気ままなあれこれ日記

60代主婦が、日々の雑事から感じたことを日記にしました。

2009-10-20 20:19:14 | Weblog
今日は、校外学習で、川の堤の跡を訪ねて歩いた。
約100人の子供たちを4人の職員で、引率する。

最初に行った堤は、奈良時代というので、かなり古い。
現在の川に比べて、ずいぶんと西を流れていたことが分かる。
勝手な想像だが、今のように土木技術が十分ではなかっただろうから、
川の流れは、大水のたびに変化していたことだろう。
そして、人々を苦しめたことだろう。

2つ目の堤は、江戸時代だ。今は、ゴルフの練習場の一角にある。
というのも、堤のあとが、盛土になっていて、緩やかな傾斜があるからだろう。
こちらは、庄屋だった彦助さんが、人柱になって、洪水を治めようとしたという伝説のある堤だ。
昔の人の自然を畏敬し、自ら犠牲になるという精神に子供たちは、、どう思っただろう。
400年前の人は、自然の力にただ畏怖するしかなかったのか。

古い堤の跡を見学して、今につながる歴史を感じた。
こういう遺跡とか史跡とか、半分くらい眉唾かもしれないが、
伝説として人々に口承されてきたことに
時代の変遷を思う。