goo blog サービス終了のお知らせ 

みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

台風一過。日本ミツバチの箱を足しました。

2012-06-20 19:49:57 | ニホンミツバチ
台風が東海地方に来るというので、昨日ともちゃんが
ミツバチの箱が倒れないようにしっかりと固定しました。

幸いなことに台風はそれてくれたのですが、
蜜蜂の箱の下から、水のようなものが流れて、
蜂が箱に一杯になっているようなので、ウォーキングから帰ってから、
箱を一段たしてやることにしました。

窓からのぞくと一番上も二段目もミツバチでぎっしり。
 
箱を足そうと持ち上げると、そこすれすれまでミツバチが増えています。


持ち上げていられないほど重たいそうなので、きっと蜜がたっぷりたまっているのでしょう。
素早く写真を写して、いちばんしたに箱を足しました。
  
一番下の窓はすぐに湿気?で曇って来ました。

新鮮な空気が入って換気できるように入り口を少しあげてやりました。
入り口が広くなるとススメバチが心配なので、
スズメ蜂除けの金網で覆います。


今年はいった崖下の箱は、大きな群のようです。

応援クリック人気ブログランキングへ してね 
本文中の写真をクリックすると拡大します。

お天気がぐずついていたので、庭仕事をするのをやめて
買ってきておいた本を二冊読みました。


夕方外に出てみると、なんと、家の前の坂の東がわがきれいになってあります。

もといさんに草取りを頼んでおいたので、
草を抜いて片づけて、さらにほうきではいてくれたとのこと。
  
最後にホースで石を洗って、もうカンペキ。
さすが仕事がていねいできれいです。

市道沿いに植えた琉球朝顔の一番花。


花木センターで買ってきて植えたヤマツツジにも、

ひときわ目立つ赤い花が開きました。


最後まで読んでくださってありがとう
人気ブログランキングへ  クリックを

 記事は毎日アップしています。
明日もまた見に来てね
  


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

6月19日(火)のつぶやき

2012-06-20 01:26:48 | 花/美しいもの
17:04 from web
台風が違づいているみたい。奈良県や三重県が暴風雨域に入ったとのこと。庭の鉢物を飛ばされないように移動して早目に買い物してきました。やや東のほうに向いてるようだから直撃は免れることを祈っています。他の地域も大きな被害がでませんように!

21:45 from gooBlog production
季節はずれの台風4号、東海地方に最接近/堂島ロールと金目鯛 goo.gl/1iXan

22:14 from Tweet Button
福島で今、思うこと  会田恵   ~福島で〝ものづくり〟をしている女性たちからの緊急メッセージ ① | WAN:Women's Action Network wan.or.jp/art/?p=3321

by midorinet002 on Twitter
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

季節はずれの台風4号、東海地方に最接近/堂島ロールと金目鯛

2012-06-19 21:21:07 | おいしいもの/食について
季節外れの台風4号が日本列島にぐんくん近づいてきて、
午後に和歌山県に上陸しました。

  
さきほど愛知県に再上陸し、今夜東海地方に最接近しています。

  台風4号:季節外れの上陸 過去7番目の早さ  
毎日新聞 2012年06月19日

19日夕、和歌山県南部に上陸した台風4号。6月に台風が本土へ上陸したのは気象庁が統計を取り始めた1951年以降、11回目だ。過去には56年の台風20+件3号が4月25日に上陸した例があり、今回は過去7番目の早さ。季節外れの上陸の原因は、強く張り出した太平洋高気圧に台風が押し上げられた上、普段より南下した偏西風に乗ったことにある。
 気象庁によると、日本の南東海上には14日ごろから強い太平洋高気圧が張り出し、18日は全国の60地点で最高気温30度以上の真夏日となった。台風20+件は高気圧の縁を弧を描くように進む特性がある。通常、6月の高気圧は強くないため台風20+件は日本の南海上を東進するが、今回の高気圧が大きく日本列島方面へ張り出したことに伴い、台風が日本付近まで北上した。ただ、これだけでは上陸コースはたどらない。当初の予報でも台風は本州の南岸をかすめて東進し、上陸しないはずだった。


 台風4号 和歌山に上陸=東日本縦断も-愛知で7万人避難勧告 
(2012/06/19 時事通信)

 強い台風4号は19日午後5時すぎ、和歌山県南部に上陸した。紀伊半島を風速25メートル以上の暴風域に巻き込みながら北東に進行。東日本を縦断し、20日には三陸沖に抜けて温帯低気圧に変わる見通し。気象庁は大雨や暴風、大しけのほか、交通への影響に厳重な警戒を呼び掛けた。
 台風の上陸は今年初めて。6月の上陸は2004年の6号以来8年ぶりで、1963年6月13日に次ぐ観測史上7番目の早さだった。
 台風の影響で、近畿や東海の各県で避難勧告が出され、愛知県豊橋市は市内を流れる2つの川の近隣約2万8000世帯、約7万2000人に避難を勧告。東日本大震災で被災した宮城県石巻市も約1万人に避難勧告を出した。
 台風は19日午後6時、三重県尾鷲市の南西約40キロを時速約65キロで北東に進んだ。中心の気圧は965ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は35メートル、最大瞬間風速は50メートル。中心の南東側190キロと北西側110キロ以内は暴風域、中心の南東側500キロと北西側330キロ以内は風速15メートル以上の強風域。
 台風の接近で、四国付近の海上では19日、猛烈な風が吹いた。四国から北海道では20日にかけ、最大風速18~35メートル、最大瞬間風速30~50メートル、波の高さ6~10メートルが予想されている。
 西日本と東海では19日、各地で非常に激しい雨が降った。東海から東北は20日にかけ、太平洋側を中心に雷を伴った非常に激しい雨が降り、猛烈な雨となる地域もある。同日午後6時までの24時間予想降水量は多い所で、東海400ミリ、関東甲信、東北250ミリ、近畿180ミリ、四国、北陸、北海道150ミリ。  


台風情報 気象庁

天気予報 ウェザーニュース


応援クリック人気ブログランキングへ してね 
本文中の写真をクリックすると拡大します。

昨日、長岡京市の女性交流支援センターに行ってきました。


女性交流支援センターは、京都から11分のJR長岡京駅をおりてすぐの「バンビ」の6階です。



9時半からの女性ステップアップセミナーのテーマは、
「市民自治とわたし わたしのことはわたしが決める」。
2時間という時間内で、「市民自治」という比較的おかたい話を、
市民にも分かる言葉で、を心がけて話しました。
わたしの話は、理論編と現場で使いたおしてもらう
ための手法ですから、何かひとつでも心に残って、
行動に移す人がいらっしゃればうれしいです。
その後の交流会でも、気持ちのいいみなさんとお話しできてよかったです。

かえりに名古屋駅で途中下車して「堂島ロール」を買いました。



さっそくおいしいコーヒーをいれて食べましたよ。

「堂島ロール」の賞味期限は当日なのです。

ともちゃんが金目鯛を炊いてくれました。


最後まで読んでくださってありがとう
人気ブログランキングへ  クリックを

 記事は毎日アップしています。
明日もまた見に来てね
  


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

6月18日(月)のつぶやき

2012-06-19 01:27:39 | 花/美しいもの
18:52 from web  [ 1 RT ]
長岡京市の「女性のためのステップアップセミナー」に呼ばれて行ってきました。リクエストされたテーマは「市民自治とわたし わたしのことはわたしが決める」。本のコピーも資料に入れて、なるべくわかりやすい言葉を使うことを心がけたけれど、総論と理論編なのでちょっとむずかしかったかも・・・。

19:03 from web
帰りに京都駅の西改札口近くの中村藤吉というカフェで生茶ゼリイを注文。甘くないぷるぷるの抹茶ゼリーに抹茶アイスとあんと栗がついていておいしかった。食べるのに夢中で写すの忘れた。tokichi.jp/tenpo/index4.p…名古屋駅でも途中下車して「堂島ロール」をお土産に買いました。

22:13 from gooBlog production
それでも原発に頼らず(論説主幹・深田実)/>【岐阜】大飯再稼働決定に抗議の沈黙(中日新聞)  blog.goo.ne.jp/midorinet002/e…

22:14 from gooBlog production
それでも原発に頼らず(論説主幹・深田実)/【岐阜】大飯再稼働決定に抗議の沈黙(中日新聞)  blog.goo.ne.jp/midorinet002/e…

by midorinet002 on Twitter
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

それでも原発に頼らず(論説主幹・深田実)/【岐阜】大飯再稼働決定に抗議の沈黙(中日新聞) 

2012-06-18 21:30:27 | 地震・原発・災害
昨日の中日新聞一面の「それでも原発に頼らず」はとても胸にしみるものでした。


2012/6/17 中日新聞

それでも原発に頼らず(論説主幹・深田実)
2012/6/17 中日新聞

 大飯原発再稼働の決定を聞いて福島の人たちはどう思ったでしょう。想像してみてください。突然故郷を喪失させられた人々の政府への不信と怒りの深さを。
 私たちも同じように思います。福島の事故で私たちの学んだ多くのことが、一握りの政治家らによってこれほどやすやすと忘れ去られてしまうのかと。
 地元福井は国にさまざまな要求をしました。頼りない政府に向かっては当然のことです。一方、国民の多くには、国の性急さばかりが印象づけられました。これほどの重大事なのに手続きは粗略、ろくな説明も情報開示もない。
 これはデモクラシー、民主主義の軽視にほかなりません。
 政府はこの夏に、日本の未来のエネルギー計画について大綱を出し、それをもとに国民的議論を行うと言ってきました。しかし、それは本来、再稼働を決める前に行うべきことです。順番が間違っているのです。民主的ではないのです。ここに日本の原子力政策の致命的欠陥があります。
 これはとてもおそろしいことです。国民の健康と安全、日本への信頼、世界の環境、また日本の未来にもかかわる重大事が、この程度の手続きで決まってしまうのですから。
 今、世論の多くは脱原発依存を支持しています。世界を見渡せばドイツは昨年、早々と脱原発を決めました。環境汚染に厳しい国柄ですが、人も技術も優れた日本で重大事故が起きたことに驚いたのです。
 日本は日本のやり方で決めればいいと思います。技術論だけでなく、日本人のもつ自然観、倫理観また歴史があります。
 私たちは、原発に頼らない第一の理由として、人の命と健康は経済性に優先する、と訴えてきました。ドイツには人間の尊厳を重んじる人間中心主義というカント以来の思想がありますが、日本にも人や自然を大切にする伝統的精神があります。
 未来は長い目で考えたい。自然エネルギーの活用は持続可能性を実現するかぎです。大量消費文化は見直すべき時です。被爆国としては、核不拡散を進める人類的責務もあります。
 国は再稼働を決めました。しかしそれでも、私たちは、原子力に頼らない、持続可能という新たな豊かさを築くべきだと考えます。次世代のためにも、今よりも未来を考えようではありませんか。そのためには、民主的手続きと国民的議論が欠かせないのです。  


おなじ17日の中日新聞の岐阜版のトップ記事は、岐阜の脱原発グループの抗議行動のこと。
がんばっている旧知の友人たちのの顔や名前も出ています。

 【岐阜】大飯再稼働決定に抗議の沈黙 
2012年06月17日 中日新聞 

 政府が関西電力大飯原発(福井県おおい町)の再稼働を決めた十六日、県民や首長には安全性の確保に懸念が広がり、福井県に隣接しながら再稼働の判断に関われないことへの不満の声が上がった。経済界は一様に再稼働を歓迎したものの、古田肇知事は「県民には不安の声が多い」として、再稼働後の状況を積極的に情報提供するよう国に求める考えを示した。
 岐阜市のJR岐阜駅前では十六日夜、脱原発を訴える「さよなら原発ぎふ」のメンバー約三十人が「福井の原発群の風下に住む岐阜県民として到底容認できない」と書かれたチラシを配り、五分間沈黙して抗議した。
 メンバーの戸田二郎さん(61)=笠松町=は、市民に「立地自治体だけの同意で再稼働が判断されてもいいのか。国は周辺の理解を得る努力をすべきだ」と訴えた。
 「放射能のゴミはいらない!市民ネット・岐阜」の兼松秀代さん(64)=岐阜市=も「原発なしで一カ月やってこられた。日本全体で節電すれば夏も乗り切れるのに」と話す。
 県内で最も大飯原発に近い揖斐川町の坂内地区で農業を営む谷口則夫さん(61)は「見切り発車。再稼働してほしくなかった」。地区には一年の多くを西風が吹き下ろす。「何かあったら完全に停止できるのか。安全が確保されているのか分からない」と困惑する。
 関市小瀬の喫茶店経営山田みどりさん(47)も「安全性の信用できるデータがない」と国への不信感をあらわにし、揖斐川町三輪の農業小寺春樹さん(64)も「国はきちんと説明して」と不安を示した。
 再稼働に理解を示す意見もある。坂祝町の大学生大家祐一さん(21)は「経済をこれ以上悪くさせないために原発は必要。資源の乏しい日本は原発を中心にし、他の資源も上手に活用するべきだ」。
 多治見市北丘町の税理士戸田政雄さん(63)は「どうしても足らない分を補うための再稼働は致し方ない」とする一方で、「絶対の安全がないことは福島で分かった。再稼働はあくまで暫定とし、代替エネルギー技術を開発するまでの時間稼ぎにすべきだ」とくぎを刺した。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(以下略)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



応援クリック人気ブログランキングへ してね 
本文中の写真をクリックすると拡大します。

「脱原発」の方針を鮮明にしている中日新聞は、社説も「大飯原発再稼働」のこと。

  【社説】大飯原発が再稼働へ 私たちの望む未来は
2012年6月17日 中日新聞

 政府は、大飯原発3、4号機の再稼働を決めた。だが、私たちは日本の未来をあきらめない。原発に頼らない社会を目指そう。節電の夏にも挑もう。
 「福井県の決断に感謝したい」と、野田佳彦首相は言った。まさか、危険を背負い続けてくれることへの感謝ではあるまい。
 東日本大震災のあと、私たちはこの国を変えようとしてきたはずである。何よりも命を貴び、災害に強い地域をつくる。そのために私たち一人一人も変わろうとしてきたはずだ。

安全の根拠はどこに
 原発の再稼働を、このような形で今許すのは、間違いだ。新しい日本が遠ざかってしまう。
 第一に、福島の事故原因がわかっていない。まだ誰も責任を取っていない。誰もきちんと謝ってはいない。そういうあいまいさの中での再稼働なのだ。
 政府はまるでピンポンのように、「責任」というボールを地元に投げ付けて、最終的には、野田首相、枝野幸男経済産業相ら関係閣僚の協議で決めた。
 最後が政治判断というのは、間違いではない。だが、それには大方の国民が納得できる科学的根拠が欠かせない。
 政治判断のそもそもの根拠にされた安全基準は、経産省の原子力安全・保安院がたった二日で作った即席だ。福島第一原発事故の張本人で、間もなく解体される予定の保安院が作った安全基準を、国民として信じられるはずもない。新たな原子力規制機関の設置法は、まだ成立していない。原発の安全をはかる物差しが、今この国には存在しないのだ。
 ところが、関西電力が一方的に主張する「この夏14・9%の電力不足」という予測だけを前提に、流れ作業のように再稼働へと判断が進んでいった。
 非常時の指揮所になる免震棟と放射性物質のフィルターがついたベント(排気)設備は、それぞれ四年後、防潮堤のかさ上げは二年後にしか完成しない。地表がずれて原子炉を損傷させる恐れがあると専門家が指摘する、原発直下の断層に至っては、再調査の予定もないという。
 後ずさりする政治をよそに、私たちは、今も変わろうと願っている。政府がなすべきことは、綿密な節電計画を立てて、国民によく説明し、協力を求めることだったのではないだろうか。私たちは喜んで受け入れた。

世界はグリーン経済へ
 太陽光パネルや家庭用燃料電池を取り付ける家が増えている。装いは涼しく、エアコンは、ほどほどに。打ち水をし、風鈴を軒に下げてみるのもいい。際限なき電力依存から抜け出そう。
 モニターの数字を見ながら、ゲーム感覚で節電を楽しむ家庭も増えた。
 多くの企業は、直接の経費節減につながり、ビジネスチャンスの宝庫でもある省エネへの取り組みをやめるはずがない。
 二十日からブラジル・リオデジャネイロで始まる「国連持続可能な開発会議」もテーマに掲げたように、世界の潮流は、省エネ、省資源のグリーン経済だ。
 経済の繁栄は、原発ではなく持続可能性の上に立つ。技術立国日本こそ、グリーン経済移行の先頭に躍り出るべきなのだ。
 そのためには、原発の寿命を最大でも四十年と厳しく定め、この間に風力や太陽光、太陽熱の効率利用に磨きをかける。
 移行期間は水力や火力でつなぐ。クリーン・コール(有害排出物の少ない石炭燃焼)技術などを駆使した小規模な発電所を、可能な限り地域に分散配置して、高度な通信技術で需給の管理を図るエネルギーの地産地消が望ましい。
 廃熱を利用し、蓄電技術に磨きをかけ、国内に豊富な地熱や森林(バイオマス)などの資源も、もっと活用すべきである。
 日本経済の未来をひらいてくれるのは、原発ではなく、積み上げてきた省エネ技術なのである。
 国民は原発の立地地域にも、深い理解を寄せている。原発の危険と隣り合わせに生きてきた地元の痛みを感じている。
 原発マネーが支える暮らしは永続しない。電力への依存をお互いに改めて、この国全体の体質改善を目指したい。

なし崩しは許さない
 大飯原発3、4号機は、動きだす。しかし、例えば四国の伊方原発、北海道の泊原発と、再稼働がなし崩しに進むのを、私たちは恐れる。安全と安心は立地自治体はもちろん、日本全体が求めてやまないものだから。
 福島の教訓を教訓以上の成果にするため、私たちは立ち止まらない。福島に報いることでもある。原発推進、反対の立場を超えて、持続可能な新しい日本を築く。 


17日の河北新報と新聞各社の社説です。

  社説:大飯原発再稼働/「福島」を忘れ去るつもりか 
2012年06月17日 河北新報

 これでは「喉元過ぎれば…」ではないか。
 関西電力大飯原発(福井県)の再稼働が、きのう決まった。経過をたどると、まるで福島第1原発事故がなかったかのような錯覚にとらわれる。
 原発事故で故郷や仕事を失ったままの人たちや、放射性物質の危険にさらされて暮らす人たちの視点は、どこにもうかがえない。地元のおおい町から福井県、そして国へと何事もなかったかのように淡々と手続きが進められた。
 再稼働をめぐる一連の動きのポイントになったのは8日の野田佳彦首相の記者会見だった。だが、その内容は「福島のような事故は起きない」と意味もなく繰り返したにすぎない。
 事故への何の反省も示さないまま、この期に及んでなお「安全神話」を振りまく。原発事故の影響は生易しいものではないし、一体いつまで続くのかも分からない。一国のリーダーとして、その重大性をどこまで理解しているのか甚だ疑問だった。
 今、国民の前で原子力を語るのであれば、事故の原因と教訓、国策として取り組んだ原子力開発への評価、さらに将来の選択肢などについて丹念に説明すべきだった。その上で、再稼働の是非に言及すればいい。
 そうした理念が欠落しているばかりか、具体的な根拠も示さないまま「原発を止めてしまっては社会は立ち行かない」「東日本大震災のような地震と津波が来ても事故は防止できる」などと言ったところで、まったく説得力がない。
 福島第1原発が立地している福島県双葉町の井戸川克隆町長は「何十年も安全と言われ続けてきた。今回も同じような判断でしかないのかと、非常に残念に思う」と話したが、まさしくその通りだ。
 多くの原発事故被災者も同様に感じたのではないだろうか。それほど、被災地の人たちの心情と懸け離れている。
 福井県の同意によって、原発事故後初めて再稼働に向けて動き始めることになるが、関西地方の夏場の電力需要に備えた緊急避難と位置付けるべきだ。
 夏さえ乗り切れば当面、電力は足りるはずであり、安全性の追求を犠牲にしてまで急ぐ理由は見当たらない。そして全国のほかの原発については、福島第1原発事故の検証と原子力政策全体の見直しを踏まえ、あらためて考えた方がいい。
 原発事故には依然、未解明の部分が多すぎる。どの原子炉がどんな損傷を受け、どれほどの量の放射性物質を放出したのかという、基本的なことすらよく分かっていない。
 大量の放射性物質が放出された原因と経過を究明し、住民を被ばくから守る避難対策に反映させなければ、あの事故から教訓をくみ取ったとは言えない。
 原発事故は決して福島県だけの問題ではない。事故で放射性物質がまき散らされたら、どこまで広がるか予想もつかない。その教訓を置き去りにした原子力政策はあり得ない。 


社説:大飯再稼働―原発仕分けを忘れるな(朝日新聞 2012年06月17日)

社説:大飯再稼働決定 脱原発の流れ止めるな
(毎日新聞 2012年06月17日) 


クローズアップ2012:大飯再稼働決定 安全対策は積み残し(毎日新聞 2012年06月17日) 


最後まで読んでくださってありがとう
人気ブログランキングへ  クリックを

 記事は毎日アップしています。
明日もまた見に来てね
  


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

6月17日(日)のつぶやき

2012-06-18 01:23:08 | 花/美しいもの
10:36 RT from web  [ 5 RT ]
! RT @tetsu_molotov: 【本日!】『さよなら原発!三鷹アクション3』脱原発デモ。6月17日(日)13時集合、13時半出発。ローカル・デモの真骨頂。第二グループのアジテーターに紫野明日香女史と火炎瓶テツが参加(異色!)。※→mitaka2011nonukes.blog.fc2.com
野村羊子さんのツイート

12:21 from Tweet Button
『それでも、愛してる』喜劇と悲劇を織り交ぜた人間賛歌 青山リサ [学生映画批評] | WAN:Women's Action Network wan.or.jp/reading/?p=7455

12:22 from Tweet Button
家事労働のテクノロジー化は女たちを解放したか? 『お母さんはいそがしくなるばかり』 ルース・シュウォーツ・コーワン(高橋雄造訳) | WAN:Women's Action Network wan.or.jp/book/?p=4193

13:57 from Tweet Button  [ 3 RT ]
【v-wanニュース】2012・6・15首相官邸前再稼動反対デモ(読者投稿) | WAN:Women's Action Network wan.or.jp/reading/?p=7465

21:41 from gooBlog production  [ 2 RT ]
【悩みのるつぼ】お母さんと体を交換したい/(上野千鶴子)お母さんの反応を見てみたら? goo.gl/zEulW

by midorinet002 on Twitter
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

【悩みのるつぼ】お母さんと体を交換したい/(上野千鶴子)お母さんの反応を見てみたら?

2012-06-17 20:44:36 | ジェンダー/上野千鶴子
土曜日の朝日新聞beの【悩みのるつぼ】の回答者は上野千鶴子さん。
あす京都・長岡京市で講師を頼まれているのでその準備をしたりとちょっと忙しかったので、
今日まで気がつきませんでした。
で、新聞を整理しようとふと気がついたら朝日新聞beを見つけました。
「娘(と母)」の内面のかっとうを読み解いています。

   【悩みのるつぼ】
   
   2012.6.17 朝日新聞be

お母さんと体を交換したい
相談者 学生 18歳

2012.6.16 朝日新聞be

 18歳の学生です。悩みといえるか分からないのですが、お聞きしたいのは他人と体を交換する方法です。性格や記憶はそのまま、体だけを換えたいです。交換したい相手は母親です。
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(中略)・・・・・・・・・・・・・・・・。私は母を尊敬します。
 そんな母を応援したいと思い、体を渡すのはどうかと考えました。私は才能も根性もない落ちこぼれですが、若さだけはあります。体力と長いかもしれない未来ならあります。自分よりも、周りから必要とされている母が長く生きる方が価値があると思うのです。
 存在自体が邪魔な私を守ってくれる母に何も出来ない自分が嫌で嫌で仕方ないのですが、体を渡すことが可能ならば、生まれて初めて母の役に立てる気がするのです。

----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------
 お母さんの反応を見てみたら?
回答者 社会学者・上野千鶴子


 あなたの望みがかなったら、お母さんにカラダをあげた後のあなたはどうなるんでしょうねえ。この世からいなくなるんですか? それとも50歳のカラダになるの?
 若さをもらったお母さんがほんとうにうれしいかどうか、よく考えてください。娘に先立たれたら気が狂うように嘆くでしょうし、年齢が逆転した娘が自分より先立つだろうことを想像するだけで、やっぱり悲しむでしょう。
 きっとあなたはそう思えないのでしょうね。「存在自体が邪魔な私」とありますが、誰にとって邪魔なのでしょうか? お母さんがあなたを邪魔にしているの? それとももしかしたら、あなた自身がお母さんの美しさを手に入れたいの? そして若さごとカラダをあげて、あなたのつらさを味わってもらいたいの?
 あなたは、お母さんからほんとうに愛されたっていう気分がないのじゃないかしら。「愛する」ってあなたを大事にしたい、尊重したい、幸せになってもらいたい、って思うこと。お母さんがあなたを愛していたら、あなたの思いつきを喜ぶはずがない、という確信があなたに持てないのでしょう。もしかしたら自分の存在を母が邪魔に思っているのではないかという疑いが払拭(ふっ・しょく)しきれないのでしょうね。
 生き生きとして有能で美しい母と比べて、あなたは劣等感を持っている。たぶん今のお母さんは自分のことでせいいっぱいであなたに目を配る余裕もないことでしょう。そのお母さんに、あなたはわたしを見て、わたしをかまって、とサインを送りたいのでしょうね。
 この奇想天外な思いつきをお母さんに言ってごらんなさい。そして反応を見てごらん。一笑に付してあなたには自分より生きてもらいたいし、あなたにはあなたのいいところがあるのよ、と言ってくれるかどうか。そんなに哀(かな)しいことを考えていたの、知らなかったわ、と抱きしめて泣いてくれるかどうか。とりあってくれないなら……お母さんに愛されようと思うのをやめることです。もうあなたはこういう相談をひとりで出せるほどおとななのだから。
 だいじょうぶ、もうあなたはお母さんに愛されなくても生きていけます。なぜってこれまでだってお母さんにかまわれずにここまで大きくなってきたのだから。
題字・イラスト きたむらさとし  


応援クリック人気ブログランキングへ してね 
本文中の写真をクリックすると拡大します。

けさは雨が少し降っていたのですが、いつものようにウォーキングに行ってきました。

道から坂を上がってくるとビヨウヤナギが満開です。
   

   

マツゲのように長いおしべが魅力的な花です。
   

    
ビヨウヤナギのおとなりにはクチナシの花が咲いています。
   

キンシバイ
   

   

ヒペリカム
   

  

ギンバイカももうすぐ咲きそうです。
  

最後まで読んでくださってありがとう
人気ブログランキングへ  クリックを

 記事は毎日アップしています。
明日もまた見に来てね
  


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

原発40年廃炉―新規制組織で見直すことに?!/最低限の基準を守れ

2012-06-16 06:00:15 | 地震・原発・災害
テレビを見ていたら、「原発廃炉40年」の原則を
民主、自民、公明の3党合意で、骨抜きにしようとしているというニュースが流れた。

大飯原発の再稼働問題で国民の意思に反して再稼働を強行しようとしているなか、
民主党の「脱原発依存」の方針すら投げ出そうとしているのか。

民意とかい離している政治は、国民のほうから見放されるだろう。
脱原発の声に耳をふさいで、この国はいったいどこに行くのだろうか。

  新規制組織で見直すことに 原発廃炉“原則40年” 
2012.6.14 テレビ朝日 

 民主、自民、公明の3党は、新たに原子力の安全行政を担う組織についておおむね合意しました。原発の廃炉は原則40年としましたが、新設する規制委員会で見直すことになりました。
 3党の合意では、まず緊急時の対応について、原子炉内など専門的知識を必要とする対応は原子力規制委員会が行い、総理大臣の指示権は制限することにしました。また、政府案で原則40年とした原発の廃炉については、原子力規制委員会が原発ごとに改めて議論して決めることにしました。さらに、事務を担当する原子力規制庁の職員がもとの省庁に戻ることを禁止するルールに、5年間は例外を認めることになりました。合意を受けて法案は今の国会で成立し、新しい規制組織が9月までに発足する見通しです。


 「40年廃炉」明記、民自公が合意 見直しの余地も

 民主、自民、公明の3党は13日、新たな原子力規制組織の設置をめぐる法案の修正協議で、原発の運転期間を原則40年に制限する規定を盛り込むことで合意した。ただ、専門家5人による原子力規制委員会が発足した後に規定を「速やかに見直す」とする付則も設け、「40年廃炉」が見直される余地も残した。
 平常時の態勢など一部の論点で詰めの作業が残ったため、この日は合意内容の公表を見送った。3党の政策担当者は9月までの規制委発足をめざし、15日にも関連法案を衆院通過させる方向で最終調整する。
 原発は現在、運転期間が30年を超すと、経済産業省の原子力安全・保安院が安全性を確認し、10年ごとに延長を認めている。・・・・・・・・・・・・・・


 社説:原発40年廃炉―最低限の基準を守れ
2012年6月15日(金)付 朝日新聞

 新たな原子力規制法案をめぐる民主、自民、公明3党の修正協議で、原発を稼働から40年で廃炉にする条文に、見直し規定が盛り込まれた。
 「40年廃炉」は、原発を減らしていくうえで最低限の基準である。老朽化した原発の運転延長がなし崩しに進む余地をつくる与野党合意には、到底、納得できない。
 見直し規定は自民党が要求した。40年廃炉の条文は残すものの、9月にも発足する原子力規制委員会が「速やかに」再検討することを付則で明記する。
 野田政権は、脱原発依存を具体的にどのように進めるか、今もって示していない。そのなかで唯一、明らかになっていたのが40年ルールだ。
 40年で閉めていけば、新増設がない限り、原発の比率は2030年に15%に下がり、50年にはゼロになる。もっとも緩やかな減らし方ともいえる。
 「40年には科学的な根拠がない」との指摘が出たというが、どんな設備でも古くなれば故障リスクは高くなる。原発に一定の寿命枠をはめるのは、トラブルの種を徹底的に排除し、二度と福島のような事故を起こさせないという国民の意思に基づく政策だ。純粋に技術的な安全規制とは、性質を異にする。
 修正協議に成果がなかったわけではない。規制組織に強い独立性が与えられた。5年後からは、事務局となる原子力規制庁の全職員に出身官庁への復帰が禁じられる。
 だが、肝心の部分が骨抜きになっては、原発を推進してきた官庁から規制機関を切り離し、独立性を強化するのは何のためか、という法改正の根幹が揺らぎかねない。新たな安全規制体制そのものが、国民に信頼されなくなる。
 自民党内の議論では、40年規定に肯定的な意見や「30年に短縮すべきだ」との声もあったという。にもかかわらず、見直し規定が通ったことは、自民党の変わらなさを象徴する。「政権に復帰したら原発を推進するつもりだ」と有権者に思わせるに十分だ。
 情けないのは、あっさりと修正に応じた民主党である。大飯原発の再稼働をめぐる野田首相の記者会見といい、これでは国民には原発維持路線を歩んでいるとしか見えない。
 法案は今国会で成立する見通しだ。40年規定の見直しは規制委員会に委ねられるが、委員5人は国会同意人事である。国民を守る側から原子力を規制していく組織になるか。政治の意志が問われる。


応援クリック人気ブログランキングへ してね 
本文中の写真をクリックすると拡大します。

 社説:原子力新規制案 40年で廃炉が基本だ

毎日新聞 2012年06月15日 

 原子力の安全規制を担う新組織の設置法案で民主、自民、公明の3党による修正協議がまとまった。国家行政組織法3条に基づく独立性の高い「原子力規制委員会」を設置する。原発の運転期間を原則40年とする政府案の規定は、発足した規制委が「速やかに見直す」という。今国会で成立する見通しだ。独立性の高い新規制組織の誕生は評価できるが、「40年廃炉ルール」を骨抜きにすることは許されない。
 東京電力福島第1原発事故を踏まえ、政府は脱原発依存を掲げた。私たちも、原発の新増設はやめ、既存の原発も危険度に応じて閉鎖の優先順位をつけ、減らしていこうと提案してきた。
 そのための重要な指標となるのが稼働から40年だった。現在は、稼働から30年で原発の老朽化を評価し、国の認可を受けて10年ごとに延命手続きをとる。しかし、古い原発は安全上の欠点があっても、新たな知識を反映させにくい。
 自民からは「一律40年は納得できない」などの異論が出た。原子炉の新旧の違いなどを考慮すべきだということだろうが、現在の新型炉も40年後は旧型炉だ。脱原発の道筋を確かにするためにも、一定年限での廃炉には大きな意味がある。規制委は廃炉の判断基準を明確にし、40年よりも早めることがあってよい。
規制委は委員長以下5人の有識者で構成される。3党協議で、緊急時の技術的な対応も規制委の判断を優先し、首相の指示権は、規制委の決断を促すための限定的なものとされた。それだけに、規制委の責任は非常に重い。国会同意人事だが、原発関連業界や学界、政治からの不当な圧力を許してはならない。設置法案では規制委に情報公開を義務づけるが、国民が活動内容をチェックできる透明性を確保すべきだ。
 規制委を事務局として支える原子力規制庁も同様だ。経済産業省原子力安全・保安院を母体に独立行政法人「原子力安全基盤機構」の職員を公務員化し統合する。出身母体に職員を戻さないノーリターン・ルールを徹底する一方で、優秀な人材をきちんと評価する仕組みも整備すべきだ。原子力安全の専門家を育成する部門を大学などに開設してもらう必要もあるだろう。
 3党は政府に原子力防災会議を新設することでも合意した。首相が議長、官房長官と規制委員長らが副議長を務め、原発敷地外での平時の防災計画や訓練を推進する。東日本大震災と福島第1原発事故では、関係省庁や自治体との調整などに手間取ったが、事故が起きることを前提とした原子力防災体制の構築も欠かせない。


 原子力規制委 廃炉規定はどうなる
2012年6月15日 中日新聞

 民主、自民、公明三党が原子力規制組織の発足で大筋合意した。「廃炉四十年」の原則を維持しつつも、新設の「原子力規制委員会」発足後に見直すという。廃炉規定を骨抜きにしてはならない。
 原発の運転期間を原則四十年としながら、九月までに発足させる原子力規制委員会が速やかに見直すことになった。つまり、原発が四十年を超えて運転する判断は、同委員会に丸投げされる。自民党の意見に配慮したという。脱原発を求める国民の思いは反映されるだろうか。
 ここで思い出してほしい。細野豪志原発事故担当相は今年一月末に、運転開始から四十年を超えている原発の再稼働は「今の状況ではあり得ない」と明言していた。しかも、二十年の延長を認めることについても、「例外中の例外だ」と強調していたのだ。
 もともと原発の寿命に定めはなく、三十年で国の審査を受け、問題なしと判断されれば、継続使用され、その後も十年ごとに審査を受ければよかった。機器を取り換えれば、原発は老朽化しないという建前のもとで、期限はあいまいなままだったのだ。
 「原則四十年」という政府方針が、三党合意の「見直す」という言葉で、あり得ないはずの四十年超の運転を現実化させないだろうか。例外中の例外のはずの「延長二十年」が、むしろ常態化しないだろうか。少なくとも原発の寿命規定が、なし崩しにされる恐れが濃厚に出てきた。
 原発の規制の在り方については、国会の事故調査委員会が提言することになっている。報告書がまとまる前に、こうした合意がなされること自体が、見切り発車といえる。事故調は超党派の議員立法でつくられた国政調査権を持つ組織だ。事故調の役目をないがしろにしているのと同然で、自己矛盾でもある。
 細野氏は先月、二〇三〇年時点の原発比率を「15%がベース」とも発言した。仮に四十年超が例外でなくなれば、国のエネルギー政策が変更されることも意味する。
 原子力規制委員会は、独立した三条委員会として新設される。非常時には首相に「指示権」が付与されるとはいえ、再稼働の妥当性から、原発事故の対応まで強大な権限を持つ。
 それだけに人選は中立的な立場で行われるべきだ。法律家や思想家ら幅広い分野からも人材を求め、廃炉への道筋を公正に考えてほしい。


社説:原発の廃炉 40年さえ守れないのか(6月15日)
2012.6.15 北海道新聞

 民主党政権は「脱原発依存」を放棄してしまったのか。そう考えざるを得ない妥協である。
 民主党は原子力規制委員会の設置関連法案をめぐる修正協議で自民党の主張を受け入れ、原発を原則40年で廃炉とする規定の妥当性を、規制委があらためて判断することで合意した。
 法案は今国会で成立する見通しとなったが、「40年ルール」は白紙に戻る恐れがある。
 このルールは、原発依存度を減らすための最低限の基準である。新たな安全規制機関を早急に設立する必要があるとしても、譲ってはならない原則だ。
 野田佳彦首相は就任時、脱原発依存の方針を掲げ、寿命が来た原発は廃炉にすると表明した。
 40年と区切ったのは、脱原発依存に向けた政権の決意を具体化したものだったはずだ。
 これまであいまいだった原発の寿命を法律に明記することにも意義があった。
 20年の運転延長を認める例外規定があったとはいえ、細野豪志原発事故担当相は、40年で廃炉にする意向を繰り返し述べていた。
 原発が新増設されず、寿命40年を厳格に適用すれば、2030年の電源構成に占める原発の割合は約15%に低下する。
 これを念頭に、細野氏は30年の原発比率について「15%がベース」との考えを示した。
 40年で廃炉の原則を見直すことは規制強化に逆行するばかりではない。将来のエネルギー基本計画の前提を揺るがし、脱原発依存の方向を不透明にしてしまう。
 40年ルールも、40年間の安全を保証するものではない。
 経済産業省原子力安全・保安院は最近、日本原子力発電敦賀原発(福井県)の直下に活断層がある疑いを指摘した。
 地震や津波に関する最新の知見を用いて全国の原発周辺の地層を徹底的に調査し、危険性が判明すれば、運転開始から40年に達していなくても廃炉に踏み切るのが筋だ。
 40年ルールまで捨てて規制委設置を急いだのは、原発再稼働の手続きを円滑に進めるためと言われても仕方がない。
 「一律40年で規制する根拠はない」という自民党の主張は、電力会社の不満に配慮したものだ。
 原発推進を国策とした自民党政権下、安全性より経済性を優先する電力会社の意向で、規制が骨抜きにされてきた。
 こうして形成された「安全神話」が、福島第1原発事故の背景にあったことを忘れてはいけない。


最後まで読んでくださってありがとう
人気ブログランキングへ  クリックを

 記事は毎日アップしています。
明日もまた見に来てね
  


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

6月15日(金)のつぶやき

2012-06-16 01:22:37 | 花/美しいもの
11:34 from Tweet Button
サヨナラ、学校化社会           ~本当に好きで続けたいことはなんですか? | WAN:Women's Action Network wan.or.jp/ueno/?p=1727

20:16 from gooBlog production
初夏の庭の花たち/カブトムシの幼虫とさなぎ blog.goo.ne.jp/midorinet002/e…

by midorinet002 on Twitter
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

初夏の庭の花たち/カブトムシの幼虫とさなぎ

2012-06-15 16:35:48 | 花/美しいもの
家の西がわの空き地に土を入れて整地したところに、


皇帝ダリア、皇帝コスモスなどを植えて、
  
畑に地生えしているコスモスを移植しました。
   

田植えが終わって稲の苗がなくなったので、ついでに草取りをして整地。


ブロックも積みなおして土を入れ、
オールドローズとトレニアを植えました。
 

そこらに映えていた赤紫蘇と青シソは、西側の空き地に移植。 
  

ダリア、ホリホック、ケイトウ、ホウセンカなど初夏の花たちも咲き始めましたよ。
   

応援クリック人気ブログランキングへ してね 
本文中の写真をクリックすると拡大します。

★ここから先は、虫が嫌いな人は「要注意」です。

腐葉土のなかに、カブトムシの幼虫がたくさんいます。
冬の間に、このカブトの幼虫をねらってイノシシが山から下りてきて
腐葉土の山を掘り返したので、積んである腐葉土にトタンや板をかぶせておきました。

  

先日そのコンパネをどけて、腐葉土を使おうと思ったら、
なかにカブトの幼虫がうじゃうじゃ。
冬の間は真っ白ふっくらしてたのですが、少しスリムになって茶色くなって硬くなってきました。
土の中に団地のように、きれいな穴がならんでいます。

数日たって板をどけてみたら、2匹が穴から下に落っこちていました。


成虫の形になったさなぎを見たのは初めて。
ちょっと感動しました(笑)。


ショベルで穴を掘って、そっと戻してやりました。



 カブトムシ飼育マニュアル(完全版)

オオススメバチが毎日、ミツバチの近くに仕掛けたトラップに入っています。

  
スズメバチが増える前に、源平枝垂れ桃の下にも仕掛けました。
ペットボトルのなかに入れてあるのは、キリンレモンです。

最後まで読んでくださってありがとう
人気ブログランキングへ  クリックを

 記事は毎日アップしています。
明日もまた見に来てね
  


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする