33年目の6月3日

2021-06-03 20:44:51 | Weblog

1988年にネクスカ、初期ランブルフィッシュのベーシストだった岩佐が

不慮の事故で高速道路で亡くなってから

恐らく・・・

もう33年も経つのだけれど、

時間の感覚と言うのはなかなか、不思議なものであったり、する。

 

残った僕らは毎年6月3日に集まっていた。毎年毎年。

 

1998年の6月3日のことが妙に印象に残っているのはその年のその頃、

僕が「ばるぼら」で中国・上海と北京への演奏旅行に出かけていて、

帰ってきた日が6月3日だったからだ。

あの時で、ちょうど10周忌だったのだ。

岩佐が逝ってしまってから・・・まだ10年しか経ってなかったんだ。

 

そしてその10周忌からも、もう23年経つ。

 

33年。

 

しかし33年ってすごいよ。

だって例えば・・・大正年間なんて15年しか続かなかった。

僕の祖母は大正15年生まれだったと思う。

そして僕達が生まれたのは昭和41年、西暦1966年。

その33年前って考えると・・・1933年!戦前だよ。

ロバートジョンソンあたりの時代か。

 

戦争が終わったのが1945年だから、

我々は終戦(敗戦)から たったの21年後に生まれたのだ。

原爆、水爆・・・広島、長崎からたったの21年。

 

もう、なんというか‥‥何歳なんだ俺?ってもう50半ばなんだが、

「初老」って言われてもおかしくないよな。

 

しかし、つまり、我々・・・・・僕の同級生たちはみんな、

僕の知らないところで50半ばになっている、ということになる。

生きていれば、の話だが。

 

あの人も、あの人も、あの可愛かった女の子も50半ば。

あの彼も、彼女も。

 

みんなみんな子供、もしくは若者だったのに今では、50半ばなのだ。

すっごく変な感じがするけど

きっと、それこそが「生きている」ということ

なのであろう、

と6月3日に推測する片山道子であったのだ。

 

ああ、岩佐のあのギャグ連発が聞きたいなぁ、久しぶりに。

コワモテのくせに本当に本当に可笑しくて面白い男だった。

 

 

優しくて、強くて、暖かで。

 

 

 

 

 

岩佐!また夢で逢おう。

俺はもう、夢が現実なのか現実が夢なのか、わからなくなってきてるんだ。

 

 

 

 

 

 

 

写真は僕の自転車。その後ろは・・・・花壇!

また今年も向日葵、芽が出たんだ。成長しつつあるよ。

コメント
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