RADIO,RADIO,RADIO!(続編)

2018-03-18 17:10:14 | Weblog


さて昨日の3月17日、ピーターさんの「ウイークエンド・サンシャイン」が終わって、

引き続き、トラックでラジオを聴いていた。

次は、ゴンチチの番組で、これも忍耐強く聴いていたら時々、すごくいいのがかかるのだ。


昨日はけっこうアタリで、

「パンチブラザーズ」をやってる天才マンドリン奏者のクリス・シーリーが最近、

ベース奏者の人と二人で出したアルバムの曲がかかった。相変わらず超絶で素晴らしい。


ゴンチチの番組の昨日のテーマは「弦の音楽」だそうだ。

さてクリス・シーリーのちょっと後・・・・曲紹介もなく、

緊張感のあるアコギの、秀逸で奇妙な(変則チューニングだからね)、ギターを叩いたような強いタッチの和音。

それに癖のあるフレットレス・ベースの音が絡みつく。

イントロクイズ的に、・・・あ、ジョニ・ミッチェルだ!と思った。

ジョニがジャコ・パストリアスと作った名盤「ミンガス」からの一曲だった。

ほとんど難解ギリギリの、禅問答のような楽曲。かっこよすぎ。


ジョニ・ミッチェルって意外と、よく・・・っていうか 時々、ラジオでかかる。

ラジオに、よく似合う。


そして昨日その後、トラックで走ったルートは例の奈良の、友達のお墓の横を通る道だった。

お墓を遠景のように眺めながら運転していた。墓石が見えるのは一瞬なんだけどね。

ラジオは相変わらずゴンチチの番組で、

誰か知らない人がやっている、ジョージハリスンのカヴァー曲の紹介をしている。

そのとき、ふっと

佐治と二人でこのお墓、何度も来たよな・・・・と思い出して、佐治の顔を思い浮かべた瞬間に、

ラジオでゴンザレス三上が「インドの發弦楽器、シタール」と言った。

まったくシンクロした時間。ちょっとびっくりしたな。


・・・佐治は晩年、シタールの音色をすごく気に入っていて、

佐治と一緒にやった最後のライヴではALTZにシタール弾くように強く要望していて

(それは実現して彼はニコニコしていた)、

何かそれがけっこう印象に残っていたから、

昨日の出来事は意味ありげなシンクロに思えたんだよ。

突然佐治が現れて「シタール」って言ったみたいだった。


当分、その余韻に浸りながら運転した。





その後もう、ラジオのスイッチは消してしまった。

心動かすような出来事の連続ってけっこう、体力(精神力か?)使い果たすよね。








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RADIO,RADIO,RADIO!

2018-03-18 16:44:27 | Weblog

春は、運送仕事の繁忙期で、昨日の土曜日はトラックでラジオを聴いていた。

これを読んでくれてるヒトの中にも何人かリスナー仲間がいる、

ピーター・バラカンのラジオ番組「ウイークエンド・サンシャイン」。


トラックで仕事中に聴くのはいいのだけれど、

荷物の積み下ろしが8時から・・・・というパターンが多いので、

7時20分から9時までの番組、聴けない時間が多い。

だから積み下ろしの最中は、ラジカセにカセットテープを入れて録音しておく、という事にしているのだ。

家で聴いてる時も、きっちり(というか大雑把に)、録音してるんだけどさ。

後でまた聴くために。

・・・・・・・・・そこまでするか?とも思うが、そこまでして聴く価値があるのだ。


さて昨日、2018年3月17日の「ウイークエンド・サンシャイン」は

ニーナ・シモンの「ジンハウスブルース」がかかって、ああ!

浅川マキの「ジンハウスブルース」はこれがモトだった(ピーターさんがそう言ったのではないよ)のだな、

と推察して・・・感動した。

歌詞も、英詞の聞き取りは苦手、というか出来ないのだけれど、

聞き取れた範囲内では・・・浅川マキヴァージョンはきっと、直訳に近い感じだったのだろうな、と思った。

思い返せば1990年、僕は浅川マキをまだ名前しか知らなくて、

某大学祭でランブルフィッシュで共演する、という話が決まった時、

主催者から送られた膨大な参考音源の中にこの「ジンハウスブルース」が入っていて、

まっさきに気に入った曲だった。

僕にとっては、初めて聴いた浅川マキの歌(のひとつ)、なのだ。

オリジナルはニーナ・シモンだったかぁ。さすがに、渋いぜ。

ニーナ・シモンのオリジナルヴァージョンももちろん、とても良かった。貫禄。

マキさんのほうがちょっと、色っぽさ、という点では勝ってるかも。


ニーナ・シモンでもう一曲、最高にかっこいい歌モノジャスの「ワークソング」もかかった。

この曲は・・・だいぶ以前、何かのCMで流れて、かっこよさにぶっ飛んで、「何だこれは?」と思っていた曲。

これもニーナ・シモンだったのか。初めて知った。


CMで聴いて感動して・・ということは、あまりないのだが、たまに、ある。

大昔、まだ小学校の高学年くらいだった頃だと思うのだが、

テレビ・・・かラジオかどちらかのお菓子の「ガム」のコマーシャルで

ビートルズの「プリーズ・プリーズ・ミー」が使われていたのだ。黒いガム。

当時はまだビートルズは・・・ほとんど知らなくて(一部の有名曲は知ってたけど)、

単純に、ぶっ飛んだ。最高にかっこよかった。

特に、イントロの楽器の音(後々に、10穴ハーモニカと知ることになる)が不可思議で、アメイジングで。

歌も、ビートも、パワフルで、爆発的で、お洒落だった。


さて、CMで使われていて、それで聴いてかっこよさにぶっ飛んだ曲、というのがもうひとつあって、

それは「すべての人の心に花を」だ。

CMで使われていたのは喜納さんのオリジナルヴァージョンではなくて、

誰か女の人が、アカペラ、かそれに近い形で歌ってるもので、それでも、すごく良かった。参った。

確かTDKのカセットテープか何かのCMだったんじゃないかな。

僕は中学生だったと思う。

「泣きなさい 笑いなさい」という歌詞は一種、究極だよな・・と思ったのを覚えている。


昨日のラジオの話に戻る。

トラックで仕事中にラジカセでラジオをカセットに録音する・・・のは簡単そうだが、

簡単ではない。何しろ仕事中にそんなことやってるの気付かれたくないし、

場所によってラジオの受信状態も変わるし、電源も、エンジンを切るたびに切れたりする。

でも、昨日の放送は、ほとんどバッチリ録れた。ふふふ、ちょっと慣れてきたな俺、などと思いつつ

走行中に聴きなおすと、

「ジンハウスブルース」と「ワークソング」のところだけ、電源のトラブルで録れていなかった。

とほほ。どういう偶然だよ。

あの2曲だけで今日は大豊作だったよな、後で何回も聴こう・・・・と思ってたのだが。


でも、「聴けた」だけでラッキーだったのだ。本当にそう思う。



こうなったら 昨日ピーターさんが紹介していたニーナ・シモンの

二枚組みの、初期シングルを集めたベスト盤・・・買うしかないな。










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