インドで作家業

ベンガル湾と犀川をこよなく愛するプリー⇔金沢往還作家、李耶シャンカール(モハンティ三智江)の公式ブログ

現地日誌/雨上がりのハイビスカス

2009-05-26 02:43:51 | 季節・自然
<5月25日>
昨夜小嵐が通過して、一晩中雨が降ったことで、今日は一気に涼しくなっ
た。
今朝、キッチンの窓から庭を除くと、ハイビスカスが四個も花をつけて
いた。夜間の長雨で生き返ったように潤い、みずみずしい緋の花弁を閃
かせる。目に染み入る鮮やかさで、思わず感嘆の息が漏れていた。

                                

つややかな緑の潤いを取り戻した庭木たちも、この雨でほっと人心地つ
いているかのよう。
埃っぽかったホテルの外壁や、コッテージの屋根も雨に洗われ、見違え
るように美しくなった。

             

これからモンスーンに突入すると、草木はものすごい勢いで繁殖しだす。
緑の反乱というくらい、うちの庭はうっそうとした樹木に覆われる。そ
れを見越して、剪定するのだが、丸刈りにされた庭木を見るたび、一抹
の哀れさを催さずにはいられない。でも、そうしないと、ボーボーに
なってしまうのである。
それに、雨季でほぼ毎日雨に打たれているうちに、すぐ伸びてちょうど
いい案配ぐらいに成長しだす。

                   

お百姓さんにとっても、恵みの雨。
雨季の多寡は、インド経済に大きな影響を及ぼすのだ。

ハイビスカスが大好きな私は、今日は一日中うきうき。

浜に出ると、低気圧のこともあって、本来なら引き潮なのだが、沖は高
波だった。ごぼごぼ波がものすごい勢いで湧き上げる。
荒波の胎動はこちらの心臓にまで鳴り響いてくるほど。
でも、雨が止んだ今日は、わりと多めの人出があり、汀に足を浸す人々
もちらほら、漁師の子供たちが投げ網で収穫しているのも目に入った。
こういう時化気味のときは、たくさん魚が獲れると聞いたことがあるが、
ビニール袋には貝や小魚がぎっしり詰まっていた。

                         
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総選挙速報(銀座新聞連載)

2009-05-26 02:39:26 | 私・家族・我が安宿
5月22日、第二次マンモハン・シン内閣が発足しました。
厳かな宣誓の様子や、主要閣僚名を知りたい方は、下記をご覧ください。

http://www.ginzanews.com/report/1223/
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