いろんな物事が、時間の経過と共に少しずつ、少しずつ、「悪くなっていく」と
我々はつい、思いがちだが・・・・・
(「エントロピー理論」は究極的にそういうこと言ってるし、近年のディランのアルバムタイトルもそうだった。)
決してそんなことはない。
「良くなっていく」ものごとだって、ある。
何もかもが劣化していくわけではないのだ。
ニンゲンとしてこの世にのさばっている時間が長ければ長いほど、
我々は多少は、
「賢くなって」いる・・・と思たいし、
「打たれ強く」もなっているはずだ。・・・願わくば。
昔の僕は、今みたいに「図太く」なかった。
他人の言うことに、いちいち傷付いて、その都度、深く落ち込んでいた。
馬鹿だ。
まったくそんなの、「他人の足を引っ張りたがる奴ら」の思う壺じゃないか。
今は、何を言われてもほとんど、気にならない。
嫌われても、全然平気。
これは「おっさん化」ではない。
僕は
19の僕のまま、「タフさ」だけを身につけたのだ。
何も失うことなく、この過酷で意地悪な世界の中で、生き残ってきたのだ。
そのことを誇りに思おう。
今日も今日とて、夜明け前の早朝に、
嵐のような大雨の中をバイクに乗って仕事に出掛けた。
雨合羽と、ヘルメット用シールドと、雨天用ゴム長ブーツは偉大だ。人類最上の発明かもしれない。・・・・・いや、違うかもしれない。
大雨はバイク乗りには、ちょっとだけ堪えるのだ。
でもまぁ、そんなことぐらい、ブログに書くまでもない(書いてるけど)。
しかしそれなりにアレなもんだな・・・・・・って言うかさ、
誰も劣化なんてしてないんだってば。
俺も、君も。
あえて言うなら、深みを増しただけだ。
苦悩も、
幸福も、
喪失も、
叶った夢も、
叶わなかった夢も。
全部、ただ、深みにハマっただけ。