羽化、輪廻、尻切れトンボ。

2016-10-25 21:52:40 | Weblog
いや、本当にすごいと思うのは、

ヤゴから「羽化」したばかりのトンボって、

練習もせずに、いきなり「飛ぶ」だろ?

さっきまで水中で生活してたくせに、何でいきなり「飛ぶ」んだ。

しかも、その初フライトから、もう実に優雅に飛ぶ。

昆虫だから表情までは読めないんだけど、

もう何年も前から空なんか飛んでたよ・・・みたいな顔して。

鳥類は、「飛ぶ」ために練習する。

ツバメなんかでも、練習してるのを見たことがある。

アホウドリなんか、随分練習しないと飛べるようにならない。

でも、昆虫って、練習もせずに、いきなり「飛ぶ」んだよな、ほとんどの奴が。

セミでも、蝶でも、みんなそうだ。

あの一見、飛びそうもないカブトムシですら「飛ぶ」。練習もせず。

でもあえてさっき、トンボのこと言ったのは、

トンボの飛び方が一番、優雅で精密で(難度が)高度で美しいように思うから。

蝶も、セミも、ホバリングなんてほとんど出来ないが、トンボはそんなの、お手のものだ。

蚊は、ホバリング・・・出来るのかな。でも蚊は飛ぶときに、耳障りな羽音を立てる。

あれには意味があって、スズムシとかの立てる音と同じだそうだ、

つまり、同種への求愛、そして縄張りの誇示。

大体俺は吸血する奴なんか嫌いだ、それが伯爵の称号を持った奴だったとしても。

トンボはその点、耳障りな羽音も立てないし、伯爵の称号も持ってない。

・・・・・・違う、トンボは吸血など、しない。

俺は「輪廻転生」など信じていないのだが、

もしいつか、なれるものなら、トンボになってみたい。

ふと思ったのだが「輪廻」って、もし英訳したら「リサイクル」ってことになるのだろうか?

「リサイクル」って実は、とても大事で貴重な概念だと、俺は以前から思っている。

水も、空気も、地球上の大事なものはすべて巡りめぐっていて、

我々は大きな「リサイクル」の輪の中に居る。

そう思うと、少し安心する・・・と言うか、何と言うか。

さてさて、いつものことだが「尻切れトンボ」のままで、今日も終わる。

明日は明日の風の中にいるだろう、多分。
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