mickey3のパラオ便り

わたしの経験した米国研修から12年、第二の人生はJICAシニア海外ボランティア。太平洋の楽園パラオからお便り送ります。

信号がない、ないない尽くしの不思議な国

2013-08-29 13:31:53 | パラオ
 この国では信号は不要なのだろうか。パラオに来て暫くして教えられた。この国には無いものがある。本屋が無い、ゴルフ場が無い、そして信号が無い。ないない尽くしの国だと言う。まことにもって小さな国である。無いものがあっても不思議ではない。
 この信号が無いのは確かに不思議である。いくつかの道路が交差する場所でよく見かけるのは、「ラウンドアバウト」で、これなら信号が無くても交差点に集まる車をさばける。それでもない。停電に悩まされたドミニカ共和国では、信号までもが停電で機能不全になった。渋滞時に交差点に四方から突っ込んでくる車にひやひやしたものだった。そんな停電を回避してのものでもなさそうだ。ここ、パラオでは停電で悩まされることもない。
 車が最も多いメインどおりの車線は少し変だ。上下車線に加えて、中央にも車線がある。ここでは車は右側を走行する。三車線の真ん中は左折溜まりである。あるいは交差点から三車線の道路に出るときにはいったん真ん中の車線に出てそれから走行の右車線に移動する。
 車を利用するようになって想定外の運転マナーのよさにびっくりする。歩行者は平気で道路を横断するが、歩行者に譲る多くの車に出くわしたりすることがある。
 それにしても、これだけの車社会で信号が無いのは本当に不思議だ。



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