バージニア労働者

アメリカで働くってどんな感じ?アメリカの企業で働く統計アナリストの労働ブログ。アメリカ生活小話や猫も登場。

見続けたいもの 見ていたくないもの

2008年06月05日 | アメリカ生活
やっと月末レポートを締め切りギリギリで終えたケイエスです。

今日はまだ水曜日だけど、気分的にはもう金曜日の夕方です。
どっかりと重い物が肩からするりと落ちたように、身が軽くなりました。
明日あたりで本社からレポートに関して電話(質問)がじゃんじゃん
あるかも知れないけど、今は大仕事をやり終えたことの充実感で
いっぱいなので、先のことはとりあえず考えまい...。



最近、特に朝、車を1分も走らせない所で白猫に出会う。

痩せてないのと、首輪をしていることから、誰かに飼われている猫だ
ということがわかる。

初めてこの猫を見たときはある昼下がりで、彼女(この際♀としておこう)
は茶色い野ウサギを追いかけていた仔猫だった。

追いかける、というと、お互いがハイスピードで走り回るようなイメージが
あるが、そうではなかった。

野ウサギがピョンピョンと2回跳ねると、彼女もスタスタと近づく、という感じ。

野ウサギがどう思っていたかは知らないが、白猫を見る限り
跳ねながら逃げてく物を追いかけていくのがとても楽しい、というふうにも
見えた。

あれから1ヶ月ぐらいたつかな。

ずいぶん大きくなってて、今日もあの日、野ウサギを追いかけてた草むらで、
何かをじぃっと見てた。



その姿がまたかわいらしくて、私も車を停めて、写真を撮ったり
しばし彼女を見つめていたのだが、仕事に遅れそうになったので
その場を後にした。

ちぇー。
次の展開がどうなるか、もっと見ていたかったのにな。



そして、これは職場での出来事。

レポートをやり終えて、まったりしていたところに
クリスタルがやってきた。

「ちょっと!レベッカんとこ行ってみー。痛くなるから。」

彼女が言った最後の方の意味が不明だなとは思いながらも、
レベッカのキューブに行ってみた。
クリスタルも付いてくる。


レベッカを見て、なるほど...と思った。
これは見るに耐えれんわ。








 檸檬 食らふ 女

レベッカは妊婦だ。
妊婦が柑橘系を欲するのは知っていたが、レモンをまるで
オレンジを食べるごとく、目の前でモリモリ食べるのを見てると、
ここ(←アゴのつけ根を指す)がきゅぅぅぅぅぅっとしてくる。
私はとっくに「おふくろさん」を唄う森進一の相だった。

「痛くなるから」と言ったクリスタルの表現がぴったりだと思った。

「痛いー!痛いー!」と二人で騒ぎながら、
「レベッカ、そんなもん目の前で食べんといてや!辛いじゃん!」と言ったら、

「...勝手にやって来たのは、そっちじゃん?」とさわやかに笑う彼女。
レモンを食べながら、まったく顔の相を変えない。

彼女から発せられる香りも、やたらさわやかだった。

コメント

ネットに出会いを求める人々

2008年06月03日 | アメリカ生活
そっちはもう火曜日真っ盛りですね。
私はやっと月曜日のお仕事が終わって、うれしい限りです。

今日から3日間で月末レポートを終わらせなくてはならず、
今回も過酷な情報処理と向き合ってます。

皆さんの一週間が好調に始まったことを祈ってます。




さて、今日も朝から黙々と仕事をしていた私だが、
思わぬVisitorの話に少しだけ耳を傾けることがあった。

彼女の名前はジュディー。年はもうすぐ定年するか、否かというところの、
立派なおばさまである。

彼女はたしか経理課に10数年勤務していたが、あることをきっかけに
あっさりと退職してしまったのだ。

あることというのはね、彼女ネットで知り合った男(おじさまと呼ぼう)と
新しい生活をするべく、仕事を辞め、東から西、バージニアからカリフォルニアへと旅立っちゃったのだ。

当時その話を聞いて私は驚いた。

彼女ぐらいの年のおばさまでもネットに出会いを求めて
会員登録していたこと。

どれくらいの期間、ネットで交流があったのか知らないが、自分の仕事も
やめて、これまたアメリカ大陸の東から西へ行っちゃうこと。

久しぶりに見る彼女は生き生きとしていて、彼女とおじさまの
リレーションシップが健在なことが伺えた。

「ウェディングベルを鳴らすの?」と、うちの課のおばさまたちが
興味本位に聞いている。この質問にもさらりと、

「まだまだ。結婚しないうちのがロマンティックでしょう?」

とカッチョ良くお答えになっていた。


エクセルと格闘しながらふんふんと何気なく聞き耳を立てていた
私だったが、出会い系サイトにはちょっと後ろめたさがある。



話は数年ぐらい前になるか。

アメリカでこのサイトを知らないという人はいないだろう、
CMでも有名な「Eharmony.com」という出会い系サイトがある。

当時(今もかも知れないが)このサイトの歌い文句が、

「厳密な分析で、あなたにぴったりなパートナーが必ず見つかります」

とあった。




CMを見ながら私はハニバニ(夫)に、さっそくこう言った。

「私たち、何年経ってもとっても仲良しじゃん?ってことは、
お互いに最高のパートナーってわけよねえ。ってことは、
このサイトにお互いが登録して分析されたらよ、絶対にめぐり合うかも
ってわけじゃん?」

...もう、思い出すだに馬鹿炸裂だ。

そんなバカヤローに「うん。かもね。あとで登録してみよう。」と
ハニバニ。(私らやっぱりお似合いだよ)

その夜ハニバニは「今なら無料で会員になれます期間」だった
ことをいいことに、さっそく会員登録した。

数時間後...。

「前もって言っとくけど、すごい質問攻め。たしか200項目あったかな。
(正しくは258項目)疲れたよー。ま、頑張れ。
後ほど出会いましょう。」

それに待ったをかけたのは、他でもない、バカヤローの私。

質問が多い、というか、くどいのは嫌だ。
質問の多さは、うわさには聞いていたが、なんだか「後ほど出会いましょう」
のロマンスも吹っ飛んだ。

「あー。あのねー、私、いちぬけた。I am out. 
わははは。悪いね。」

その言葉にムッとしたのがハニバニ(そりゃそうだ)。

ま、その夜はそれで終わったと思っていたのだ。

そして翌日の晩。

メールをチェックしていたハニバニが、前日よりも
さらにムッとした顔をして、こう言ってきたのだ。

「ちょっと!どうしてくれるん?4人の女の人と
マッチ(性格の一致だね)したって、ハーモニーからメールがきたじゃん!
中には子持ちのナースまでおるし。」

「どうしてくれるん?って。あんた、どうするん?お返事するん?」

もう、本当にバカ丸出しだ。

もちろん彼はイーハーモニーに対して黙秘権を通した。

すると、なんとその数日後、彼はイーハーモニーからまたメールが届いたのだ。
しかし今回の内容はちょっと違った。

「返事をしないから僕は無効になったよ。ディスクォリファイ。
ケイエス、おまえはひどいヤツ。悪魔!」

とか言われたよ。(悪魔...そんなにはずれてもいない、とか言わない)

でもまじめに少し反省しました。

100%神聖なデートサイトでないにしろ、中には真剣に、確かな出会いを
求めて登録する人だっているのだ。

うぅぅ。ごめんなさい。

あれから軽はずみなバカみたいな提案はもうしないことにした。
(夫も夫でバカみたいにのってくるし)

あのときの子持ちのナース、良いパートナー見つかったかなあ。

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