『甘噛み^^ 天才バカ板!』 byミッドナイト・蘭

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[映画『スリーデイズ』を観た]

2011-09-23 23:50:59 | 物語の感想

☆いやはや、ずーっとドキドキしっ放しで、今もまだドキドキしてますよ^^

   

 愛する妻と子と幸せに暮らしていたジョンだったが、ある朝、突然、妻が殺人容疑で逮捕される。

 妻は否認しているのだが、あまりにも状況証拠が揃い過ぎており、有罪は避けられない状態へ。

 有能な弁護士、実の両親にまで「事実を見つめて」などと言われ、

 そして、精神が不安定になった妻にまで不満をぶつけられ、三年の月日が流れる中で、ジョンは、妻を脱獄させる決意をするに至る。

 長い時間をかけて、脱獄の作戦と準備を進めていく様に、私は次第にドキドキ感を募らせられる。

 激しいアクションをしてなんぼのラッセル・クロウが、大学教授ゆえに頭は切れるのだが、等身大の男を演じていて、

 その脱獄の作戦推考と準備進行が、「こんなにも一進一退でいいんかい」と思えるほどにリアルな描写で長~く描かれる。

 だからこそ、この作品が、私たちが考えるような都合のいいアクションでないことと、ラッセル・クロウのジョンが、スタローンみたいな活躍をするわけでないことがよーく実感できる。

 その、作戦推考と準備進行の長さは、それ自体がメインであるかのように長く、最後まで見終えると抜群なれど、その時点では、初期のキャスリン・ビグローの演出のようなバランスの悪さが感じられるほどに、過剰にドキドキさせられる。

 だが、後半には、これでもかと脱獄作戦が描かれる。

 前半とは異なった、直なドキドキに、私は画面から目が離せなかった。

 ちょっとした間に深呼吸を余儀なくさせられた。

 脱獄作戦の途中、大きなミスが生じ、息子を海外逃亡に連れて行けないという展開になったとき、妻は走行中の車から身を投げようとする。

 どうにか無事に済むが、夫婦はハイウェイの脇に車を停めてへたり込む。

 私は、この作品は、ここで終わりなのかと思った。

 そういう結末なのかと思った。

 しかし、それまでの展開で楽しんだので、これもありかと思った。

 だが、違った。

 ジョンは家族三人で、脱獄の完遂に挑むのだった。

 この後も話は何度も起伏があるのだが、

 ハッピーエンドの終局において、刑務所暮らしの母親を避けるようになっていた息子が、母親にキスをするシーンで、私はかなり感動した。

 ジョンが主軸のようでいて、同じように、母と子の関係も作品中の折々で丁寧に語られており、だからこそ、この最後のキスシーンでグッときたのだ。

                                                    (2011/09/23)

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