Green Forest-北国の庭づくりあれこれ-

雪国、青森市を中心に活動しています。ガーデニング、外構、造園、エクステリアから、趣味の事まであれこれと綴ります。

レンガの積み方

2011-02-24 08:14:50 | 庭づくり
ニュージーランドの震災とても恐ろしいですね。

TVでよく映される、崩れたレンガの建物。

散らばっているレンガの映像を見ると・・・

鉄筋どころか、穴空きレンガすら使っていませんでした。

それは、崩れるはずです。



歴史的建物を大切にする、古い建物に価値を見出す欧米の文化は、

僕も憧れるのですが、

建物は、シェルターでもあるんだなと、改めて痛感しています。

自分でDIYして住むのが主流のライフスタイルもいいのですが、

やっぱり、それなりの補強をしなきゃ。

住む人の生命を優先させなきゃなと思いました。




そこで、今回はレンガの積み方のお話をしたいと思います。

アチコチでレンガ積みを見ますが、危ないな~と思う積み方が多いです。

職人さんは技術はすごいのですが、建築基準法に興味のある方は少ないのが現状。

やはり、そこは私たち監理者がしっかりしなければならない所で、

ウチなりにポイントは色々あるのですが、

今回は基本的な箇所をお話したいと思います。





さて、まずは基礎ですね。

花壇だろうが、塀だろうが基礎は大事です。(当然ベースの断面は変わってきますが)

これがまずDIYとの大きな違い。

DIYではサラッと、敷きモルタルなんかの施工が多いです。

あと、高い塀は当然鉄筋が必要です。

田植え(コンクリートが固まる生の状態で、鉄筋を差す事)はありえません。

鉄筋の太さに応じた、定着長さを守りましょう。





次は鉄筋ですね。

縦筋は大丈夫。今は穴あきレンガという便利なものがあるから。

(これがニュージーランドの古い建物では使われていなかったのです)

問題は横筋です。

これは、レンガを1個ずつカットして、鉄筋の通り道を作らなければならないのです。

これが大変・・・職人さんはいつもレンガの粉で顔を真っ赤にして加工しています。

レンガいっぱいの現場っていうと「うぇ~」なんていいながらしっかりとやってくれます。

職人さんの力無くして、きれいなレンガ積みは出来ないのです。





これは花壇ですね。

やってない人が多く、別に定められてる事でも無いので、

自己満足の世界かもしれませんが、

レンガの土がかぶる部分に、モルタルを塗ります。

レンガは水分を吸うものです。

常時土に触れるヶ所は、こうして置くことによって、余計な水分吸収を抑えます。

これで、レンガが長持ちします。







そうすると、こんな美しいレンガの壁が出来あがるわけです。

78年の宮城県沖地震で建築基準法が大改正されたように、

法が整備されて、

花と自然に囲まれた美しい国が一日も早く復旧することを願っています。

実は、僕は、

将来ニュージーランドに移住したくて、今でも(変わらずに)そう思っています。




青森市森林博物館

2011-02-10 14:18:57 | こどもみどりのもり作品コンクール


お久しぶりでした。

今日は、昨年に引き続き森林博物館へ。

こどもみどりのもり作品コンクールの展示会場としてお借りする事になったのです。

期間は、

4月2日(土)、3日(日)

ちびっこは春休みです。いいな~。



大変遅くなりましたが、

こどもみどりのもり作品コンクールにご応募いただきましてありがとうございました。

こどもたちの絵は、想像以上に発想豊かで、躍動的で、感動的で・・・

見てると、うれしくなったり、元気になったり、ウルウルきたりもします。

書いてくれたこどもたちと、参加して下さった父兄の皆様には、とっても感謝しています。

大変な労力と、費用がかかったのですが、このコンクールを企画して良かったと感じています。

現在は、作品を審査し、本にまとめ上げる作業をしていて、

展示会には、皆様にお配り出来ると思います。



展示会の詳細につきましては、

参加者の皆様に、後日改めて、詳細を郵送させて頂きます。

まずは、この場をお借りして、御礼申し上げます。