夕方、外に出たら、ハーブの枝にキアゲハがとまっていた。
急いで、デジカメを取りに家に入る。
家の裏にあるハーブは、もう葉を落とし、茎も茶色になり
次の世代に交代する準備中のようだ。
そこに、夕闇の中、ボーっと黄色のキアゲハが
静かにとまっていた。
私が、暗い中で、おおよその勘でシャッターを押す。
一瞬光るのに、身じろぎもせずに、まだ、じっとしている。
そのあまりの静止状態の恍惚感に、目を疑ってしまった。
飛ぶ昆虫の動きではないのだ。
仏像に対峙しているような
静物画を注視するような
まるで、息をしていないかのような
静寂。
急いで、デジカメを取りに家に入る。
家の裏にあるハーブは、もう葉を落とし、茎も茶色になり
次の世代に交代する準備中のようだ。
そこに、夕闇の中、ボーっと黄色のキアゲハが
静かにとまっていた。
私が、暗い中で、おおよその勘でシャッターを押す。
一瞬光るのに、身じろぎもせずに、まだ、じっとしている。
そのあまりの静止状態の恍惚感に、目を疑ってしまった。
飛ぶ昆虫の動きではないのだ。
仏像に対峙しているような
静物画を注視するような
まるで、息をしていないかのような
静寂。