3/9放送分の入選句です。お題は「3」
佳作4 三界に家なき爺の数え歌
青森市 夕月さん
佳作5 父歩く3センチ切ったステッキで
黒石市 船水柳平さん
佳作6 くちづけに三秒ルールありまして
鳥取県 くにさん
「女三界に家なし」教養のない私。はじめてこの言葉を知りました。女性は“三従”と言って、幼いときは親に従い、嫁にいっては夫に従い、老いては子に従わねばならない、よって、「女性は一生のあいだ広い世界のどこにも安住の場所がない」ということなのだそう。こんなことばがあるなんて!なんとも息の詰まる思いです。と、同時にそんな時代は確かにあったわけで、人のために自分の人生を捧げた女性たちがいたのですよね?複雑な気持ちになります。子ども時代を過ごした昭和から、大人になって平成を生きて、今また新しい時代がやってくる。バブルが終わって就職超氷河期を乗り越えて、男女雇用機会均等法が施行されたもののちょうど過渡期で女性はやはり割食って…。仕事も子育てもきっと難しかった。でも、時代は動く。時代は変わる。だから、夕月さんの句も生まれた。皮肉たっぷりで痛快だ!ざまーみろと思う(笑)日本で男女の平等が当たり前になるまで、あとどのくらいかかるのかしら?次の次の時代あたりでどうでしょうね?!
「杖」は体を支えるばかりでなく、身体への負担を軽減してくれます。ゆえに「杖」が必要な人は積極的に使った方がいい。杖を使わないで歩いていると負担が増してより症状は重くなる。ある一定の年代の方は「杖」を使うのはカッコ悪いと思っているふしがありそう?うちの母も膝がわるいのですが、医師から杖を勧められたものの「今はまだいい」と言う。今の見栄より将来の膝だっつーの!「杖」はカッコ悪くありません!自分に合うステッキなんてむしろかっこいいじゃないですか!私はそう思います。
くちづけに三秒ルールを適用するなんて!もっと長くてもいいのに(笑)というか、「あともう少し欲しい!」くらいがちょうどいいのかも?くにさんったら、女業師ですね!
"今週のむさし流BGM
青森市在住の音楽ライターオラシオさん選曲のポーランドジャズを引き続きお届けしています。