『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭

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[映画『ジョーカー』を観た(「共感」「絶望」の回避へ)]

2019-10-04 13:42:40 | 新・物語の感想

映画『ジョーカー』本予告【HD】2019年10月4日(金)公開

☆・・・これは超問題作である。

 もともと、「バットマン」シリーズは、コスプレしている奴ら全員が、バットマンを含めて狂っている。

 特に、ジョーカーは、なぜだかアメリカ国民に気に入られていて、何度となく多くの役者・声優(アニメの場合)によって映像化されている。

 だが、今回は極めつけにヤバい。

 これまでのジョーカーの狂気は、なんだかんだと、例え、セレブであろうとも、底辺のジョーカーの来歴を理解でき・もしくは理解できないことで理解できていた。

 なんらかの理解の落としどころをつけられることを、辛うじて「共感」という。

 しかし、今作のジョーカーは、全く共感できない程のリアルな狂気を宿している。

 絶対に共感したくないジョーカーであった。

 悪としての格好良ささえない、最下層から生まれたジョーカーであった。

 こんな悪のヒーローになりたくねぇ~^^;

 思わず、目をしかめながらの鑑賞となる。

 また、人とは、例えば、太宰治の「人間失格」の主人公にさえ、自分の「負」の部分と同じものを見いだし、強迫観念に駆られたりするものだが、

 今作の主人公に自分を投影しようものならば、絶望的な気持ちになる。

 そんな、見る者に絶望を与えられる作品たるや完成度が低いはずはない。

 傑作ではあるが、私は一度見れば充分だ・・・。

                              (2019/10/04)

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