イスパ語劇の歴史編纂企画のブログ

イスパ語劇の歴史を振り返る文集を作ります。作業進捗状況を伝えていきます。問い合わせ先はイスパニア語学科吉川恵美子

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2012年度語劇祭迫る!

2012年10月25日 | 日記
今年も語劇祭の季節になりました。
今回の演目はガルシア・ロルカのLa zapatera prodigiosaです。
El gallinero 語劇団が初めてロルカに挑みます。
目下、猛練習中。課題はまだたくさんありますが、どうにか間に合うでしょう・・・?

上智の土手にも心地よい秋風が吹いています。
久しぶりに母校に足を運んでみませんか?
後輩たちの努力の成果を見ていただければ幸いです。
お待ちしています!



平成24年度 上智大学 語劇祭
El Gallinero第7回公演

LA ZAPATERA PRODIGIOSA
Federico García Lorca

公開ゲネプロ 11/7 (水) 18:45~  
本公演  11/10(土) 13:10~
場所 上智大学10号館講堂 
上演時間  60 min.
入場無料 
日本語字幕あり


昭和40年卒 齊藤康一さんのエッセイ

2012年10月01日 | 日記
8月19日に到着した齊藤康一さんのエッセイの一部を掲載します。このエッセイで、はじめて、神吉先生が語劇の顧問をしていた時代があった事を知りました。神大の橘川先生も語劇出身!懐かしい名前が並んでいます。Los interese creadosは、今、私のゼミ生が卒論のテーマに選び、奮闘中です。彼女は「Los interese creadosはピカレスク文学の流れを汲んでいる」と主張しています。
原稿をいただいてから掲載するまでにこんなに時間がかかってしまい、申し訳ありません。  (吉川)




先日物置の書類を整理していたところ,大学時代の教科書や写真などが沢山出てきて、
ひと時、ひとりで懐かしい思い出に耽った。「もう半世紀も前になるんだな!!!!」
その中にイスパニア語劇のアルバムがあった。

1963年、私が3年生の時、西語学科では「語劇祭」でスペインのノーベル文学
賞作家Jacinto Benaventeの”Los Intereses Creados”を上演することになった。
神吉敬三先生、Sancho神父の監修の下に、1年生~3年生が中心になってキャスト、
スタッフが編成された。

同級の橘川慶二君(のち神奈川大学教授、1998年没)に口説かれて、私は「美術
兼舞台監督(副)」を引き受けることになった。橘川君は歌舞伎をはじめ演劇に造詣
が深く、「齊藤,どうせやるのだったら、今までやったことのない舞台を作ろうよ!」
といいだした。そこで,舞台美術の重鎮、伊藤熹朔氏の「舞台装置の研究」を読破し、
砂防ホールの舞台主任のところへ何度か足を運び、構想を練った。

その結果,歌舞伎に用いられる「暗転」を西語劇に取り入れてみようと決めた。
「暗転」というのは、幕と幕の間に幕を下ろさず、暗闇の中で、短時間で舞台背景を
変え、観客に、そのあまりの変化にあっ!と言わせる手法である。

書き割り(背景のパネル)の作成には随分苦労した。何せ1幕目と2幕目で同じパネル
を表裏で使うのだから。

上演当日、大道具スタッフは皆バールとハンマーを持って、暗闇の中でまるで戦争の
様に奮戦したが、見事目標とした短時間内で舞台の転換ができた。今だったら「ヤッ
ター」というところだろうか?
(2012年8月19日受領原稿)


引き続き、皆様のエッセイを募集しています。
ご連絡をお待ちします。

上智大学イスパニア語学科
吉川恵美子
emiko-y@sophia.ac.jp

76-55 高橋正江さんのエッセイ

2012年07月14日 | 日記
お待たせいたしました。2012年7月1日に到着した高橋正江さんの語劇の思い出エッセイの一部をアップいたします。長いエッセイなので記載できるのはほんの一部です。ご本人の了解を得て、お名前はフルネームで記載します。

編集者が未熟なため、スペイン語の特殊記号(アクセントなど)を反映できません。あしからずご了承ください。(吉川)



私は1976年にイスパニア語学科に入学しました。私の大学生活は、すべて語劇に始まり語劇に終わったといえます。新入生オリエンテーションウィークの頃だったと思います。1号館の講堂で、Victor Ruiz Iriarte のLa vida privada de mamaが上演されていました。それを見た瞬間、私は語劇の魅力に引き込まれてしまいました。入学して間もなく、まだ東京生活に慣れず、戸惑いのさなかにあった私でしたが「叩けよ、さらば開かれん」の心持で語劇サークルの門を叩きました。一緒に入部した新入生が土井迫さん、中村さん、広崎さん、私です。この四人のメンバーは卒業まで語劇で活動しました。途中、高雄さん、末松さん、福田さんが加わります。頼りになる諸先輩と、そして頼もしい後輩たちと共に私たちは四年間を駆け抜けました。
 1年のときの語劇の顧問は故マヌエル・ディエス先生でした。ディエス先生は台本をご自分でテープに吹き込んでくださり、私たち一人ひとりにそのテープが配られました。演目は、La cortesanaだったと思います。記憶がちょっとあやふやなので、間違っていたらご指摘ください。邦題が「背徳の城」でした。内容は、財力も権力も名誉もある熟女が、犯した罪ゆえにしだいにその持てるものを失っていくというものだったと思います。と思いますというのは、まだ1年の頃で内容までよく理解していなかったからです。私の役は、その熟女の若いつばめの愛人でした。田舎から出てきたお嬢さん(?)でただ髪が長かったがための配役だったと思います。先輩方はその長い髪をカーラーを使って美しい縦ロールにしてくださいました。素顔で通していた私でしたが、しっかり舞台メイクをほどこし、アイシャドーやアイラインもばっちり入れていただき、もう別の人格になった心地でした。自分とは違う人間・人生を生きてみることができる。それが語劇の魅力かと思います。
 2年になり、ハイメ・フェルナンデス先生がスペインから帰国され、語劇の顧問になってくださいました。フェルナンデス先生は、Lope de Vegaや近松門左衛門などを研究されていらして、私たちの劇の内容まで踏み込んでご指導くださいました。また、劇合宿などでは、一緒に作品研究をしてくださったり、ときにはルンバを踊ったり、またある特別の日にはミサを立ててくださったり、私たちを全人間的に指導してくださいました。
 2年のときの作品は、Alejandro Casona のLos arboles mueren de pieでした。邦題は、「立ち枯れ」でした。未来に希望を失い、死のうとしていた女性が、ひょんなところから、ある男性から自分の老親の死期が間近いので、夫婦を演じてほしいといわれ、その死を踏みとどまることから話が始まります。老いた母親は、嘘と知りながら、その二人を喜んで迎え入れるのでした。一方死のうとしていた女性と夫婦を演じていた男性との間に、次第にほんとうの愛情が芽生えていきます。この作品では、私はその若い女性の役をやらせていただき、先輩から美しいサーモンピンクのドレスを借りて、髪はちょっと金髪風に整えていただきました。二人の愛情が芽生えた証として、キスシーンがありました。実際にはキスはしませんでしたが、これも当時の私としては緊張の体験でした。



引き続き、皆様のエッセイを募集しています。
ご連絡をお待ちします。

上智大学イスパニア語学科
吉川恵美子
emiko-y@sophia.ac.jp


2012年語劇史編纂の作業進行状況

2012年07月01日 | 日記
ブログを閲覧してくださっている皆さま

語劇史編纂企画はどうした?と思われていることと思ます。
企画は進行中です。
ただ、少し、いえ、だいぶ、歩みが鈍いのです。

この間の進展事項をご報告します。

6月5日に65年(昭和40年)卒の齊藤康一さんからご連絡をいただき、1963年上演のLos intereses creadosの資料を寄贈していただきました。また、語劇思い出エッセイもお書きいただけるとのことで、楽しみに待っているところです。

また、本日は80年卒の高橋正江さんからエッセイが届きました。ご本人の了承を得てから一部分ブログに掲載します。

歩みは鈍くても、少しずつ語劇史の断片が集って来ています。
ジグソーパズルなら、何ピースで完成するのでしょう。
50年を超える時間の中で語劇に関わった人の数は500人?1000人?
ピースが多ければ多いほど鮮明な語劇史が浮かびあがるはずです。
貴重なピースをお寄せくださっている皆様、ありがとうございます。


現役学生の語劇活動について少しだけご報告します。
6月15日、16日に春の公演を終えました。
演目は『不思議の国のアリス』でした。
おそらく語劇史上はじめての非スペイン語圏作品でした。
秋の公演は11月10日を予定しています。
演目は、これまた、おそらく語劇史上はじめての学生創作オリジナル台本です。
ご意見はいろいろあるかと思いますが、語劇のあり方を考えるひとつのチャンスだと考え、顧問の私は見守っています。


75年卒業

吉川恵美子

emiko-y@sophia.ac.jp







語劇祭2011のお知らせ

2011年10月29日 | 日記
お久しぶりです。
しばらくブログを更新していませんが、企画は進行中です。

本日は現役学生の語劇発表会のお知らせです。夏休みを返上して作品を作って来ました。お時間がありましたら、是非、ご覧ください。


上智大学イスパニア語劇団 El Gallinero第5回公演
語劇祭参加!!

LAS CLAVES  

 
日付 公開ゲネプロ  11/4 (金) 18:45~
本公演     11/5 (土) 15:00~         
場所  上智大学10号館講堂
 日本語字幕あり  入場無料 上演時間  60 min.


大企業の経営者(2年、棚村瑞貴)、6人兄弟の母親(1年、井戸麻衣子)、環境保護の活動家(2年、山口梨佐)はそれぞれの職
場で忙しい毎日を送っている。ある日、同じ交通事故で重症をおった3人は天国の一歩手前で顔を合わせる。「相談役」ととも
にそれぞれの人生や考え方について振り返る。3人の夢や苦悩に耳を傾けた天空の「相談役」が下す判断は。。。。。。