こんにちは。
桑原通夫です。
WTOなんて全く機能しない・・
という情報も流れていますが
今、WTOは逆風にさらされているらしい。
西側諸国対中国・ロシアの地政学的対立や
貧富の格差の拡大等で
貿易と政治が絡み合い、WTOに対する
非難とそれに伴う保護主義的処置・・等、
WTOはますます難しい局面に
立たされています。
このような自由貿易の失敗に気付いた
トランプ大統領は・・
アメリカ・ファーストに切り替えた・・
ということです。
WTOとは・・
各国が自由にモノやサービス等の貿易が
できるようにするためのルールを決めて
貿易障壁の削減と撤廃を目指して、
加盟国間で貿易交渉を行っている国際機関
のことです。
WHOは自由貿易の番人である・・と
言われていましたが
近年では保護主義的な動きが増え・・
米中貿易摩擦を例にとっても、番人とは言えず
ほぼ機能不全状態に陥っています。
2019年末以降・・
加盟国の足並みに乱れが生じ、
WTOの重要な柱である貿易紛争の処理機能を
停止させる事態を招いています。
その主な要因は、
アメリカが上級委員会を拒否したことです。
米国はWTOの紛争処理機関で、
最高裁の判事に当たる上級委員会の
委員の 再任 を拒否しました。
これにより、同委員会が事実上
機能不全になっているようです。
WHOの紛争処理には3人の上級委員が
必要とされるが
米国が再任・指名を拒否したことで
制度は紛争処理機能が作動せず
事実上崩壊した・・ということのようです。
自由貿易とは名ばかりで
貿易紛争に対する処理機能が
停止状態である・・
この度のトランプ大統領による
相互関税・・の方針も
対中貿易摩擦の解消に向けて
打ち出されたもので
中国の出方次第では
長期戦略になるかもしれません。
もちろん中国は、アメリカの相互関税処置は
WTOのルールに違反している・・と反発。
アメリカが国際社会の利益を顧みず
かたくなに関税貿易戦争をしかけてくるなら
とことんつきあってやる・・
と強気です。
するとトランプは、
報復関税を撤回しなければ、さらに50%追加すると
発表しました。
つまり、今までを合計すると中国に対する関税は
104%となるようです。
ということはアメリカの業者が中国から1万円のものを
輸入する場合・・さらに1万円以上の関税を
支払うことになります。
商品価格よりも関税が高くなる・・という話です。
ということでトランプ関税は世界中に
対外貿易施策の見直しを余儀なくするものです。
アメリカを食い物にするのはけしからん・・
というわけですが、
これにはアメリカ内部からも不安視する声が
聞こえてきます。
一方の中国も・・
長引く不動産市場の危機と失業率悪化の
影響等もあり、国内需要は冷え切っています。
この度の関税はこのような状況を
さらに悪化させる懸念がありますので
簡単には引き下がれないでしょうね。
最後までご覧いただきありがとうございます。


※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます