たまゆら雑記

いろいろなメモを書き残します。

(11/15)史上最悪のソフトウェアバグ

2005年12月29日 01時17分03秒 | 障害事例
「史上最悪のソフトウェアバグ」ワースト10を紹介

1962年7月22日火星探査機『マリナー1号』:マリナー1号は打ち上げ時に予定のコースを外れたが、これは飛行ソフトウェアのバグが原因だった。

1982年旧ソ連のガス・パイプライン:シベリアを横断するガス・パイプラインの管理に旧ソ連が購入したカナダ製のコンピューターシステムに、米中央情報局(CIA)のスパイがバグを仕掛けたことがあるという

1985~1987年セラック25:複数の医療施設で放射線治療装置が誤作動し、過大な放射線を浴びた患者に死傷者が出た。

1988年――バークレー版UNIX(BSD)のフィンガーデーモンによるバッファー・オーバーフロー:最初のインターネットワームとなった通称『モーリス・ワーム』は、バッファー・オーバーフローを悪用し、1日足らずで2000台から6000台のコンピューターに感染した。

1988~1996年――『ケルベロス』の乱数生成アルゴリズム:ケルベロスは暗号を使ったセキュリティーシステムだが、乱数発生器に与えるシード(種)が適切でなく、真にランダムな乱数が生成されていなかった。

1990年1月15日―― 米AT&T社のネットワーク停止:米AT&T社の長距離電話用交換機『4ESS』は隣接するマシンの1つから、ある特定のメッセージを受け取るとクラッシュするようになってしまった。しばらくすると、114台の交換機が6秒ごとにクラッシュと再起動を繰り返すようになった。

993年――インテル社製『Pentium』(ペンティアム)による浮動小数点数の除算ミス:米インテル社が大々的に売り出したPentiumチップが、特定の浮動小数点数の除算で誤りを引き起こした。

1995年/1996年――『Ping of Death』:[ピング・オブ・デス、不正なピングパケットによる攻撃]分割送信されたIP パケットの再構成を行なうコードのチェックとエラー処理が不十分だったため、インターネット上の好きな場所から不正な形式のピングパケットを飛ばすことで、さまざまなオペレーティング・システム(OS)をクラッシュさせることができた。

1996年6月4日――『アリアン5』フライト501:欧州宇宙機関の開発したロケット、アリアン5には、『アリアン4』で使われていたコードが再利用されていた。しかし、アリアン5ではより強力なロケットエンジンを採用したことが引き金となり、ロケットに搭載された飛行コンピューター内の計算ルーチンにあったバグが問題を起こした。エラーは64ビットの浮動小数点数を16ビットの符号付き整数に変換するコードの中で起こった。アリアン5 では加速度が大きいため、64ビット浮動小数点で表現される数がアリアン4のときよりも大きくなってオーバーフローが起こり、最終的には飛行コンピューターがクラッシュしてしまった。

2000年11月――パナマ国立ガン研究所:米マルチデータ・システムズ・インターナショナル社(本社ミズーリ州)が製作した治療計画作成用ソフトウェアを使っていたパナマの国立ガン研究所で、放射線治療で照射する放射線量の計算を誤る一連の事故が起きた。


メモを取り忘れていました。

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