一昨日、VI-CODEのライヴリハが終り、
本番までの間、我々は近所の居酒屋でサケを飲んでいた。
そんな時、我々は実に様々な話しをする。
そしてもちろん、そういうのが演奏に影響を与える。
我々の関係はドライではないのだ。いくら話しても話したりない。
それはそうと、
そのときの居酒屋で、映画「クロス・ロード」の話が出た。
アレはいい映画で、スティーヴ・ヴァイが悪魔のギタリストを演じている。
基本は、ブルーズを軸にした 少年の成長物語で、
ブルースマンの、男としての生き方・・・みたいなのも説いていて、
途中までとてもとてもいいのだが、
最後の最後の、主人公と悪魔のギタリストのギター合戦が、
超絶早弾き勝負(しかもクラッシックの、パガニーニのフレーズ)でカタが着いてしまう・・という
脱力的展開を見せて、、
すべて台無し・・・・・・・・・・・になってしまう、という残念映画なのだが、
俺はそれ、いつ何処で見たんだっけ?って考えて、
そうだあれは1987年に横須賀サーベルタイガーのREM君の部屋で、ビデオで見せてもらったんだ、
と思い出した。
その前年、長野の合宿免許に参加した佐治と俺はそこで、REMくんと知り合ったのだ。
そして翌年のランブルの関東ツアーの途中で、佐治と俺はREMくんの部屋に泊めてもらった。
そこでみんなで飲みながら「クロス・ロード」をビデオで見たのだ。
その時、飲みの席の途中で、後にXに引き抜かれるあのHIDEくんがREMくんの部屋に電話してきた。
(まだ誰もケータイなど持っていなかった)
俺も替わってもらって電話機を持って、HIDEくんが
「今日はそっち行けなくてごめんね~」と言うのを確かに聞いた。
俺は多分、「いいよいいよ、でも いつか会おうね」と言った・・・・・・・・・・と思う。
10秒くらいの短い、言ってみれば「形式どおり」の会話かもしれない。
しかも、飲みの席だったので、記憶が少し定かではない。
・・・・・・・・・・そんなものでしかないけれど、懐かしくも切ない思い出では、ある。
だから映画「クロスロード」は俺の中で
佐治や、REMくんや、結局、会えなかったけどHIDEくんと繋がっている。
今日は、次の土曜日の「アーニーズ・カフェ」にソロ出演するための練習を、
近所のバー「MICA]の好意で、店で個人リハーサルさせてもらった。ドモアリガット!
いい感じで、ライヴ出来そうな感じに仕上がってきた。
例の、ハーモニカ吹き語りも、やりマスよ。
地図は上に載せたとおり。
楽しい夜ばかり永遠に続けばいいのに、と俺は
半ば本気で願う。
「半ば本気で」って言ったのは・・・・・・・・・・・・・・・早朝も夕暮れも、もちろん好きだからさ。