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南の島で幼稚園の先生になろう!

活動から19年。現在も現地の教え子や家族から連絡があり、素敵な人と出会えた青年海外協力隊生活に感謝しかない。

野球連戦連勝です。

2006年12月11日 | ミクロネシアの小学校
この写真が何で野球って感じですが、これは町の野球場に試合へ向かうためにトラックの荷台に乗っている写真。
一緒にいるのは、隣の小学校の子ども達。

この野球大会は、島の村対抗で、僕のウー村は2つの学校が一緒になって戦います。(村には2つしか学校がないので)

今日は、試合に行く為、学校のドライバーにお願いしていたのですが、何か手違いがあり、ドライバーは怒ってしまって僕を乗せてくれないので、隣の学校の子ども達と一緒に試合場へ。

この大会では色々勉強になりました。

僕は僕の学校の一応代表のコーチで、学校で練習するのも、合同で連取する手配をするのも、選手を決めるのも、子どもが参加できるように親に承諾を手紙でとるのも、道具を管理するのも全部僕の仕事です。これが本当に一筋縄ではいかないのです。この島の難しさを実感。一言で言えば、間際までしない、誰かに頼る、何かトラブルと僕の責任に何故かなるって感じです。

練習はもちろん、試合も子どもを集めて野球場に行ってさあ始めるぞって時になって、急遽中止になったりしたこともありました。

ここで思ったのが、こんな事をしていたら子どもは大人のことを信じなくなる、一生懸命してもどうせ駄目なんだってっていう気持ちに陥ってしまうと心配になりました。

まだまだ今回の野球のコーチでももっと僕が努力したら子ども達が練習する機会を持てたなあと反省していますが、いつも子どもの味方でいようと。

でも練習が上手くメイキング出来なかったときなどは、子どもはその背景になる様々な大人の理由は分からないので「HIROどうしてできないんだ」などなどかなりきついことも子どもに言われたこともありました。

決して現地の先生には言わないであろう言葉だと思います。
でもそれが彼らの本音なのだと思います。そして「練習したいんだ」という気持ちを僕にぶつけてくれることは今になって、彼らのまだまだもっている未知の可能性なのだと感じられるようになりました。

正直、一生懸命練習をしようとしても、周りの先生の了解が取られなかったり、一所懸命やってもからまわり、そして子どもは僕にいらだつという悪循環の時期もありました。

僕は幼稚園の先生なんだから、こんな小学校の仕事を頑張って子どもに当たられたのではあまりにもむなしすぎるって思ってしまったこともありました。

でも今は、不戦勝も含めて3連勝で明日はいよいよ決勝戦。

試合のメンバーも隣の学校の生徒がたくさん出て、僕の学校のメンバーはなかなか試合に出してもらえず、これって僕が日本人で、同じチームの隣の学校のコーチは現地人だからなのだ。「ごめんな僕の学校の子ども達」と思うこともありますが、
でもとりあえず今、彼らは勝つことの喜びを感じています。

また隣の学校の仲間と一緒に戦う喜びも。

僕がなにもしなくてももちろん実現したことでしょうが、頑張ったら頑張っただけの答えは返ってきたのかな?と自分では考えています。

隣の学校の子ども達とも仲良くなるなど、何かを始めると新たな出会いがあり、そこには必ず喜びや学びがあるのだと改めて感じています。

野球の試合のことを書くはずが、ここまで至る経過を事細かに書いてしまいました。

常に勉強。そのためには何事もやってみる。


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