Pianist 池田みどり

ピアニスト池田みどりの四苦八苦をまるごとお見せします。
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マンハッタンピアノデビュー

2008-04-27 | Diary
 いやぁ、今日は中身が濃かったです。

 朝、10時に仲本先生にピックアップしていただいて、Westchesterの先生のお宅へ。このあたりは夢のような家が立ち並び、まるでおとぎの国に来たようです。すぐに福永かつ子さんがいらっしゃいました。福永さんは、海外生活カウンセラー、ロングステイ財団理事、海外邦人安全協会理事、NPO国際人をめざす会理事と多くの肩書きをお持ちで、日経新聞などにもコラムを書くなど、ひじょうにパワフルな方です。

 気さくな福永さん、それに仲本先生の奥様との4人が集まって、話も尽きないまま、いきなり仲本先生宅にて、ピアノ演奏会が始まりました。仲本先生のピアノはあたたかくて、すてきです。Waltz for DebbyやStardustなど私の好きな曲を弾いてくださった後は、弾き語りも聞かせていただきました。私もついひさしぶりの弾き語りを聞いていただきました。

 そのままオンナ三人かしましいまま、そして仲本先生はアッシーくんとして拉致されて、Scarsdale駅前のおしゃれなお店をいくつか物色。この夢のような町並みをドライブがてらお食事をし、さて、ヴィレッジ・バンガードへ。今日はわたしのマンハッタンデビューです。

 "Smalls Jazz Club"はこのあたりでも有名なジャズクラブだそうです。ここで、朗読の会"Poetry"が開かれるというので、友人の杉村さんが私の詩を英詩して朗読してくれることになりました。私はそのバックとしてアルバムタイトルになる曲をピアノ演奏します。

 この会は彼女の友人Christine TimというWestchester communitie大学助教授が開催しているれっきとした朗読会です。近年、NYでは特に朗読
会は盛んだそうです。Open Micといって登録さえすれば参加することができます。私達は最初に朗読をさせていただきました。ピアノを聴いて、この会のゲストであるこの業界で活躍するコロンビア大学の客員教授Bob Halmanが、「僕が朗読するときもピアノ弾いてくれる?」。

 メインイベントはボブ、クリスのPoetry,そしてアフリカから珍しい楽器を抱えてきたサリエウの演奏と朗読です。途中で私が呼ばれ、即興で初めて見るアフリカの楽器と詩の朗読に反応しながらピアノをつけていきます。彼の演奏にも合わせながら、そして、朗読の口調に注意を払いながらピアノで味付けをします。反響がよかったので、結局3曲参加させていただきました。とても気持ちのよいコラボができました。マンハッタンデビューは大成功です。

 その後、福永さんのお知り合いのソノさんにお会いしました。この方は、9.11のモニュメントとして世界コンペティションで選ばれた日本人建築家であり作家です。この記事については以前読んだこともあり、
モニュメントに日本人が選ばれたことで、NYの懐の深さを感じていたので、改めてお会いできてうれしく思いました。

 こんなNYを知ってしまうと、ますますこっちがスキになってしまう・・・

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