ペドロランド日記

スペインの国際村「ペドロランド」を中心にフランスとイギリスに発信地を移しながら、日々の出来事を綴っています。

フランスの家(3)

2005-12-23 23:01:53 | 旅行
今日のイギリスは

最後に居間を。2つフランス窓がついているくらいで、この部屋はわりと大きめだが、2つの寝室が小さいのがちょっと不満。

写真中央にあるのは暖炉だが、フランスの地方で都市ガスが引かれているところは少ないようだ。ここも、燃料は薪。フランスは70パーセントが原子力発電であるため、電気代が安いという話である。湯沸しボイラーとセントラルヒーティングは電気のようだ。

この家は遺産相続売りのようで、一部の家具は残るようである。イギリスだと、売買契約書にそれぞれの部屋のランプのかさまで何が売り物件に含まれるのか、はっきりと売り手が指示しないといけないのだが、フランスはそうではないようだ。フランス人の趣味はちょっと重すぎる(濃い色の木材を使ったものが多いので、暗い)のだが、とりあえず座る場所があるのはありがたい。

この家は袋小路の奥にあり、道路から裏庭に回ると正面玄関があるという不思議な造り。現在2寝室だが、車庫部分を改造して、もう1部屋作りたいと思っている。トイレは風呂場とは別に独立してるのだが、不思議なことに(でもフランスではよくあることに)手を洗う場所がない。フランス人はトイレで用を足した後、手を洗わないのか?トイレの隣がバスルームなので、トイレから出た後すぐに隣で手を洗うことはできるのだが、トイレとバスルームのドアノブが不衛生になりそうな気がする。日本のトイレのように、水槽の上で手を洗えるトイレがあると、現在の狭いスペースでも、トイレの中の手を洗えることができていいのだが。

風呂場を改装するときには、意味の無いビデを取り除いて、もう1つトイレをつけたいというのがわたしの希望。なぜかわたしにはトイレに対する執着があって、人数分のトイレがどうしてもほしい。イギリスのビーン村の家には、住人2人に対してトイレが3つあり、これはわたしの理想の家であった。トイレが2つ必要になることはめったにないだろうが、万が一2人同時に食中毒になったときに便利でしょう?

というわけで、この家は居間・台所・小さなダイニングルーム・トイレ・風呂場・2寝室・小さなユティリティールームと車庫からなる。それに別棟として車2台分の車庫。フランスの不動産は、この付属の建物が特徴だ。多くの家に車庫や物置、時に巨大な納屋とかが付いて来るので、グリコのおまけのようにうれしい。中には、同じ敷地内にある2つの家が1つ分の値段で買えるなんていうお買い得品まである。フランス人はあまり家の手入れをしないで放っておくから、荒れ果てた安い物件をイギリス人の本職の大工や日曜大工の好きな人が買って自分の好みに大改造するというのも、よくある話である。



最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
そうです! (blue hippo)
2005-12-28 04:06:22
確か 数ヶ月前にフランス厚生省?が調査した結果、トイレの後に手を洗っている人が少なくて どうのこうの・・・というニュースを見ましたよ~。ははは



薪ストーブはいいですよね!

僕の大学の建築の研究室OBが建てた山荘に暖炉があり、その薪が燃える音とか、なんともいえない柔らかな暖かさが大好きでした。

冬の夜に薪ストーブがある部屋で読書!・・・なんて最高ですよね。

やっぱり! (みちえ)
2005-12-30 18:23:35
やっぱり、トイレの後に手を洗うフランス人って少なかったのですね!ああいうトイレの造りだったら無理もありません。



ちなみに、昨日テレビを見ていたら、たまたま同じアンケートがイギリスでもあって、76%の人がトイレの後手を洗うそうです。フランス人のパーセンテージはずっと低いのでしょうね。

コメントを投稿