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みどりの一期一会

当事者の経験と情報を伝えあい、あらたなコミュニケーションツールとしての可能性を模索したい。

ネット上でも実名で表現を(勝間和代 )/新刊『目立つ力 インターネットで人生を変える方法』

2009-10-08 18:18:12 | ほん/新聞/ニュース
台風一過、青空が広がりました。

昨夜は直撃されたらかなりの被害が出る、と覚悟して、
祈るような気持ちで寝たのですが、ともちゃんが早く起きてテレビをつけたので、
わたしも4時ころおきて、台風情報を見ていました。

台風18号は、岐阜県からは少し東にそれてほっとしたのですが、
文字通り、日本列島を縦断する形になり、被害を受けた地域の方には申し訳ない気持ちです。

それで昼間はけっこう眠くて、本を読みながら気がつくと、うとうとしていました。

ここからが本題ですが、
10月4日の毎日新聞連載「勝間和代のクロストーク」に、
「ネット上でも実名で表現を」という記事が載っていました。

わたしも、匿名性が高い、といわれているネットでも、
実名での議論が必要だ、とつねづね思っていたので、共感しました。

記事は翌々日に、webにアップされ、勝間さんに対する賛否の意見も続出で
とってもおもしろいです。

ネット上でも実名で表現を
(勝間和代のクロストーク ~みんなの経済会議22)

2009年10月4日 毎日新聞

 インターネットはここ数年、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)、ツイッター、動画投稿サイト「ユーチューブ」など、さまざまなツールの出現により、単なるメールとウェブ閲覧の手段から、人と人とが直接つながるメディアへと発展してきました。
 一方、ネット内ではまだ、匿名やニックネームが中心で、実名での表記はまれです。その結果、健全な助け合いが本来、ネットメディアの望ましい姿であるにもかかわらず、一部には、過激な中傷があとを絶ちません。「炎上」という形で多数の人から非難された結果、閉鎖するブログもあります。
 しかし、ネットがメディアとしての信頼性を高め、既存のメディアと肩を並べる存在になるには、表現者が自分の名前を開示し、責任の所在を明らかにすることが不可欠だと私は考えています。匿名コミュニケーションのままでは、いつまでもネットは周辺メディアの位置にとどまるでしょう。
 もちろん、ネット上のすべての表現について実名を開示する必要はありません。しかし、少なくとも人とのつながりを目的とした利用においては、できる限り実名を明らかにするのが好ましいと考えます。
 一方、実名にすると気軽なコミュニケーションが阻害され、あるいは、個人情報の漏洩(ろうえい)につながるのではないかと考える人もいるでしょう。しかし、クロストークも開始以来1年間、実名主義を貫いてきましたが、活発で的を射た討論が続いています。さらに、実名であることにより、複数のトピックにわたって投稿くださっている方の考えを追うこともできます。今のところ、問題は生じていません。
 もちろん、他人の名前をかたる人物が現れたり、名簿が売買されたりするリスクはゼロにはなりません。さらに、企業に勤務をしている方の場合には、社内情報の漏洩や、立場上まずい発言をしてしまうなどの問題も起こり得ます。しかし、これらはすべて、ネット外の実社会(オフライン)でも同じことです。他人の名前をかたることや、会社の守秘義務に反することは、どのような場であれ認められないのです。
 ネット上で実名主義をとるにあたって、プライバシーをどう守っていくかは、今後の課題です。しかし、自分の名前を開示して、発言に責任を持つことは、相手とのかかわりを深め、理解を求めるための必要条件と考えます。
 ネットを過激な陰口の場にしないためにも、思い切って、実名主義を進めてみませんか。それによって、コミュニケーションが円滑になるほか、ビジネス面での利用の際の信頼性も高まると確信しています。
 ネットでの実名の薦めについて、みなさんのご意見を毎日jpまでお寄せください。(経済評論家)
   ◇
 今月より、提言の次の回(2週後)には、反響に対する勝間さんの講評を掲載します。それにより、読者のご意見をこれまでより詳しく紙面で紹介し、読者と共に1つのテーマをより深く掘り下げることが狙いです。これまでにもまして多くの活発なご意見をお待ちしています。どうぞよろしくお願いします。
今回のテーマについては、10月11日までにいただいたご意見を勝間さんの講評対象とし、ベストアンサーを選びます(ご意見そのものは16日午後5時まで受け付け、そこでいったん締め切ります)。18日に勝間さんの講評を掲載し、それについてのご意見を、30日午後5時まで受け付けます。

2009年10月4日 毎日新聞


この記事のなかの写真に、勝間さんの最新刊『目立つ力 インターネットで人生を変える方法』が出た、
と書いてあったので、どれどれと調べてみたら、
この本の(立ち読み)が、やはり読みたくなるような工夫があって、
早く読みたい気になって、さっそく買いに行きました(笑)。

↓こちらです。
 『目立つ力 インターネットで人生を変える方法』(立ち読み) 

高島屋の自由書房で、10月1日に、刊行されたばかりの本を買いました。
他にも、ほしかった本、探していた本をあれこれ買って、計1万円弱。

      
『目立つ力』(勝間 和代 (著)/小学館新書/(2009/10/1)



 おもしろかったですよー。


期待どおり、というか、期待以上。
いま準備を進めている「市民と政治をつなくP-WAN」の方向性の参考にもなり、
ブロガーはもちろん、ネットを使いこなすにも、きっと目からウロコの、とても役に立つ本です。

そうそう、あの有名な「ムギ畑」を、勝間さんが主宰していることも、初めて知りました。


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本文中の写真をクリックすると拡大します。

以下は、勝間さん関連の情報です。


ムギ畑 勝間和代さんが主宰するワーキングマザー支援サイト


勝間和代のクロストーク ~みんなの経済会議


勝間和代公式ブログ: 私的なことがらを記録しよう!!

クロストーク1周年記念イベント:勝間和代さん「ネットを責任ある議論の場に」

 経済評論家の勝間和代さんによる毎日新聞とインターネットの情報サイト毎日jpの連動企画「勝間和代のクロストーク~みんなの経済会議」の開始1周年を記念したイベントが4日、東京都内で開かれた。勝間さんが講演したほか、ウェブサービス「Twitter(ツイッター)」やネット動画中継を通じて、会場に集まった約150人のほか、ネットからも多数が参加した。
 クロストークは、新聞紙面にテーマを載せ、実名で意見を募ってネット上で議論し、結果をまた新聞紙面で報告する企画で08年10月にスタートした。
 この日のイベントのテーマは「メディアの未来を対話しよう」。勝間さんは「ネットはオフラインのものより質が悪いと言われていたが、多くの専門家と市民が参加してフラットな議論ができた。利用者が責任を持って発言する仕組みにすればネットのメディアも力がある」と現状を説明。今後については「(ネットによって)市民がメディアを持つことには大きな意味があるが、まだ過小評価されている。これからはマスメディアとの差がだんだんなくなる。実名登録で信頼性を担保することは、メディアを育てるために必要。ソーシャルメディアを単なるおしゃべりの場ではなく、社会や企業、政治をモニタリングする新しいメディアとして役立てられるかは市民次第だ」と話した。
 「勝間和代のクロストーク」1周年を記念した講演会場では、多くの参加者がTwitterでつぶやきながら、講演に聞き入った その後のディスカッションにはいずれもツイッターを利用していることで知られる民主党の逢坂誠二衆院議員や歌手の広瀬香美さんがツイッターで参加。逢坂議員は、民主党のネット活用について「まずは選挙運動での解禁が先だと思う。ネットでの投票は課題が多い。ネット活用を広げる意思はあります」との意見を寄せた。広瀬さんは、ツイッターの魅力について「現代人はコミュニケーション能力が足りないといわれますが、ツイッター的なつながりは、すばらしい現代のコミュニケーションだと思います」とコメントした。
 会場からは「(市民のネットでの情報発信力に)格差があるのではないかと不安だ」「高齢者と20代では利害が一致しないと思う。ネット選挙を実現すると票を集める層が(ネットを使う若い世代に)変わってしまうので、解禁しないのではないか」「ツイッターを使ってニュースを意識的に流すと、議論が発展していくのでおもしろい」--などの多くの意見があった。勝間さんは「デジタルデバイドも含め、環境と教育による格差はある。教育によって全員が使えるようにならなければいけない」「若年の政治家はネットを使いたがっている。ネットを使えない層へのフォローは必要だが、だからITを使わないということにはならない」と答えた。
2009年10月5日 毎日新聞




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