佐世保便り

2008年7月に佐世保に移住。
海あり山あり基地あり。そしてダム問題あり。
感動や素朴な疑問など誰かに伝えたくて…

楽しい詩

2010-10-05 | 雑感

先月からせっせと新聞の切り抜きをしている。

「佐世保音声訳の会」に新しい雑誌グループができ、
私が所属する「西海アラカルト」からも4人のメンバーが、そちらへ移籍した。

その方たちがやっていた仕事を残った者で分担しなければならない。
会計だの機械操作だの・・・

私は一番易しい記事集めをさせて頂くことにした。

おかげで、新聞をぜ~んぶ見るようになった。
これまでは、だいたい目を向ける面は限られていたけれど、
どこに貴重な記事が隠れているかわからないから。

2,3日忙しい日が続くと、まとめて見るから、とても時間がかかる。
思ったよりちょっとたいへん・・

でも、今まで気づかなかった楽しい記事の発見も多くて、得した気分でもある。

一昨日の紙面には、「キッズわーるど」というページがあり、
こども向けの料理レシピや、経済の話題(今回は円高について)、漢字物語などのコーナーがあった。

中でも2つの詩がとても楽しかったので紹介したい。

 

      わかってる

                 長崎南山小6年 小畑光生(おばたみつき)

   お母さーん

   はーいお茶ねー

   「え、なんでわかったの!?」

   「そりゃあんたのお母さんば12年やっとるけんね」

   みつきーちょっときなさい

   うわ…おこられる。

   おこるからいや

   ようわかったなー

   「そりゃお母さんの子どもば12年やっとるけんね」

   おーいみつきー

   「かきごおりやろクロざとう」

   「おう、よーわかったな」

   「そりゃお父さんの子どもば12年やっとるもん」

   もう言い方で何を言うかわかってしまう。

   仲良しな母と子と父 これからも楽しく仲良くすごしていきたいです。

 

 

       オレたち光兄弟

                長崎市立橘中1年 大町光史(おおまちみつふみ)


   僕の名前は光に歴史の史で「光史」(みつふみ)

   弟の名前は光に久米宏の宏で「光宏」(みつひろ)

   M78星雲、光の国からやってきたらしい。

   ウルトラマンのように強くてたくましい、

   心の優しいヒーローになるように

   両親が名付けてくれた。

   ちょうど10年前、

   父と一緒に弟の誕生シーンに立ち会った。

   「猿みたいだな」と思った瞬間から、

   兄と弟の戦いは始まったのだ。

   今では顔さえ見ればケンカ、

   うるさい、うざい、うっとうしい。

   たまにサッカーやゲームの話で盛り上がる、

   ゆかい、楽しい、おもしろい。

   何かと口やかましいウルトラの母と

   いつも冷静なウルトラの父に見守られ、

   次々と出現する最強の敵にも負けずに

   兄弟仲良く立ち向かっていくぞ。

 

こどもの詩は、とても正直だ。だから楽しい。

いや、こども自身が正直だからこんな詩が書けるのだ。

正直に書かれたものは、まっすぐに伝わってくる。

感じていることをありのままに言葉にすると、それで詩ができるのに、

大人になると、どうして正直に言葉にできないのだろう。

より伝えたいと言葉を選んでいるうちに、自分の本音を見失ってしまっている。

自分の本心を探し出すのに苦労する。

私の引き出しの中のよう・・・

コメント (1)    この記事についてブログを書く
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1 コメント

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いいですね (bonchan)
2010-10-06 01:50:40
 いいですね。素敵ですね。
ただ、今政府が進めている「幼保一元化」には疑問を持っております。
少し論点がずれたかな?
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