映画「クロス・ロード」の思い出。

2018-07-16 19:34:24 | Weblog

一昨日、VI-CODEのライヴリハが終り、

本番までの間、我々は近所の居酒屋でサケを飲んでいた。

そんな時、我々は実に様々な話しをする。

そしてもちろん、そういうのが演奏に影響を与える。

我々の関係はドライではないのだ。いくら話しても話したりない。

それはそうと、

そのときの居酒屋で、映画「クロス・ロード」の話が出た。

アレはいい映画で、スティーヴ・ヴァイが悪魔のギタリストを演じている。

基本は、ブルーズを軸にした 少年の成長物語で、

ブルースマンの、男としての生き方・・・みたいなのも説いていて、

途中までとてもとてもいいのだが、

最後の最後の、主人公と悪魔のギタリストのギター合戦が、

超絶早弾き勝負(しかもクラッシックの、パガニーニのフレーズ)でカタが着いてしまう・・という

脱力的展開を見せて、、

すべて台無し・・・・・・・・・・・になってしまう、という残念映画なのだが、

俺はそれ、いつ何処で見たんだっけ?って考えて、

そうだあれは1987年に横須賀サーベルタイガーのREM君の部屋で、ビデオで見せてもらったんだ、

と思い出した。

その前年、長野の合宿免許に参加した佐治と俺はそこで、REMくんと知り合ったのだ。

そして翌年のランブルの関東ツアーの途中で、佐治と俺はREMくんの部屋に泊めてもらった。

そこでみんなで飲みながら「クロス・ロード」をビデオで見たのだ。

その時、飲みの席の途中で、後にXに引き抜かれるあのHIDEくんがREMくんの部屋に電話してきた。

(まだ誰もケータイなど持っていなかった)

俺も替わってもらって電話機を持って、HIDEくんが

「今日はそっち行けなくてごめんね~」と言うのを確かに聞いた。

俺は多分、「いいよいいよ、でも いつか会おうね」と言った・・・・・・・・・・と思う。

10秒くらいの短い、言ってみれば「形式どおり」の会話かもしれない。

しかも、飲みの席だったので、記憶が少し定かではない。

・・・・・・・・・・そんなものでしかないけれど、懐かしくも切ない思い出では、ある。

だから映画「クロスロード」は俺の中で

佐治や、REMくんや、結局、会えなかったけどHIDEくんと繋がっている。






今日は、次の土曜日の「アーニーズ・カフェ」にソロ出演するための練習を、

近所のバー「MICA]の好意で、店で個人リハーサルさせてもらった。ドモアリガット!

いい感じで、ライヴ出来そうな感じに仕上がってきた。

例の、ハーモニカ吹き語りも、やりマスよ。

地図は上に載せたとおり。


楽しい夜ばかり永遠に続けばいいのに、と俺は

半ば本気で願う。



「半ば本気で」って言ったのは・・・・・・・・・・・・・・・早朝も夕暮れも、もちろん好きだからさ。
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謝辞、謝辞、謝辞!

2018-07-15 09:45:46 | Weblog

昨夜は暑かった。

中津VI-CODEは一昨日から楽屋のクーラーが壊れていて、

楽屋がサウナ状態。もう暑いの暑くないのって・・・・・暑いのよ。

ワタクシは出演前から汗だくになってしまい、

大瀧君の撮ってくれたステージ写真などを見るとひぃぃ・・・・と胸が痛む。

汗まみれのドロドロで、髪の毛もビショビショでそのせいでクセ毛でチリチリパーマみたいになってやんの。

ああ・・・・・・・爽やかでないこと甚だしい。

ランブルフィッシュのギタリスト時代はこんなワタシも、

「アイツは汗をかかへん」などと言われていたのにねえ(遠い目)。

やっぱ、ギリギリまでの大声を張り上げ続ける、という行為は

尋常ではない運動量なのですよ。いや本当に。ステージライトの熱も強烈。

楽屋はクーラー故障。そら汗もかきますわ。

涼しい顔して演れたらいいんだけど。

でもその事を除けば、昨夜はとても良いライヴだった(ハズ)。

心から演奏を楽しめた。

VI-CODEの音響も最高。あんなに気持ちいい音のバランス・・・・・他では、ない。

リハのとき思わず言ってしまった言葉、「今までの俺のバンド人生の中で最高の音質」。

それくらい、音響が良かった。

今はバンドもすごくいい状態だし、ここ最近ずっと取り組んできた「新曲」を

披露できて、とてもとてもうれしかった。

新曲タイトルは「逢魔」(オーマと読む)と、

そしてもう一曲、「真昼の夜」。

そして本編ラストの「路上の光と誰かの痛み」の前に演った「ソシアル」。

「ソシアル」は、だいぶ以前に作ったものを復活させたのだけれど、

今のメンバーのバキバキの演奏とアレンジで、

自分としては最高に気に入った曲になっている。

俺、赤井、伊藤、飛澤 の4人で「ROCA’66」。

そういう「バンド感」がとてもとても強くなっていて、最強にいい感じ。

来てくれた皆さんに心からの感謝を。

本当にありがとう。

アナタたちのおかげで我々はバンドを続けて行けます。

もっともっと良くなっていきたい。

そして、汗まみれにならずに涼しげに歌いたい(それは無理かも)。


さて、ROCA’66の次のライヴは8月4日、

難波メレでの「PIRATES RADIO VOI.12」。

DJアンチビリー氏主宰のイヴェント。お洒落で粋なロック、そしてロカビリーのイヴェントだと思う。

色々と面白そうなバンドが出演するみたいだから、負けないようにしなきゃだわよ。

難波メレは、過去の「ロックライダー」時代はよく出演していたのだけれど、

「メレ」に変わってからは初出演。気合入れて行きたい。


そしてその前に!

急遽決定したのだけれど、次の土曜日、7月21日、

京都は、京阪沿線の「深草」駅、

もしくは地下鉄「くいな橋」駅に最寄のライヴハウス「アーニーズ・カフェ」に

片山道郎ソロ(アコギ弾き語り)で出演します。

対バンはあの「AUX」と「つれーづれ」。

「アーニーズ・カフェ」は最近、今後面白くなっていきそうな展開になっている

(「AUX」のモリシマさんがブッキング担当になったみたい)ので、

俺も「いっちょ噛み」したいな、と思い、今回の急遽出演決定、となった。

今後どうなるか?は「神のみぞ知る」だが、

今週土曜は俺はまたソロで、アコギで、そしてハーモニカで、そして歌で、言葉で。

ちょっと破天荒なパフォーマンスが出来たらいいな、と思ってマス。

「アーニーズ・カフェ」が我々にとって重要な拠点・・・みたいなハコに

なるや知れん・・・・なればいいな、と思う。

よかったら来て見てやってクラッサイ・ドゾ、ヨロシックデッス。(←ミスター・ロボット風)


「アーニーズ・カフェ」の地図とかあれば、またこのブログにアップするつもり。


写真は、昨夜の中津VIーCODEでの我々、ROCA’66。

カメラマン、大瀧くん撮影。ありがっとね!





P.S.


昨夜は俺の盟友、ランブルフィッシュの佐治朝吉の誕生日でもあった。

この真夏に、彼の誕生日を過去何回も祝ってきた。

俺たちが出会ったのは確か、16の歳だった。彼の17の誕生日は、特に深く心に残っている。

佐治、誕生日おめでとう。


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今週土曜日は、中津Vi-CODEにROCA'66出演ザマス。

2018-07-11 21:34:55 | Weblog

2018年7月14日 大阪中津Vi-codeジミープロジェクト「ロックンロールの自殺者」

前売2000 当日2500(ドリンク別)

18:30open 19:00start

出演>JOY OR PAIN、ワービー&サービー、ROCA’66

久々の登場となる轟音で詩的なROCA’66、

メンバーチェンジ後初の出演となるJOY OR PAIN、

侍魂で駆け抜けるワービー&サービーのロックンロールにささげる魂のステージ。



(ここまではコピペです)


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(ここからはアタシの肉声デス)


前売り2000円、当日2500円ということは

「前売り予約」みたいなカタチで

SNSとかメールとかで連絡もらえたら「前売り扱い」に出来るので、

来れるなら、何かのカタチで連絡ください。

っていうか、万難を排して・・・来て下さい。

全身全霊で演りますゆえ。





それにしても最近はスゴイことばかり続く。

まず・・・・・地震が来た。

そして未曾有の豪雨、

前代未聞の7人死刑執行。



僕は

国家権力が合法の名の下に殺人を行うことにはすごく嫌な抵抗感がある。

だが死刑廃止するべきだ・・・・・というところまでは、まだいかない。


殺人事件の遺族の方々の気持ちは、わかるような気がしてしまうから。


死刑囚であれ何であれ、

「生きてる」ということがやはり、「喜び」であるから。

少なくとも僕はそう思うから。むむむむ。


そのことはさて置いても・・・・・・・


シャバで暮らしている我々の、普段の何気ない生活は、やはり それはそれだけで「喜び」である。


本当に時々、実感してしまう。

ビンボーでも何でも、一応健康で、フツーに暮らしていけることはシアワセだ、と。


さらにワタシは贅沢なことに「ライヴ」なんか演らしてもらえて、

バンドのメンバーもちゃんと居てくれて、

出演依頼してくれるライヴハウスと、

自作の「歌」を、

聴いてくれる人が、少数だが存在してくれるのだ。


とてもとても有り難い環境。


こういう物言いってあんまりロックっぽくないけど、

僕は日々、感謝しながら暮らしているのです、まじで。ありがとーありがとー!


ずっこける時もあるけど、

輝くときはちゃんと輝きマスだわよ。


今週土曜日、大阪の中津のライヴハウス、Vi-CODEで会おう。







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狂雨世界

2018-07-08 12:41:27 | Weblog

「たかが土砂降り」などと言っている場合ではなかった。

多くの人がそうであったであろうが俺も、降り続く豪雨に恐怖を感じた。

どれだけ降っても止まない。

各地で土砂崩れや洪水で被害が出ているが大丈夫でしょうか。

呑気なことを言うようだが・・・・・・・

今回の豪雨、

SF小説好きの多くがきっと、J.G.バラードの名作「狂風世界」を思い出したのではないだろうか。

世界中で突然強風が吹き始めて、まったく止まず、次第に強くなってゆき、

台風並み、いやそれ以上の強風になる。人も立っていられない。トラックも軒並み横倒し。建物も。

それが世界中で常時、吹き続けるという異常事態になる。

世界は荒廃していく。ビル群は倒壊し、人工衛星さえ落下、

世界中の人々は地下へ避難を余儀なくされる。

世界人口は激減・・・・・その中での人間模様・・・・という暗い、暗い話なのだが、

話のポイントは「止まない風」にある。延々と止まないのだ、数週間、数ヶ月。

今回の雨は、その感じにとても似ていた。止まない雨。

俺自身もけっこうひどい目に遭った・・・と言えなくもない。

何しろ、一昨日は 朝5時にトラックに乗って出発して・・・・・・

帰宅できたのは午前2時だった。

大雑把に言うと、四日市から京都まで帰ってくるのに7時間もかかってしまったのだ。

普通なら3時間くらいか。高速道路なら1時間半の道のりだ。

あんなに動かない国道はまるで悪夢かパニック映画だった。

まあ、開き直ってくつろいでたから俺は、どうってことなかったんだが。

でも7時間もトイレにも行かなかったなんてね

(コンビニにトラック停めるのが面倒臭かったのだ)。

いやもちろん立ちションなどしてません。

山間の道ががけ崩れで通行止めで、Uターンせねばならなかったし。

トラックで狭い道でUターンするの怖いんだよマジで。

がけ崩れを見て思ったのは、

普段意識しないけど、「水分バランス」ってすごくすごく大事なものだったんだ・・・・・

ということだった。

水って、「地球上において最もありふれた物質」という定義があるくらい、

この世界に偏在している。

偏在しているからこそ「水分バランス」ってこの世界において、とても大事なのだ・・・と思った。

ありふれた感想だが。

俺はしかし、車内でくつろいでいたとは言え、20時間?

かなり長い事渋滞に閉じ込められていた後で、

次の日バイク修理のために雨の中また何キロかバイクを押して歩いてびしょ濡れのヘトヘトになり

その夜はバンドの練習でスタジオ入りしたのだった。

何故か声が出にくいな、と思ったのだが、体力が低下していたのかもしれない。

だがしかし、バンドは最高で、

メンバーは刺激的な音をこれでもか!って感じで繰り出してくる。

ドラム飛澤などはこの期に及んで「上手くなっている」し、

ギター赤井は、ちょっと前の病気(大病!)での療養期からバキバキと回復を続けていて、

繰り出す音は尖っていてスバラシイ。

ベース伊藤も彼のポジティヴな「気」の放出がすごい。音もグルーヴィ。

もう、眩暈がするほどスタジオが楽しくて、

音楽はやっぱり、一種の「マジック」である、と再確信した。

もちろん俺の「疲れ」も吹き飛んだ。

もうすぐ、っていうか今週末の7月14日は中津Vi-CODEでのライヴが控えている。

この「魔法感」をステージでちゃんと再現したいと思う。

詳細はまた、ブログにアップすることにする。

さて皆さん、

「狂雨世界」を 這う這うの態(ほうほうのてい)で生き延びて、

土曜日に、中津Vi-CODEで会おう。





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土砂降り雨の中の日々

2018-07-05 22:35:25 | Weblog


たかが土砂降り雨くらいのことで、

我々の日常生活はけっこう大変!みたいな感じになる。

でもそんな、誰かがバケツを蹴っ飛ばして中の水をぶちまけたみたな土砂降り雨の中を

雨合羽を着て、

別段、苦にするような表情もせず、淡々と自転車、もしくはオートバイに乗って

何処か勤め先にでも向かう人々が私はとても好ましい。

中には「うわー大変だ、もう嫌になっちゃうよ」みたいな顔をして通る人もいるが、

ほとんどの人は

「ふん、こんな雨くらいどうってことないわよ」的な顔をして

自転車やバイクに乗っている。・・タフだ、クールだ、素敵だ。

いやしかし、こんな日は

傘をさして歩くのですら難儀であるのは重々承知。

雨の日のエヴリバディ、

雨はいつかそのうち、小降りになるから頑張って歩こう(もしくは自転車/バイクに乗ろう)ぜ。

永久に降り続く雨などない。

それは、消えない栄光がない・・・のと同じように。

流動、流動。

雨粒のように流動的に我々はこの土砂降り雨の中を、

生き抜いてやろうではないか皆の衆。







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7月14日土曜日は中津Vi-CODEにてROCA'66のライヴ。

2018-07-04 22:05:21 | Weblog


ハッ!と気付けば もうそこは7月の国だった。

・・・まるで真夏のようだった(真夏やっちゅうねん)。


俺ときた日にゃ

トラックに取り付けたカーナビは壊れるわ、

軽い熱射病で高熱出すわ、

バイクのアクセルワイヤー切れるわ(あの重いバイクを3キロメートルくらい押して歩いた)、

で、

散々な毎日をすごしている。

皆さんは元気ですか。

クルマにクーラーなど取り付けられるようになったのは1970年代くらいからで、

それ以前のトラック運転手は一体どんな風に仕事してたのか?

と、夏になると、いつも思ってしまう。


さてさて、ライヴ。


我々、ROCA'66は、いい感じ。

メリメリ、と音を立てて体が成長している甲殻類(特定すれば、エビ)みたいな感じで、

ただいま進化中。

ここんとこずっと取り組んでた新曲と、復活曲を、

次のライヴ、

中津VI-CODE でお披露目できる。

7月14日 土曜日は、中津に来てくらっさい。

ライヴのタイトルはジミープロジェクト「ロックンロールの自殺者」

前売2000円 当日2500円(ドリンク別)

18:30 OPEN

19:00 START

出演は

JOY OR PAIN

ワービー&サービー

ROCA’66



真夏のライヴ。

今しかない「季節」といふものを我々は、

全身全霊でもって体感しようではないか。


まるで「羽化したエビ」のごとく(←何じゃそら)。






7月14日、我々の出番は最後。



写真はフォトグラファー、大瀧くんのもの!サンクス!
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固執からの脱却

2018-07-03 21:43:21 | Weblog

ラジオ番組(日曜の朝の「WEEKEND SUNSHINE」)を録音して保存したい・・・・・・・・・

という欲求が少しだけ薄れてきたので正直、ホッとしている。

いや、もちろん番組は相変わらず素晴らしいし、録音できる時は今後も録音するつもりなのだが、

寝過ごしてしまったり、仕事中でせわしなくて、それどころじゃない・・・みたいな時は

あっさりすっきり、諦めればいいのだ。そんな風に、自然に思えるようになって来た。

特定の物事に固執してしまうのは精神的に健康ではない。

どんな物も、すべては流れ去って行くのだ。

そんなことは解り切っているものではあるのだけれど、

ついつい固執してしまうのは人生において往々にしてあることである。

考えてみれば恋愛なんか、特定の「誰か」に固執してしまうこと・・・と言っても良いだろう。

それが不健康にエスカレートするとストーカー事件にまで発展してしまう。

諦める時はあっさり諦めるのが健康な精神のあり方だ。

そーゆー意味で僕は、健康でありたい、と願う。

阿呆なのはもともとだから仕様がない。

いろんなことが下手糞なのも、

内向的なのも、

衝動的に、何も考えずに行動してしまうのも、仕様がない。

ただ

「不完全な私」として、私なりに、健康でありたい。

今現在、健康で居られている(多分)ことに深く感謝したい。

そしてそのまま、

私は私で居続けたい。

そして君にも、不完全で健康なままの君で居続けて欲しい。

なるべく長く。





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