近所のブックオフで古着と古本と中古CDと中古楽器とユーズド時計を見て歩いた、
と前々回の日記で書いた。
ふと読み返して気付いたのだが僕は、
古着屋で働いたことがあるし、
古本屋でバイトしてた時期もある。
時計店員は、ユーズドではなく新品を扱っていたのだが、けっこう長くやったし、
中古レコード屋と中古楽器店だけ経験がないのね。
音楽的じゃないなあ。
ライヴハウス店員も、やってないよ。いい話は・・・あったのだけど
すっごく悩んだ末、丁重にお断りした。僕にはちょっと無理があると思ったから。
何故かと言うと、
日常的に、仕事として音楽に関わっていたくない、という思いが強いのだ。
・・・・こういう物言いって僭越で、偉そうで、気が引けるのだけれど。
音楽はどこまでも「お楽しみ」であって欲しい。嫌なときは聴かない、嫌な音楽も聴きたくない。
そして、何にでも飽きてしまう傾向があるから、四六時中音楽の中に居たら、
音楽そのものにうんざりしてしまうかもしれない。それが怖かった。
「もう何も聴きたくない!!!!」みたいになるのが。
そして、常にお酒のある環境で働くことも少し怖かった。
だからライヴハウススタッフとか中古レコード屋店員とか楽器店員とかレコード会社社員とかは、
偉い、と思っている。 ある種、尊敬している。
僕は自分が
最大限に音楽を楽しむためには、普段から聴かないこと・・・かもしれない、と
思っていて、実際、今もそれを実践しているフシさえあるのだ。
決して音楽をBGMにしないようにしている・・・つもりなのです。
喰うことを楽しむために空腹で居る、というのに近いかもしれない。
でも面倒な話は抜きにして、
中古レコード屋の店員、というのは
純粋にかっこいいのだ。今でも憧れる。
でも、アメ村の古着屋の店員になれた時も嬉しかったな。
古本屋の店員も、純粋に楽しかった。
バンドが上手く行ったときの楽しさや嬉しさはもちろん、
それの比じゃなかったけどね。