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差別化ポイントの作り方~知的財産の観点から

2015-02-25 21:08:33 | スーパーものづくり補助金
差別化ポイント

ものづくり補助金を申請するに当たって、差別化ポイントは非常に大切です。

どうやって、作り出すか?

視点を変えれば、色々あります。

例えば、品質を高める、生産法の改良で工程や工期を短縮、材料の変更で新たな機能を付与など、多数あります。


中でも、特許情報の活用(=先行技術調査)がお勧めです。

わが社の製品には、特許は関係ないという会社にも特許情報(先行技術調査)は、大変有用です。

特許を取らなくても、わが社の製品に関係する特許情報を知ることは、大変有益です。


1.競合他社の特許情報がわかる

  わが社が差別化ポイントと考えている製品のアイデアが、どの程度、他社と差別化されそうかが開発前に分かる。

  そのため開発にかかる投資を減らす事が出来、アイデアをブラッシュアップしたければ、他社技術をベースに

  独自なアイデアを考えれば済みます。

  必ずしも、御社が特許を取るつもりがなくても他社の特許情報を活用しない手はありません。

  大手企業では、当たり前に他社の特許技術調査をして情報をウオッチングしています。

  特許データベースは、インターネットさえ利用できる環境があれば、どこででも場所を選ばず、無料で利用出来ます。

  特許データベースは、特許電子図書館(IPDL)と呼びます。

  IPDLのトップ画面の中の特許・実用新案検索に合わせて、公報テキスト検索を選んで下さい。


  公報の種別を選び、検索項目を選択し、キーワードで検索すれば、関連する特許が出て来ます。

  最初は分かりにくいですが、使い方はちゃんと掲載されていますので利用して見て下さい。

  どうしてもわからない場合は、各県に知財総合支援窓口で丁寧に教えてくれます。

  無料ですので、是非ご活用ください。


  


2.その技術分野の技術動向が分かる

  特許には、課題、解決方法などがテキストや分類記号で記載されているため、その技術分野の課題解決(特許取得)状況

  の表を作成すれば、一目で業界における競争の激しい所と競争の激しくない(狙い目のポイント)が、上手く活用すれば

  わかります。

  例えば、以下のようなバブルチャートで表現されます。


情報検索のプロの酒井さんのブログに、やり方が詳しく紹介されています。

また、先行技術調査から、色々な分析をやった事例も、例えば下記のページに紹介されていますので、大変参考になります。

参考にしてみて下さい。

勝ち組になるための特許活用ノウハウ勢揃い
-特許ポートフォリオの分析と構築-






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