みどりの野原

野原の便り

4月4日 勾玉作り

2008年04月04日 | Weblog
学習塾の研修旅行で、中学校を卒業したばかりという学生さんたちが
勾玉作りに来られた。

私は午前中だけお手伝いした。

午前中、女子学生さんは飛鳥めぐりをし、男子学生さんがその間に
飛鳥歴史公園館で勾玉作りをされた。

滑石という石を使う。私達年代にはおなじみの「ロウセキ」だ。
・・と言ってもみんなわからないよねー。


説明を受けた後、さっそく製作に取り掛かる。

先ず、鉛筆で勾玉の輪郭を描く。
紐を通す穴をキリであける。
それから鉛筆の輪郭に沿ってヤスリで削りだす。



見ていると性格がわかるような気がする。
慎重に黙々とヤスリを動かす子。
少々遅くても、ちょっと歯がゆくても、自分でやることに意義があ
り、出すのは口だけ、アドバイスのみ。

要領さえわかれば削るのはただただ根気仕事だ。

面取りをしたらサンドペーパーで磨きをかけ、最後に水ペーパーで
仕上げると、ピカピカの世界に1つの勾玉が完成する。
うれしい瞬間だ。



みんなお昼までには出来上がり、それぞれが首に勾玉ペンダントを
かけ、公園内でお弁当を食べた後、飛鳥めぐりになるらしい。

入れ替わりに女子学生さんが午後から勾玉作りをされる予定だ。

今日、ロープウェイで葛城山に登ってロッジに1泊し、明日歩いて下山の予定らし
い。
お天気もよさそう。飛鳥・奈良を充分楽しんでほしい。
コメント
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