飛んでいた蝉が私にとまった。
やった!
幼い頃から大好きな蝉。
7歳半まで京都で過ごす。
近くの神社で蝉を捕るのが好きだった。
夏は毎日蝉と遊んだ。
京都の左京区、修学院は
私が幼い頃は田んぼの広がる田舎だった。
カエルとかバッタとかミミズとか・・
小さな生き物と遊ぶ毎日。
そのせいだろうか、
大人になった今でもやたらと虫がよってくる。
気づくと何かが私にとまっていたりするので、
よく、虫フェロモンを出していると言われるほどだ。
ただし例外なく、蜂やアブもよってくる。蜂には以前刺されたし、
つい先日、アブにも噛まれた。それはそれはすごく痛い!
彼らは意外と力が強くて、ぎゅっとしがみついてくるし、しっかりと噛む。
それが野生。
犬や猫のように飼い慣らされて、人間になつくとはあまり聞かない。
植物のような手入れも許さない。
小さくても野生のままだ。
もちろん苦手な虫もいるけれど
愛おしいやつもいる。
少なくとも、私によってきてくれるのだから・・・。