愛知県は 想像以上に鉄道が発達している
なんていうと おみゃ~ばかにするでにゃあ~よ(方言に間違いあっても許してちょ!) なんて言われそうだが
けれど どうもよくわからない
特急というのに特急料金がいらない電車というのもあって 小心者の私は知らないばっかりに乗りはぐった
中岡崎と岡崎公園前という二つの駅は ほとんど同じところにあるというのに 同じ名前は使わないんだね
知らない人は路線図だけだと 乗り換え出来るのか心配になっちゃう
私は中岡崎から愛知環状鉄道に乗ってJRの駅の岡崎まで行き 安城 刈谷 を通過
大府(おおぶ)でJRの武豊線に乗り換えて 半田まで
半田は知多半島にある
この駅の跨線橋(こせんきょう)は 現存するJRのものでは最古(明治43・1910年)
それを記したプレートがちゃんとありました
近くには煉瓦造のランプ小屋もあり よくある地方の駅かと思いきや・・・
どうだ!といわんばかりにそびえたつのは12階建てのミツカン本社ビル
さほど高いビルが無いから 駅前からでもいやでも目に入る
鈍い黒の外壁に あのミツカンの見慣れた白のロゴマークがなんとも粋
だが 今日は見ない
明日のお楽しみだ
ホテルのある知多半田駅(名鉄河和線)は ここから歩いて5~6分か
半島に吹く心地よい風を感じながら 広くて奇麗な道を歩く
チェックインを済ませると 私は再び電車に乗って終点の内海(うつみ)へと向かった
「温泉で夕日」を決行するためだ
歩けば20分ほどの距離 地図も持ってきたが 朝から歩き続けたせいか さすがの私もくじけた
駅前に停車していた一台のタクシーの誘惑には とても勝てるものではなかった
二キロ近くあるようだ
帰りが心配になり 一応電話番号の書いてあるカードをもらっておくことにした
温泉は 老若男女で大繁盛
特にビーチが近いこともあって 海から上がった若者たちの日焼けの肌がその若さを一層主張しているかのようだ
今が夕日の見ごろですと アナウンスが入る
私は あの夕日を見て何を考えていただろうか
今 思い出そうとしても思い出せない
何も考えていなかったのかもしれない
夕日は大きかった
大きくて真っ赤だった
ただそれだけが 鮮明に残っていること
帰りは 贅沢は敵とばかりに歩くことにした
途中で近所に住む老女に出会った
暑いですね と声をかけられた
歩く人なんかご近所さん以外にはいないような町だ
ええ 暑いですね と言葉を返した
ふと母のことを思い出した
知多半田の駅に戻った私は 食事する店を見つける気力もなく スーパーで食材とビールを買ってホテルに戻った
いつもよりも一層貧弱な夕食(しかもこの日唯一の食事)ではあったが 充実の一日を無事終えたことに感謝して
ひとり静かに祝杯をあげた
なんていうと おみゃ~ばかにするでにゃあ~よ(方言に間違いあっても許してちょ!) なんて言われそうだが
けれど どうもよくわからない
特急というのに特急料金がいらない電車というのもあって 小心者の私は知らないばっかりに乗りはぐった
中岡崎と岡崎公園前という二つの駅は ほとんど同じところにあるというのに 同じ名前は使わないんだね
知らない人は路線図だけだと 乗り換え出来るのか心配になっちゃう
私は中岡崎から愛知環状鉄道に乗ってJRの駅の岡崎まで行き 安城 刈谷 を通過
大府(おおぶ)でJRの武豊線に乗り換えて 半田まで
半田は知多半島にある
この駅の跨線橋(こせんきょう)は 現存するJRのものでは最古(明治43・1910年)
それを記したプレートがちゃんとありました
近くには煉瓦造のランプ小屋もあり よくある地方の駅かと思いきや・・・
どうだ!といわんばかりにそびえたつのは12階建てのミツカン本社ビル
さほど高いビルが無いから 駅前からでもいやでも目に入る
鈍い黒の外壁に あのミツカンの見慣れた白のロゴマークがなんとも粋
だが 今日は見ない
明日のお楽しみだ
ホテルのある知多半田駅(名鉄河和線)は ここから歩いて5~6分か
半島に吹く心地よい風を感じながら 広くて奇麗な道を歩く
チェックインを済ませると 私は再び電車に乗って終点の内海(うつみ)へと向かった
「温泉で夕日」を決行するためだ
歩けば20分ほどの距離 地図も持ってきたが 朝から歩き続けたせいか さすがの私もくじけた
駅前に停車していた一台のタクシーの誘惑には とても勝てるものではなかった
二キロ近くあるようだ
帰りが心配になり 一応電話番号の書いてあるカードをもらっておくことにした
温泉は 老若男女で大繁盛
特にビーチが近いこともあって 海から上がった若者たちの日焼けの肌がその若さを一層主張しているかのようだ
今が夕日の見ごろですと アナウンスが入る
私は あの夕日を見て何を考えていただろうか
今 思い出そうとしても思い出せない
何も考えていなかったのかもしれない
夕日は大きかった
大きくて真っ赤だった
ただそれだけが 鮮明に残っていること
帰りは 贅沢は敵とばかりに歩くことにした
途中で近所に住む老女に出会った
暑いですね と声をかけられた
歩く人なんかご近所さん以外にはいないような町だ
ええ 暑いですね と言葉を返した
ふと母のことを思い出した
知多半田の駅に戻った私は 食事する店を見つける気力もなく スーパーで食材とビールを買ってホテルに戻った
いつもよりも一層貧弱な夕食(しかもこの日唯一の食事)ではあったが 充実の一日を無事終えたことに感謝して
ひとり静かに祝杯をあげた