「最後の大物」の一人でもあったのだ彼は。
1960年代からロックしてる世代。
僕は1990年(91年?)の初来日に東京ドームまでわざわざ見に行ったクチなので、
ワッツさんを、遥か遠くからとはいえ、生身のワッツさんを目撃したことがあるのだ。
でも遠すぎたな。
音と動きがほんの僅かにずれてる気がしたんだが。花火みたいに。あれは気のせいか?
(付記・後で考えたらそれは、音響の不手際による「残響音」のせいだったかもしれない。
こだまみたいに、跳ね返った音が聞こえていたのだ、たぶん。
音がずれるほど遠くはなかったはずだし。)
それでも一応、本物を見た。
何時間かの間、同じ(巨大な)屋根の下にいたのだ僕とワッツさんは。
そう考えると、ライヴを見に行くという行為は大事かもしれないな今更だが。
しかしストーンズはギタリストは交代したり(ブライアンJ、ミックT、ロンW)したが
リズム隊は交換不可だったのだな、と思う
(あ、だから今のビルワイマン不在のストーンズは・・・・・・・・ストーンズでないかもしれない)。
ストーンズと双璧の伝説的ロックバンド、ビートルズは誰一人交換不可能だった
(ピートベストさんのことは考慮外)。
だから短命だった、とも言えるのだが
ストーンズはその辺柔軟だったな。
ビルワイマン、クビじゃないんだから・・・・・辞めなきゃよかったのにね。
もしビルがこの先亡くなっても、今回みたいな大ニュースにはならないであろう。
「元ストーンズのベースの人が亡くなりました」ってな感じで。
ああそうですか、みたいな感じで。
しかし、この後もストーンズは「しれっ」と続くのだろう。
いいと思う。続けてください。
どこまで行けるのか・・・・・人間が、どこまで「老いてもロックできるのか?」という
生体実験みたいなものだからだ、ストーンズは。
ストーンズが100歳超えてもやれるなら
後続の我々も100歳超えてもやります。あ、生きてたらね。
ストーンズが「ゾンビ化」するなら、我々もしましょうゾンビ化。
それはつまり、「生きる屍」として生きる、ということなのだが。
それはともかく、ワッツさんは安らかにお眠りください。
お疲れさまでした。でも、良い人生でしたよね!
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