので、帰りには正の
字を書いて数をとっている。はたして・・・? 何台見かけるか?

ここではバスが故障で、客が降りていた。
こんな目にあったらたまったものじゃないな。
幸いわれらの車は快調に走る。

  
       レンガを焼く煙            レンガ

レンガを焼くのは乾季が適すので、もう雨季に入る今はレンガ焼き
も終わりだ

山を登っていく。
ダムや採石場らしいところもあった。


山の中で珍しく貨車が通るのを見た。

来る時にミツバチの箱が並んだところが気になったので止まっても
らったがお留守らしい。
犬がわんわん吠えるばかりで、誰も出てこなかった。

道端で女の子が何か売っているところに停まってもらった。

車に寄って来た2人の女の子は「ザリガニ売り」だった。
大きいザリガニががっちりと縛られていた。
そのくくり方が面白い。

1つ1000MAという。買ったら写真を撮らせてくれるかな? 
でも買ってどうする?
そしていいことを思いついた。「運転手さん持って帰りません?」
「いいよ」というので1つ買い、写真を撮らせてもらった。

 
     ザリガニはいかが~     アメリカザリガニよりはごっつい


ザリガニを草の葉に抱きつかせた格好でくくってある。芸術的だ。

町で売ってた「巻きタバコ」も1つ買って撮らせてもらえばよかった。
怖そうなおじさんだったので写真が撮れなかったのが心残り。

もう1か所の養蜂所にも寄ってみた。
おじさんと子供が5・6人・牛もいた。

 
巣箱 さっきの所のとは形も違う  おじさんにインタビュー
「まだはちみつはない」とのこと。ちょっと季節が早いらしい。
雨季になれば花もたくさん咲くのだろう。

そこには子供が大勢いたので「みんなおじさんの子?」と聞いてみた
ら「近所の子もいる」とのこと。多すぎるわね。

山も峠を越えたらしい。下りになっていた。
この辺で見るのはこぶのない牛だ。

 
         田んぼ             田植え風景 手植え 

田んぼでは草取りしているらしい人も見た。
田んぼの横の川で何か採っているのはザリガニかな?

 
ハチミツ売っているところがあったので止まってもらった。
プラムとリサイクルペットボトルに入ったハチミツが並んでいた。
そのペットボトル・・なんとかならないかな・・大丈夫?

でもこれは間違いなく純粋蜂蜜だ。
レンゲはちみつと違って癖のある香り。
1本購入 3500MA(約35円)

家に帰って熱湯消毒したきれいな瓶に移し替え、毎日ヨーグルトや
ジュースに愛用。完食した。
Sさんは「癖があってそのままでは食べられなかった」と蜜煮に
利用したそうだ。Mさんはおいしく食べたらしい。

  
左)伝統的な3階建ての家          右)高原の野菜の畑
3階が台所になっているそうだ。
窓に煙の煤がついて黒くなっていた。
こういう家もだんだんなくなっていくのだろう。
             
               今までこんな畑らしい畑は見なかった。
               トウモロコシ・キャッサバ・ウリらしい
               ものも見える。
               町の野菜はこんなところから運ばれてい
               るのか。

 
心なごむ洗濯風景 あれで白く仕上がるのかだけが心配

 
    アンタナナリボ市内は渋滞       高原の町アンタナナリボ

さて、4時間足らずの国道2号線で見た故障車の数は、14台だった!
トラックもバスも・・いろんな車種があった。

17:30コルベールホテル到着 我が家へ帰ったような気分。
今夜がマダガスカル最後の1泊になる。(はずだった・・

ホテルは冷房・冷蔵庫完備・部屋にポットもあってお湯も沸かせる。

さあゆっくりお風呂に入るぞ。バスタブにお湯を張って一番風呂。

体を洗いかけたら、あらっ停電。お湯がでなくなった。
Sさんが持ってきてくれた懐中電灯で半ば手探り状態で体を洗う。

やっと点灯。ところがシャワーからは赤茶色のお湯が・・
そしてまたまた停電。なんということだ。お風呂に付いてない私。

ホテルの夕食

前菜はフォアグラとたたき これだけでお腹いっぱい

 
 左)私のメインディッシュ 羊肉料理   右)友達の鳥肉料理
ステンレスボールのような蓋を目の前でパカッと開けてくれる。
ごちそうなんだけど量が多くて食べられない。


 パイナップルのデザート お腹いっぱい。入らない

お食事お助けマンのガイド ジョゼさんは、私たちをホテルに送り
届けた後、「10日ぶりの我が家で一家団欒」というわけで、いない
のでもったいなかった。
一家揃って食べに来てもらったらよかった。

それにしてもガイドというのも大変な仕事だ。
子供さんもいるのに半月も家を出たままで・・。
どんなごちそうより今日は家族と一緒にいたいだろう。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする