『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭

ジュリアナから墓場まで・・・。森羅万象を語るブログです。
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[映画『判決、ふたつの希望』を観た]

2018-12-04 09:43:13 | 新・物語の感想

8月31日(金)公開『判決、ふたつの希望』日本版予告

☆・・・パレスチナ難民を嫌悪しているレバノン人が、難民の一人と口論。
 売り言葉に買い言葉で口論はエスカレート、レバノン人のほうには口論のリスクなし、
 だが、パレスチナ難民のほうは、与えられた仕事の進行が妨げられる。
 心ならずも謝罪をしなくてはならない。
 だが、嫌々ながらも謝罪に向かえば、レバノン人の職場では、反パレスチナ難民を掲げる党の政治スピーチが大音量で流されている。
 挑発された難民はレバノン人を殴ってしまう。
 かくして、口論は法廷へ。
 いやいや、当の2人はそこまでは求めてない。
 パレスチナ難民は、殴ってしまったが、普段は真面目で穏やかな男だ。
 レバノン人のほうは、パレスチナ難民を嫌悪し憎んでいるが、あくまでも暴言や暴力の謝罪が欲しいだけ。
 だが、両サイドについた弁護士や外野が、それを許さない。
 両者の思いを「忖度」し、国を二分する政治的問題に高めていく。
 なかなか面白い展開だが、話は堅実に進む。
 そこが、私には不満だった。
 もっともっと勝負の構図を煽った方が下世話に面白かったのに。
 何故か、両者の弁護士が、実の父と娘だったのだが、特に確執があったりするわけではない。
 そこに解決すべき問題はなく、ただ「意味不明」であった。
 悪い作品ではないが、なんかパンチに欠けるのは、体験からくる感情を2人は持っているが、
 その感情が思想まで高まらなかったってトコかな。

                              (2018/12/04)

コメント
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