12月初旬の平日、午前中の時間帯の日比谷公園前にやってきました。通勤ラッシュの終わった時間帯の霞が関の中央省庁街は人通りがほとんどなく、閑散としていました。
西幸門交差点(日比谷公園の南西角)にある「郷土の森」と噴水広場から散策を始めていきます。午前中の時間帯の日比谷公園、人の気配が全くありませんでした。
普段だと霞が関の中央省庁街にお勤めの官僚の人たちや、周辺のオフィスビル街のビジネスマンの人たちの姿を見かけるのですが、この日は寒かったのでその姿はありませんでした。
郷土の森と噴水広場から、日比谷公園内への散策道が伸びていきます。人の気配が全くしないので、本当にいつもの日比谷公園なのかと不安になってきました。
日比谷公園周辺では、毎日のようにデモなどの政治活動が実施されていて、公園内でも見かけることが多いのですが、この日はそれが一切ありませんでした。
特に2011年3月11日以降から現在まで、経済産業省や東京電力への脱原発デモを何度も見かけることがあったのですが、最近はあまり見なくなりました。
郷土の森内に植えられているイチョウの大木の紅葉が大変綺麗でした。背後に写っている高層ビルは、厚生労働省や環境省などが入居している「合同庁舎5号館」です。
郷土広場前から、野外大音楽堂と日比谷図書館の建物の間を通っている散策道を歩いていきます。イチョウの木々の紅葉が見ごろを迎えているみたいです。
日比谷公園内は、冬季になると葉が全て落葉して枯れ木となる「針葉樹林」の木々はほとんどなく、一年を通して葉がついたままの「照葉樹林」の割合が多いです。
道なりに沿ってしばらく散策道を歩いて「雲形池」へ向かいます。この散策道も人通りが全くと言っていいほどありませんでした。
照葉樹林に覆われている日比谷公園内は、日中の時間帯であっても夕方のように暗い箇所が多いですが、陽だまりを見つけるとホッとしますね。
ようやく「雲形池」前に到着しました。池の周囲は綺麗な紅葉が見ごろを迎えているみたいです。
「鶴の噴水」で有名な雲形池の周囲を一周してみたいと思います。池の周囲にはイチョウの大木と、もみじの木々が植えられていて、綺麗な紅葉を迎えていました。
雲形池にはイチョウやもみじ以外にも桜の木々も何本か植えられていて、春の時期には満開の桜を楽しめるなど、一年を通して見頃のものがあります。
午前中の時間帯の散策だったので、ちょうど太陽の光が東側からイチョウの大木に真正面から照りつけている状況でした。午後だったら、こんな綺麗な紅葉を眺めることは出来ないかもしれません。
水面にも紅葉が色鮮やかに写っていますね。
雲形池の周囲にも人の姿はありませんでした。