貢蕉の瞑想

青梅庵に住む貢蕉の日々のつぶやきです。

おびんずる様

2018-09-02 08:46:46 | 日記

おびんずる様

平成30年9月2日(日)

 今朝は雨中歩行禅。

 小作の堰の中央付近に、烏が

四羽。親烏が手前20メートルの

堰の欄干で見張り。父親か?

そして、通路で二羽の子烏が何か

餌を啄んでいる。

 そのちょっと先の欄干に、母烏(?)

が見張り役?

 初の光景にちょっとびびるが、

数日前に、小作の堰付近で、以前どなたか

命を亡くされたのか、その供養に花束と

飲み物と菓子袋が二袋置いてあったのを

思い出す。

 子ガラスが、袋を破り朝食代わりに・・

ということを察知する。

 烏の家族の連携もさすがだが、

供養する人も供養だけの気持ちで、

生き物の生態も考慮して・・・・と

思う。

 半年に一度、必ず花や食べ物、飲み物

をただ供えておられる。

 花も缶も、放置すれば唯の塵と化す。

 片付けにも来られず、結局は管理者の

仕事となっているようだ。

 哀しいことの重なりか・・・・。

 そして、今朝は山寺下山。

 

  「おびんずる様」を撫でて、

 行在所からの下界の風景を堪能し、

修行の岩場を臨む。

 

「釈迦ヶ峰」と呼ばれ、危険極まりない

岩場を通り、お釈迦様の御許に至る行場。

出世や欲望のための修行者が岩場から

転落したことも多かったと伝えられて

いる。

 百丈岩の上に立つ開山堂は立石寺を

開かれた慈覚大師の御堂。

 この御堂が建つ崖下にある自然窟に

大師の御遺骸が金棺に入れられ埋葬さ

れている。

 御堂には大師の木造の尊像が安置さ

れており、朝夕、食飯と香が絶やさず

供えられ護られているという。


 向かって左、岩の上の赤い小さな堂は

写経を納める納経堂で、山内で最も古い

建物。

 またここより向かって右上には五大明王

を奉る五大堂。

 舞台造りのこの御堂からは山寺を一望

でき、絶景を楽しんだ。


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